寝たふりもできず
2010 8/13(金) こんにちは minminです。 遊園地でもなく プールでもなく ゲーセン ショッピングセンターでもなく・・・。「気分転換にどこかへ連れて行ってあげてください」と義父の施設の医師からは私の顔を見るたびにそう言われます。外食や受診の後のコーヒーぐらいでは もうダメなのでしょうか。 先日は義母とshinと4人でお墓参りをしてみました。外出=帰宅と考えてしまう義父なのですがとりあえず勘違いのまま有料道路に乗り鎌倉の霊園を目指しました。 車の中ではずっとず~~~~っと「ボクは幾つだ 今日は何月だ 孫は何人だ…」等々数種類の質問をくり返していましたが知りたいこと 知っておきたいことは即ち気になることなのでしょう。「今日は8月8日 お年は88歳。八にご縁がありますね」と3人が代わる代わる答えました。私は運転に集中したかったのですが まさか寝たふりをするわけにもいかず・・・。TVのゲーム番組みたいに答札を作ってくればよかったね~なんて苦笑しながらの5時間でした。 昼食に寄ったお店で席順を待っている時でした。1歳半くらいの女の子が両親と若いおばあちゃん風の女性とお店に入ってきました。靴を脱がせてもらいパパと手をつなぐとどうしたことかそれはそれは見事な爪先立ちでその女の子は廊下を歩き出しました。誰かに教えてもらったようでもなく とても自然な安定した足取りに思わず拍手をしたくなったのですがついさっきのお墓での義父の覚束ない歩行や娘達の幼い頃の様子とも重なり 何だかちょっと複雑でした。 八朔と 云う名の町に 暮らせども 齢も知らず 八月も知らず