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カテゴリ: 藻緯羅の放談
毎日jpの11月26日付記事↓によると、
mainichi...20131127 === 東京都墨田区の病院で60年前、 出生直後に別の新生児と取り違えられた 都内の男性(60)が人生を狂わされたとして、 実弟3人とともに 病院側に約2億5000万円の損害賠償を求めた 訴訟の判決で、 東京地裁は26日、病院側の過失を認め 約3800万円の支払いを命じた。 === 金額が要求の15%であり、 60年前のことなので、 双方、控訴するのであろうか? 取り違えなので、注意して記事を読まないと、 事実関係の把握を間違えてしまいそうである。 引用文の「実弟3人」とは、誰か? 藻緯羅の理解では、 「都内の男性」の実母が、その後、産んだ弟である。 その時点の「長男」は、実母の「実子」ではない。 そのまま養育されたわけだが、 「実弟3人」が、「長男」と容姿が似ていないので、 2009年になってDNA鑑定をした。 この時には、実母・実父(?)は死亡している。 ま、興味半分で鑑定したのだろうが、結果は、 「実弟3人」と「長男」の血縁関係の否定であった。 「長男」が出生した病院に残されていた記録により、 取り違えられたと推定される人が見つかり、 DNA鑑定の結果、血縁関係があり「実兄」と判明した。 この「実兄」が、記事にある「都内の男性」である。 この記事によれば、 「長男」は原告になっていないようである。 なぜだろう? 「実弟3人」が、原告なのも不思議に思える。 判決は、 亡くなっている両親には、 実の子と生活する機会を永遠に奪われたという 精神的な損害が生じていたと指摘して、 相続人である「実弟3人」に、 相続分として、600万円を認めた。 カルテは60年も経てば廃棄されていると思うが、 新生児記録は、永久に保存されているのだろうか? この病院は、保存義務のない文書を保存した結果、 「証拠」を提供することになってしまい、 損害賠償金を支払うことになってしまうのか? それとも、 保存していたことで、真実の証明に寄与したとして、 損害賠償金を減額されたのだろうか? その辺のことは、ネット掲載記事からはわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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