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カテゴリ:家庭
バブル崩壊後に国内のスキー場を多数手中におさめた経営者の方のインタビューを読んだ。
スキー場経営の経験はなかったがご自身のプロ並の腕を活かしいろんなところに滑りに行き売りや短所を批評しつつ、スキー場のコース設計を妄想するのが趣味だったそうだ。 凄い。商売以前に客の視点があるのが圧倒的なアドバンテージだ。 「多くのスキー場は同じ映画を上演しつづけている映画館のようなものだ。そんなところに客はいくだろうか」という素敵だがキツイコメントを出していた。スキー場以外でも使える台詞かもしれない。 こういう話を聞くとかなわないなあと思う。仕事をする上で「改善」はだれでもできるだろうが、でっかい完成図を描けるひとは稀だ。 漫画「宇宙兄弟」でも、人間関係を揺るがすような過酷な訓練の中ぶれずに「月面ならこうする」を想定しつづける主人公にライバルが圧倒される、という話があった。 才能といってしまえば話が終わるが。想像しつづける力、というのは大きい。理想と現実を近付けるのは想像力なのだろう。 いまみている先。そんな目をもてたらいい。(♂) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月07日 08時07分09秒
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