バイオリン14 バイオリンで歌うということ
先週の土曜日は、3週間ぶりのバイオリンのレッスンでした。私が2週間、出張で家にいなかったこともあり、二人とも明らかに練習不足でしたが、二人とも新しい曲に進めてもらいました。
さて、これまでも何回か書いてきましたが、長女は弓の使い方も左手の指の押さえる位置もリズム感も長男よりずっとしっかりしています。同じ曲を長男よりずっと短い期間で仕上げてしまいます。それも、たいした練習もせずに。しかし、それなりに弾けるようになった後の曲の演奏では、長男の弾くバイオリンの方がずっと「歌っている」感じがします。土曜日の練習後に先生にそのことを確認してみたところ、先生もその通りだと。
「どうしたら、いいんでしょう?」
「まだ、6歳でしょ。焦らなくてもいいわよ。でも、(歌えるようになるために長女に)ちょうどいい曲を探してみてあげる。」
たしかにまだ6歳ですし、別にプロにさせたいと思っているわけでもないので、焦る必要はないのですが、早くバイオリンを弾く本当の楽しさを教えてあげないと練習がつらいばかりで、そのうちにいやになってしまうのが心配です。長女にはバイオリンを弾くということに少しでも人より才能があるのなら、与えられた才能を一生懸命伸ばすべきだといつも言っています。が、なまじ適当な練習でそれなりに弾けるようになると、適当にしかやらないでいつの間にか一生懸命やってきた人に抜かされてしまうような気がします(自分のこと?)。