まっ、ドーナツ!?
ニュージーランドでの出来事。南島から北島に渡る羊たちそれは渡航した1週間後だったろうか。ドライブ中に案内人が連呼した。「サブウェイにする?」「この先には、ドーナッがあるよ。」「私はココだけの話、ドーナッの揚げ芋が気に入っているんだ。」氷河と観光客ランチは何を食べる?何所へ寄る?と言う質問に、案内人はこう言った。サブウェイか・・・ドーナッ?・・・ドーナツ屋のチェーン店でもあるんか?それってミスド?(ありません)なんて思っていたら、ドーナツ屋ではなくマクドナルド。私はその個性的な発音に帰国直前まで悩むことになる。彼らの会話を聴いていると、やたら「死」を連呼。「誰が死んだの?」「誰か死にそうなの?」私は無い脳ミソでちょっと考えた。実は案内人の息子は体が弱い。時折聴こえてくるのは彼の息子の健康についての話。なんでも内蔵が弱っていると言うではないか。神妙な彼らの面持ちに私は「そっかー、容態、悪いんだな。」と思った。そして案内人は言った。「ある日、(息子は病院へ)行く。」前後の意味を考えればすぐに分かるのだが・・・。「ある日」とか「一日」とかの「日」を彼らが言うと、私には「死」と聴こえた。私は思った。「息子、死にそうなの!?」 「ドーナツが食いたい。」ってトンチンカンな答えを言わなくて良かったよ。あ~、お腹すいた。すきっ腹に食べ物の話は堪える。晩飯、何にしようかな。