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私はそれほどユニフォームマニアではないですが、他の国のユニフォームを見ているとお国柄が感じられたりして楽しいものです。
台湾職棒、胸のチーム名から背中のネームまで漢字で書いてあるユニフォームは初めて見たときはなかなか鮮烈でした。 やっぱり文字は日本のユニフォームは日本語で、台湾のユニフォームは漢字で、韓国のユニフォームはハングルで書いてあったほうが、カッコイイかどうかは別にして、そのほうが「らしい」ユニフォームっていう気はします。 ●韓国の高校野球ユニフォーム いま韓国では「青竜旗全国高校野球選手権大会」という高校野球の大会が行われていて、私が良くWeb版の記事を読んでいる新聞社が主催らしく、大会の様子が写真つきで記事になってます。 韓国国内のアマチュア野球というのは写真でさえほとんど見たことがなかったので新鮮。 試合の様子や開会式の様子の記事など、色とりどりなユニフォームの写真がたくさん出てきます。 見ていると、中にはユニフォームの胸の部分、学校名の文字が漢字のチームがあります。 韓国では漢字はもうほとんど使われていないということをいろんなところで目にしていたのですが、こういうところでは生き残っているのだなあ、と感心してしまいました。 前にも書きましたが、私はカタカナより漢字のほうが親しみやすいと感じるほうで、たとえば金炳賢投手や宣銅烈監督の出身校は「ソンギュングァン大」「クヮンジュ一高」と書かれるより「成均館大」「光州一高」と書かれたほうがすっと頭に入るもので。 室井さんの「韓国プロ野球観戦ガイド」でも経歴欄の学校名は漢字で書いて欲しいと思っているくらい。 で、調べてみると、上に貼った記事で写真が出てくる「京東高校」や「浦鐵工高」のほかにも、安山工高、世光高、冲岩高といった学校がユニフォームの胸が漢字。韓国では野球部のある高校は50校くらいしかないらしいから、それなりの数。 慶南高(キョンナム高)という学校はハングルと漢字が混ざって漢字かな混じり文みたいになってる上に、「高」の部分が真ん中に入って「キョン高ナム」みたいに書かれてます。変わってますね。 (ぱっと見、「フヲ0高レトロ」かと思った) 開会式の写真を見る限りではやはりハングルの学校が大半みたいだけど、漢字表記もそれなりの勢力はあるようです。 アルファベットの学校も1校だけ写ってます(培材高(ベゼ高)。"Paichai"で「ベゼ」と読むらしい。難しいなぁ)。 韓国の高校野球ではハングル派、漢字派、アルファベット派の3つがあるらしい。 ●伝統校はアルファベット? 日本の高校野球では、ユニフォームの胸の文字は漢字かアルファベットがほとんどだと思います。 どちらを使うかは関係者の好みだろうくらいにしか思ってなかったのですが、前に読んだ週刊ベースボールのユニフォームの歴史のコーナーだったかによれば、胸が漢字かアルファベットかはその学校の歴史と関係が深いのだそうで。 ならば何となく戦前からある伝統校は硬派に漢字で、新興校はアルファベットが主流、かと思いきや、これが全く逆で、伝統校はアルファベット、新興校は漢字が多いんだそうです。 野球が伝わって間もない頃の話で、野球というのはアメリカから入って来た競技なのでユニフォームもアメリカのものを模倣していて、先に広まった大学野球でもアメリカに倣って胸の文字はアルファベットで入れていたので高校もそうなった、っていうことを松山商業のユニフォームが早稲田大に似ていることを例に挙げて説明されていました(かなりうろ覚え)。 韓国ではどうなんだろう? 学校の歴史までは良くわからないのですが、戦前に夏の甲子園に出たことがある学校の一覧を見てみると、徽文高や釜山高には今でも野球部があるようで大会に出ています。 ということは戦前から存在する歴史あるチームってことっぽいですが、ユニフォームはどちらの学校もアルファベット。 「伝統校はアルファベットが主流」なのは日本も韓国も同じ? たった2校のサンプルで言うのも何ですけども。 ま、私の調査能力ではこれくらしかわかりませんでした。 台湾の場合は雑誌や高校野球の大会の公式サイトなどを見た限りでは、漢字のユニフォームしか見つかりません。漢字が圧倒的主流のようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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