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カテゴリ:082人展シベリアからそうぞうへ
もともとは、戦いになるとは思っていなかった。
「まぁ、いっしょに2人展をやってください」 という画廊オーナーの軽いのりからはじまった。 互いに旧知の間柄。 互いの作品もよく知っている。 しかし、それを並べようとするとき、何がおこるか。 それはお互いにまったくわかっていなかった。 昨年の春、2人でどのように会場構成をしようか、という話になったとき、宮本氏からひとつの爆弾?が落ちてくる。 「何か共通の想いをもってでないと、すっきりした気持ちで2人展をできないと思う」 たしかに、そのほうがおもしろそうだ。共通の想いか。 いや、しかし、互いの制作のコンセプトは全く違う。 宮本氏は<シベリア抑留>だし、私は<人のエネルギー・創造性>。 「・・・ひょっとして、宮本さんの個展になさったほうがいいのでは?」率直な意見を述べてみた。 企画のはじめは、宮本さんの個展⇒途中から企画変更して二人展、だったからだ。 「いや、2人展でひきうけたのだから、これをつらぬこう」 宮本氏はいった。 しかし、自分のコンセプトを大事に展覧会を行う人間同士が、狭い会場で作品を並べることを真剣に考えるとき、何がおこるか、まで二人ともこの時点で考えていなかったのだと思う。 これは、コンセプトとコンセプトのぶつかり合いの幕開け?だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月30日 10時45分30秒
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