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読者の方からの呼びかけで、オンライン署名サイトの「おかしなフィギュアスケートの採点をなんとかしたい! 」という署名プロジェクトの立ち上げに協力させていただきました。
是非お読みいただき、ご賛同いただけるかたは署名をお願いいたします。今回の提出先は「団体戦」なる無駄な試合を放送する予定のテレビ朝日ですが、スケート連盟への要請としても文章が活用できると思います。 諸悪の根源はなんといってもダウングレード判定。これには「回転不足ジャンプなのに認定されたりされなかったりする」という判定への不信感、および「ダウングレードされるとGOEでも減点となるため、失う点が多すぎる」という制度上の問題があります。この制度上の問題はもともとあったものですが、今季から判定が厳密化されたため、本来のジャンプの評価とかけはなれた点が頻出し、採点の正当性をゆがめています。 もうひとつはGOEによる加点・減点です。 GOEにからめた詳細説明の3のcがちょっとわかりにくいかもしれませんが、ジャンプの加点・減点については、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%A8%E5%BE%97%E7%82%B9 をご覧ください。つまり、トリプルアクセル以外の3回転ジャンプはマイナス3からプラス3まで、GoEジャッジがつけた点がそのまま反映されてしまうため、「異常な加点」と見てる者が思う点数が与えられてしまうのです。一方でトリプルアクセルや4回転は減点が過剰(ジャッジがマイナス1とつけてもマイナス1.4、マイナス1.6というように減点される)なため、難しいジャンプを跳ぶ選手には不利になっています。一方で、2回転ジャンプは加点も減点も過小であるため、大きな影響がないのです。3回転ジャンプの加点・減点もこれ(2回転ジャンプの加点・減点の反映のしかた)にならうべきです。現在のアクセル以外の3回転ジャンプの加点・減点は、客観的であるはずの基礎点を匿名の主観点であるGOE点でないがしろにすることにつながります。 それぞれのジャンプの質を評価して点に反映させることに反対はしませんが、程度の問題です。ダブルアクセルは加点のみ3回転ジャンプと同じくジャッジの点がそのまま反映されるのに対し、減点は2回転ジャンプに準じる程度に過小です。ですから、ダブルアクセルをきれいに跳ぶと、それよりはるかに難しいはずのトリプルループの基礎点である5点以上の点が与えられるなど本末転倒な現象が起こっています。こうした例は枚挙にいとまがありません。主観による加点・減点にこれほどの点数を幅を与えるのは、ジャンプの正当な評価という意味においてもきわめて不適当です。 もう1つの問題点は、GOEや演技構成点を「誰が何点つけたか」が匿名で、公表されないことです。この不透明性がファンの不信感を招いています(参加したジャッジの名前自体は、技術審判、演技審判とも公開されています)。 演技構成点も、匿名で採点が行われるため、特定の選手に対して他のジャッジとあまりにかけはなれた点をつけるジャッジがいるなど、責任をもった審査が行われているのかどうか、ファンは疑いの目を向けています。「誰が誰に高い点をつけ、誰が誰に低い点をつけたのか」を明確にすべきです。 署名は実名のみですが、「匿名希望」にチェックしていただければ実名が公表されることはありません。 署名サイトは・・・ http://www.shomei.tv/ の左端のカテゴリーの「その他」→タイトル「おかしなフィギュアスケートの採点をなんとかしたい!」です。 あるいは、こちらから直接いけると思います。↓ http://www.shomei.tv/project-603.html 「そういうことして何になるの?」と思われるかもしれません。しかし、意見を伝えることはそれなりに意義があります。 Mizumizuは昨シーズン、エッジ問題で、キム選手のフリップが中立に入るクセがあり、ときにアウトに入っていることもあるのでは、と疑いをもっていました。それを日本スケート連盟と国際スケート連盟にメールで意見しましたが、今季1度だけですが、違反判定がでました。曖昧なので、はっきりwrong edgeだとは言い切れないこともあるのですが、少なくともジャッジが注視するきっかけの一助にはなったかな、と思っています。 私たちはできるかぎり客観的で正当だと多くの人が納得できる採点の競技を見たいだけです。 今のフィギュアの点の出方は誰が見たって異常です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.09 19:12:47
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