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昼寝

今回の東京がきつかったのか昼間出かけたあと、夕方、昼寝（夕寝？）した。何回か目が覚めたけど、また寝た。最後に夢を見た、ベトナム戦争の。ゼイゼイ言いながら目を覚ました。若い頃の「ベトナム侵略戦争反対」運動の夢ではなく、現在のＰＴＳＤ支援の夢。すなわち、心的外傷性ストレス精神障害。自分がその患者である夢。今のアメリカでもイラク帰還兵ですでに始まっているらしいが、一時期はベトナム戦争帰還兵の特徴とされ、敗北者と罵られた。しかし、最近では、第１次大戦、第２次大戦、朝鮮戦争、湾岸戦争、アフガン戦争、、、、あらゆる戦争に送り込まれた兵士共通の病気と認識されている。つまり、良き息子達、よき父達が、戦場では人間で無くなること。そして帰還後、普通の人間に戻るにつれ、戦場で平気で出来た残虐な行いの思い出が次第に自己を破壊し始めること。では、どこの国でもあるだろうと。そう、韓国、英国等では問題視されてきている。翻って日本は。有る。ない方が変だ。関東軍にいた私の父は毎夜、うなされて奇声をあげていた。子供の頃、馬鹿じゃないかと父を思っていた。シベリア抑留の元兵士達はシベリアの苦難を雄弁に語る。ところで満州は？と聞くと、すべて黙り込むと戦争体験取材の記者達から聞く。日本軍の加害者として行った証言を聞くにつれ、ＰＴＳＤを理解するようになるにつれ父の夜中のうめき声が分かるようになった。『美しい国日本』は国民が一糸乱れずアメリカ軍の指揮の下、世界で戦争する国と阿部晋三は思いこんでいるが、そんな国で第２次大戦のＰＴＳＤがあることを認めることはできず、おまけに元兵士は残り少なくなった。戦争は加害者をも破壊する。まもなくアレン・ネルソンの講演会。

日本の青空

今日は久しぶりに映画を見に行きました。現在の日本国憲法の草案を作った憲法研究会と中心となった鈴木安蔵を描いた作品、『日本の青空』ＧＨＱが２週間で草案を作ることができたのは、憲法研究会の草案が提出されたことによるのは有名な話。憲法研究会は自由民権運動以来の日本の民主主義の歴史の検証にのっとって草案を作成。映画になるのはおそらく初めてでしょう。特高に追われて、ついには投獄される鈴木安蔵明治憲法をそのまま残そうとする政府代表と、ポツダム宣言の民主条項の履行を求めるＧＨＱの攻防。日本国憲法の男女平等条項を完成させたペアテ・シロタ最後の、鈴木安蔵が妻に語る「戦争放棄と男女平等は、両輪なのだ」は意味深い。

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