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身体・感覚とアート

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2005年02月21日
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カテゴリ:身体・感覚
ほんの数十年前までは、禅の思想が日本人の日常に溶け込んでいたようです。

今に役立つエッセンスがたくさん詰まっていますから、ぜひ今に通ずるところをとりいれたいものです。

(これから紹介するのは奥深い禅のほんの一部ですので、了承の上読んでいただけますようよろしくお願い致します)

今の80代くらいの人は座ってピシッとしていつつそれを楽に保てる技の持ち主がいますが、それは禅の身体感覚です。

具体的には背骨を垂直に立て横隔膜のあたりに重心を落としてどっしりすわるという感じです。

正座などがこれにあたりますね。

張り詰めた部分とリラックスした部分が同居しているというのは、ずっとストレスにさらされがちの現代人にほしい感覚です。

今に置き換えると、いすに座るとしても、下腹あたりに重心をおいて背筋をすっと伸ばし肩の力を抜くというように座の感覚を使えます。

さらに、リラックスの要素を同居させるには呼吸法がひとつのポイントになります。

簡単にいうと、深く吸う、とめる、深くはく。

今もてはやされている呼吸法は昔から脈々と日本で受け継がれてきたのです。

もちろん、お茶には座の感覚、呼吸ともとりいれられています。

さらに、茶の本で言われているのが、

『禅道は道教と同じく相対を崇拝するものである。ある禅師は禅を定義して南天に北極星を識(し)るの術といっている。真理は反対なものを会得することによってのみ達成される』

という相対的なものの見方です。

さまざまなものを取り入れることのできる日本人の柔軟さは、こういった思想が一役かっていると思われます。

この相対的なもの見方は、

『禅の東洋思想に対する特殊な寄与は、この現世の事をも後生(ごしょう)のことと同じように重く認めたことである。』

といった今の世も、あの世も大事という現代人にとてもなじみやすい見方を提示してくれます。

なお、茶の本自体については「茶の本1」で紹介しているので、そちらを参考にしていただけますようお願いいたします。









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最終更新日  2005年02月22日 09時03分43秒
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