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2009.03.06
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カテゴリ:映画


『オリヲン座からの招待状』


「突然ではございますが、昭和25年の開館以来半世紀以上にわたって、
地元の皆様に愛され親しまれて参りましたオリヲン座は、
誠に勝手ながら今秋をもちまして閉館いたすことと相成りました」

一通の招待状が、ゆかりの人々の元へ送られてくる。

昭和30年代、先代の館主・豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、
その弟子であった留吉(加瀬亮)が、その志を引き継ぎ、
先代の妻・トヨ(宮沢りえ)と映画館を守る事となった。

古い時代、周囲の人々からは師匠のかみさんを寝取った若主人、
不義理な女将などと陰口を叩かれたりもした。

さらには映画産業が斜陽になり始め、貧乏に耐えながらも、
ひたすら映画を愛し、映画の灯をともし続けた二人、
そして何よりも純粋にお互いを思いやり、愛し続けたのだった。

一方、そんなオリヲン座を一番の遊び場としていた幼い子供がいた。
二人は毎日映写室の小窓から名画を覗いて成長する。

やがて大人になり、結婚して東京で生活を送っていたが、
いつしかお互いを思いやる心を見失い、別れを決意していた。

そんな祐次(田口トモロヲ)と良枝(樋口可南子)の元に、
まるで何かを予感させる様に、一通の招待状が届くのだった。



頑固一徹親父がフィルムを回す、町の小さな映画館。
そんな夫をそっと支える、芯の通った妻。
そこに弟子入りを願いに飛び込んできた、一人の青年。

この三人が、言葉は少ないけれども、それぞれを思いやり、
静かでささやかだけれども、幸せな日々を送り。

留吉も、親父さんの手助けに少しでもなるようにと、
叱り飛ばされながらも必死で仕事を覚えようとする。


ここまで古い映画館はさすがに知らないので、
哀愁をかきたてられるほどは、なかったけれど、
それでも古き良き時代の色彩やリズムが、心地よく。

これといった盛り上がりもなく、淡々としすぎな感じが、
なきにしもあらずだけども、その中でも印象に残るシーンがいくつか。

オリヲン座の前で3人で写真を撮るシーンも、
留吉のスーツは親父さんの借り物なんだろうな、なんて、
微笑ましく思ったり。


親父さんが病で逝ってしまい、留吉とトヨは映画館を守ろうとするも、
折りしも、映画からTVへと移行していく時代。

それでも親父さんのオリヲン座を閉めてはならぬと、
客が入らずとも、フィルムを回し続ける2人。

親父さん亡き後、館主に納った留吉と、彼を留め置くトヨに、
周囲の目は冷たく。
陰口を叩かれても、文字通り体を張ってトヨを守る留吉。


そんな映画館を遊び場にしていた幼い2人の子供。
目をキラキラさせて映画を見、留吉とトヨを父母のように慕い。

その子供たちが成長し結婚し、冷え切った夫婦となった今が、
サイドストーリーなのだけれど、それは必要だったのかしら…?

留吉とトヨの、静かだけれども深い愛情の物語だけで十分と思うけど、
それと対比させたかったのか、オリヲン座が閉館するにあたって、
招待すべき人たちとして、必要だったのか?


留吉とトヨは、ほんとに最後まで純愛だったのかしら…?
あのホタルの夜あたりが、怪しいのだけれど(爆)。

でも多分、純愛を貫き通したのかもしれない。
ただ傍にいるだけで、一緒にいるだけで、十分だと感じる愛。

あの2人ならばそれが可能であったかもと思わせるような、
静かで深い、映画でした。


オリジナル・サウンドトラック


【参考】

 オリヲン座からの招待状 オフィシャルサイト



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最終更新日  2009.03.06 22:15:42


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