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2008.09.04
テーマ：京都。(6066)
カテゴリ：テレビ
 京都の史跡 『寺田屋』さんに行って来ました 寺田屋さんの前でワタシたちは そこに数台のテレビカメラを構えた人たちがいるのを見ました ナンだろうね なんかの取材かなぁ～など言いながら とりあえずは 『寺田屋』さんの観光に扉を開けるワタシたちなのでありました 『寺田屋』さんと言えば思い出すのは  この御方『坂本龍馬さん』デス 龍馬さんは土佐藩出身、京都滞在の折りは こちらの『寺田屋』さんを常宿としておりました 今回は龍馬さんの常宿ってよりも もうヒトツの事件があった場所として 『寺田屋』さんを見学に来ました それは・・・ 『寺田屋事件』の方ですねぇ ここ京都伏見の「寺田屋」で 薩摩藩士同士が同士討ちをする事件が起こりました 文久２（1862）年４月23日 薩摩藩士有馬新七を筆頭とする尊攘派が 「寺田屋」の一階で京都所司代襲撃を計画 「寺田屋」集結との情報を得た島津久光は 念願の朝廷との面通しを果たした直後 これからと言う矢先 今、自藩から暴発者を出すのは何としてでも避けねばならず 急いで 奈良原喜八郎、大山綱良らを鎮撫使として現場に送り込んだ そして・・・ 「寺田屋」の此処の部屋が 有馬新七ら９名が 命を落とす同士討ちが繰り広げられる惨劇の舞台となった  有馬は組み合った相手と共に 刀で自らを突き刺させる自決のような最期を遂げた
(寺田屋二階の床の間に掛けられた軸の中には「有馬新七」の名が読み取れる) 二階には西郷吉之助の弟の西郷信吾ら、まだ若い薩摩藩士たちもいた これ以上のは無駄死には無意味と 生き残ったものは西郷達を説得し薩摩に強制的に送り返した これが『寺田屋事件』である  寺田屋の外にある庭には 『寺田屋事件』があった事を示す碑と・・・ 有馬新七の名による「誓いの楠」なる楠が植えられている この事件をきっかけに 島津久光は朝廷からの信任を得て 幕政改革へと繋がる勅許を手に入れる 言わば 薩摩が日本の政の表舞台へと 大きく名乗りをあげた出来事・・・ なるほどなぁ～ ココが その歴史の転換ともなる事件があった現場と思うと やっぱり身が引き締まる想いがします そうか、そうかと 「寺田屋」さんを後にしようと歩き出した途端 表で張ってた インタビュアーのイケメンお兄さんと ビデオカメラが一台近づいてきた 「中でご覧になられたんですよねぇ」 （入るところから出るところまで見てたじゃん） 「どうでしたか？ご覧になられて？？」 「ど...どうって...良かったですよ」 「やっぱ感動しましたか？」 坂本龍馬のファンだと思ったらしいので 今回は「寺田屋事件」の方に注目して来ましたと答えると 実は・・・と取材をしている理由を話し出した 「寺田屋事件で有馬たちが死闘を繰り広げたのは 寺田屋内部ではなかったかもしれないんですよ～」 「え？？じゃ、どこで？？」 「表か、それか寺田屋さん自体の建物が実はもう少し大きくて 焼失して半分位になったので、そっちで・・・とか」 「マジですか？？？」 他にも 二階の刀傷や銃痕跡はホンモノだと思いますか～？ 坂本龍馬の窮地を救った時に おりょうサンが入ってた風呂桶はホンモノでしょうか？  （コレは正直怪しいなぁ～って感じはした） もし、これらがホンモノではなかった場合 観光史跡としての価値があるかどうかと言う事で イマ調査が始まっているらしく 京都の観光ガイドから一時的かもしれないけど 「寺田屋」さんの名前が削除されているというのである 「ホンモノだと思っていたものが実は違っていたとしたら・・・ アナタはどう思いますか？」 ははぁ～それを見学客に聴きたいわけか・・・ 確かにね ホンモノだとしたら貴重な刀傷の所に紙張るか？とかね  イマも宿屋として営業してるから仕方ないとしても クーラーを剥き出してつけるかなぁ～？とか 額とか軸とか壁を消さんばかりにぶら下げてるのも 気になりだせば気になるところは幾つもあった たくさん、いろんなモノを見せようと 当時を再現してくれる解り易いサービスかなぁと 好意的に感じれば感じる事が出来る それが ひょっとしたら偽物かもしれない・・・とはねぇ 時代の空気は確かに伝わってきた 鴨居や天井の低さ 狭い室内 コノ中で数十人の死闘があったら そりゃあ、 部屋中もの凄い事になってただろうなぁ～とか 有馬さんを差し貫いた刀傷はどこ？ それにしても 後始末は大変だったろうなぁ～とかね すぐ宿として営業は出来なかっただろうなぁ～ それでも 龍馬さんたちはココを常宿として使ってたんだぁ 凄いなぁ～とかさ  おりょうさんが この階段を駆け上がってきたのか～とか 現場に立てば、 その時の息づかいまで想像して感じる事が出来る さぁ～ 真偽はどうなんでしょうね 判明するんでしょうか？？？ したところで どうなるんでしょうねぇ～ ワタシ的には ホンモノであれば良いなと思うだけですが・・・ とはインタビューでは答えなかった だって何に使われるかワカンナイし  いずれにしても・・・ 「寺田屋」さん 注目を集めている事だけは間違いないようです   前 ＜寺田屋編＞ 後 ↓ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2008.09.05 20:55:17
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