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カテゴリ:M氏の像 浅草橋個展へむけて
新たな物事を進めるには、試行錯誤が必要だ。そして、それには元気が必要だ。
今、「成功」「勝ち組」という言葉が飛び交う。 ある意味、生きていることが毎日の成功だ。 そして、職人仕事につく、ボランティアに燃える、出世競争を勝ち抜く・・・、どんな楽しさを追求したいかなど、それぞれの成功がさらに積み重なっていく。 「一生懸命楽しくあれこれやってたら、いつの間にか会社がでっかくなっちゃったね」 といった内容の言葉を、ホンダの元技術者が心底うれしそうにいっていたのが印象的だった。 大分前になるが、NHKのプロジェクトXでホンダを取り上げた時のものだ。 こんなにうれしそうな顔で会社人生が楽しかったといえるひとは幸せだなぁ、と鮮明に記憶に残っている。 そのひとは、自動車メーカー、ホンダが町工場から世界のホンダになっていく時代に技術を開発しつづけた技術者だ。きっと、苦労も数え切れないくらいあっただろう。 しかし、ぐんぐん大きくなる会社全体の活気が社員を元気にしていたことが推測される。 その背後には、仕事に取り組むための明確な指針があった。明確な指針があってもつまずくことはあるが、急成長を遂げ続ける裏には必ず明確な指針が存在する。 ホンダは本田と藤沢の2氏により大きくなった会社だが、創業当時、「議論して電車の終点までいってしまった」という逸話があるくらい経営の方向性について語り合っている。 「新婚夫婦より長く一緒に居る」ともいわれたらしい。 試行錯誤にめげないのも、指針があるからだ。 元気と試行錯誤の裏には明確な指針がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月27日 04時07分42秒
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