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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2010.07.03
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参議院選挙の投票に行ってきました。昨年の衆議院選挙の時は、ちょうど日本に一時帰国した時期と重なったので、こちらではできませんでした。ですので、今回が初体験です。

ネットのニュースを見ると、どうも在外公館投票は人気がないというか、ほとんど投票所に足を運んでないようです。ですが、なんとなくそうなるのもわかるような気がしました。

まずは候補者選びからです。一体誰が立候補しているんだろうとネットで検索することにしました。

ですが、検索して見ると驚くことばかりです。というか、政府がいかに真面目にやってないのかがわかりました。

グーグルで「参議院選挙 候補者」で検索すると、最初に出てくるのは「民主党の候補者」です。

別に民主党だけでなく、広く知りたいのですが、民主党のみです。次に出てくるのは「参議院選挙候補者一覧」と題名はバッチリなのですが、なんと2007年の候補者です。

政府はやる気あるのでしょうかね、選挙の広報を。気を取り直して、その次を見ると「公明党候補者」です。

その次は、たちあがれ日本系のブログ、その次は社民党候補予定者一覧表・・・と、公式のサイトには行きつきません。

多分、ちゃんとしたものもあるのでしょうけど、政府としていかに在外の日本人を気にしていないか良くわかります。

結局、NHKのサイトを見ましたが、これも特に比例代表が見にくかったです。

次に、投票率が悪い要因として、入れたい人がいないってことかもしれません。私は「よし、今日は投票しにいくぞ!」とは思っていましたが、なんだか投票したい人がいないのです。

東京選挙区は候補者も多いのですが、全然ピンときません。ある政党に投票しようと思っていましたが、その党からの立候補者がイマイチなので、結局他党の人にしました。

比例代表はもっとわかりません。売れなくなった女優とか、おかしなスポーツ選手など、第二の人生向け年金じゃあるまいし、そういうのには入れたくないです。

かといって、じゃあ他は?となると、全然知らない人ばかり。経歴見るといかにもどこかの団体がついていそうな人もパス。

そうやっていくと、本当に積極的に入れたい人がいないのです。なので、かなりモチベーションが下がり、行くの止めようかと思ってしまいました。

最後は「在外で投票できるのも良い経験だから」という理由のみで行きました。



行ってみると、大使館の入り口横にある小さな応接室が投票会場になっており、日本人女性3人が座っていました。

受付とか立会人とかです。てっきり大使館の方かと思ったら、「私たちはバイトです」とのことでした。3人ともモンゴルの生活が長そうな感じでした。

書くことは、日本の投票所よりも多いです。教えてもらいながら、名前、登録番号、日本での住居などを書いて行きます。そしていよいよ投票です。

日本でなら、候補者のリストが見やすいところに貼ってあったりしますが、ここは全然違います。

なぜなら、在外公館は日本全国どこの人が来ても対応できるようにしなければならないからです。北海道から沖縄まで、全ての選挙区に対応できるようにです。

ですので、候補者名簿も、電話帳ほどの厚さのファイルに都道府県別に掲載されていました。更に、比例代表も全党リストが載ってます。

その中から、東京を探し、リストを見るとやはりさっき見たように、あまりピンときませんが、とにかく書きました。

この書いた投票用紙を小さな袋(無記名)に入れて、更にちょっと大きな封筒(これは記名)に入れます。

比例代表も同様です。比例代表は、党の元にただただ名前が羅列されているだけなので、本当にわからなくなってきました。ま、個人名と党の名前も書いたので大丈夫でしょう。

この投票用紙も同じように、小さな袋とちょっと大きめの封筒に入れます。それを受付に持って行くと、今度はそれを選挙管理人が確認し、私の東京での住所のある区宛の住所を書いた封筒に入れます。

そして「これを日本へ送ります」と担当の方が私に確認して終了です。

つまり私の投票用紙は、無記名の小袋、記名の中封筒、そして記名の大きめの封筒と3重の袋の中にあるというわけです。さすがに厳重です。

ですが、3人のバイトの方々、6月25日から毎日ここへ9時から5時まで来ているのですが、一体どのくらいの人が投票に来るのでしょうか?

「今のところ、どのくらいの方々が投票しましたか?」と聞くと「15-6人です」と答えました。ですが、よく聞くとそのほとんどは大使館の人だそうです。

「私のように外部の人は何人ですか?」と聞いたら「2人です」とのことでした。投票開始から9日も経っているのに、たったの2人です。

つまりほとんど毎日大使館員以外の投票者は誰も来ないのに、こうして3人の女性スタッフは待っているというわけです。これじゃあ、確かに在外公館の投票率が低いのはわかります。

もう一つの大きな要因は、場所でしょう。日本でなら小学校の区域ごとに投票所はありますが、モンゴルは日本の4倍の国土に1か所です。

ウランバートルと言っても、大使館は車がなければタクシーで行くような場所ですから、よほどの「投票欲」がないと行かないでしょうね。

もし私が車を持たず、かつ、今回のような候補者名簿だったら・・・そりゃあ、行かないでしょうね。

制度としては素晴らしいと思いますが、今のままでは多分全世界で似たようなことが起こっていることでしょう。

でも、もっとお金をかけて整備するというよりは、ネット投票を解禁した方がずっと安上がりで早道だと思います。銀行ですら、ネットでお金を動かせる時代になっているに、なぜできないのか不思議です。

と、今ネットニュースを見たら、たちあがれ日本が比例代表の候補者を削除したそうです。これって、昨日までにその人の名前に投票した分は有効なのでしょうか?

投票期間中に削除するような党は、かなりいい加減な党とみていいでしょう。ちなみにこの党、私には「立ち枯れ日本」としか読めません。





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Last updated  2010.07.04 01:25:38
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