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ブログ版 南堀江法律事務所

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Bar UKからのお知ら… うらんかんろさん

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2007/01/03
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カテゴリ:雑感
今年も当ブログをよろしくお願いします。
相変わらず大したことは書いてませんが、ヒマなときにチラとでも覗いてください。

正月なので事件や法律に関係のない話。
去年、いじめその他を原因とする自殺が問題となり、当ブログでも、生きることの意味について書いたりしました。
これに関して最近なるほどと思った文章を2つほど紹介したいと思います。

1つ目。
新聞のコラムで流し読みしたもので、何新聞の誰の文章だか、そのとき確認しなかったので忘れましたが、こんな話。

その著者が四国八十八か所めぐりをしたときのこと。四国じゅうを歩きまわって、脚がいうことをきかなくなったり、体のあちこちが痛くなってくるのを、たまに休めたり、水を飲んだりして、体の各所をなだめすかすような気持ちで歩いたと。
体全体が一つの社会であり、体の各部署の担当に中央(頭脳)の指令を伝えて、不満が出ないように社会(体)を動かしていくような気持ちになったとのこと。
そう考えると、自殺というのは、中央(頭)の判断だけで、社会(体)全体を滅ぼしてしまうという暴挙なのだろうという考えに至ったと、そういう話でした。

肉体は生きている。生きようとしている。生きることの意味は「肉体が生きて活動していること」そのこと自体であって、自殺はそれを頭だけの判断で否定することになるというわけです。

2つ目。
月刊「たる」という、お酒関係のコラムやエッセイが掲載される月刊の小冊子があります。落語家の立川談志氏がコラムを連載しているのですが、1月号でこう書いてます。

「考えてみりゃ人生なんてたいした意義はない。(中略)けど、困ったことに、この人間、意義とやらを持たせないと暮らせない、という代物である。なら、意義なんて小さいほうがいい。割り箸眺めて一日中暮らしていられりゃそれが一番である」

人生に、小難しい顔して究明しないといけないような「意義」などない、私もそう思うし、去年このブログでも書いたとおりです。
何かの意義がないと生きれないというのなら、酒を飲んで割り箸でも眺めて暮らすこと自体が人生の意義・目的だ、と考えれば気楽なものだ、というわけです。

頭で小難しく人生を考えるから、要らぬことで悩んでしまう。それよりは、仕事や運動や八十八か所めぐりでもして肉体と対話しよう、そうすれば、こうして生きていること自体が人生の意義だと思える。
仕事や運動が面倒なら、酒でも飲んでればいい。そうして楽しく過ごしていられること自体が人生の意義だと思えてくる。
明日もそんな日を迎えるために生きている、それが人生なのだと思います。今年もそんな気持ちで生きていこうと思います。





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Last updated  2007/01/03 09:39:13 AM



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