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カテゴリ:アートの歴史を空中散歩
これほど美しい報道写真を
撮り続ける人がいるのか。 サルガドの写真は すべてのものへの 尊厳への深い想いがつまっている。 同時に、その写真の背景には、 サルガドの持つ経済学の深い造詣という土台がある。 アフリカを長い年月のスパンでいくつかの角度から 繰り返し撮り続ける。 写真から現代の経済の問題が 立体的に浮かび上がってくる。 ブラジルに生まれ経済学を修め、ブラジルの大蔵省に 勤務していたサルガドは、軍事政権下で 状況が悪化したために、パリへ移住。 自身が国を離れなければならないような 苦悩を抱えて生きてきたサルガド。 アフリカなど苦悩を抱える人々を 撮り続けたサルガドの写真は、 人々の苦悩の先を見つめて、 あるいは、その中にも存在する 人々の尊厳をみつめて 確固とした強さを感じさせる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月17日 14時46分37秒
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