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身体・感覚とアート

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2006年02月14日
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カテゴリ:身体・感覚
安藤忠雄が建築をどのように発想していくかがわかる一文を紹介します。


「日没とともに閉館する(せざるを得ない)という意味で、私達の事務所で

は「日没美術館」と呼んでいます。

発想の源は、戦後まもなくの織田さんとその家族の生活を写した一枚の写真でした。

ご自身でつくられた粗末なバラックの中でおくる、電気もガスも水道もない生活。

太陽のある間はひたすら戸外で絵を描き、日が沈むと寝るという日々を過ごしたといいます。

そして今でも、自然光の下でしか絵を描かないという生活を続けているそうです。

その写真には、太陽の下でキャンバスに向かう織田さんの真摯な表情が写し込まれていました。

そこから、この自然光のみの美術館というアイディアを思いついたのです。

限定された開口部から象徴的に差し込む光は、季節や時間によってその質や光量を微妙に変化させ、その内部空間に含まれる壁面の絵もまた、それとともに異なる様相を見せていきます。

「画家が描いてきた状況のままに画を置くこと」。

たとえ現在の時流からは外れていようとも、作品と訪れた人々の対話をより喚起する場所として、この建物にはこうしたコンセプトが最も相応しく思えたのです。」

(『連戦連敗』安藤忠雄著 東京大学出版社)








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最終更新日  2006年02月14日 23時10分31秒
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