テーマ:気になったニュース(30346)
カテゴリ: 藻緯羅の放談
4月7日深夜、東北地方で
大きすぎる余震が、発生した。 その時、 東北のほぼ全域が「大停電」! そして、 なかなか、復旧しなかった。 さて、その後のニュースによれば、 東北地方の広域大停電は、 需給アンバランスにより発生した もののようである。 東北地方の太平洋側と日本海側の、 需要地域をつなぐ大規模変電所が、 地震に伴う何らかの原因で停止? 当時、 太平洋側の発電能力は大きく損なわれ、 日本海側の発電能力に頼る状況だった。 4月7日深夜の地震で、 この2地域をつなぐ変電所が壊れた為、 日本海側の発電網から見ていると、 瞬間的に需要が激減したことになる。 その結果、 瞬時に電力供給の過大状態に陥って、 発電機が壊れないよう措置がとられた。 もし放置していたら、 発電所自体が壊れていたかもしれない。 とられた措置の結果、 発電能力・送配電能力も機能停止した。 「計画停電」の目的は、 東京電力管内で、このようなことが、 起こらないようにすることにあった。 もちろん、破壊的な大停電を防ぐ為に、 多くの「対応手段」が設けられている。 東北電力が自動的に発電機を止めたのも、 この「対応手段」の一つである。 一時的に需要過大が発生したとしても、 「対応手段」が有効に機能して、 破壊された施設が皆無であれば、 施設点検後、順次、送電は回復するだろう。 しかし、かなりの時間を要するはずである。 もし施設破壊にまで至っていれば、 完全復旧までには、 相当の日数を要することになるであろう。 停電する地域の広さ、復旧までの時間は、 「対応手段」の有効性にかかっているが、 当然ながら、 実際の社会での実験はなされていない。 ・いつ起きるか判らない ・どこで起きるかも判らない ・起きたら、いつ回復するかも判らない それが、 需給アンバランスによる「停電」である。 現政府は、 「計画停電」を取りやめ、「節電」を奨励している。 なぜだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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