11月 2日(土) 喜んで叱られる
11月 2日(土) 喜んで叱られる 入社して一年未満のAさん。食品会社で営業の事務を担当していますが、時々ミスをしてしまいます。 失敗をするたびに上司からきつく叱られ、体の動きが重くなります。次第に、と思うようになりました。その様子を見ていたB先輩が、次のようなアドバイスをしてくれました。 「叱られるのは、君に見込みがあるからだよ。ミスを指摘してくれるから成長できると受け止めて、喜んで叱られたらいいよ」 叱られているのに喜べるだろうかと、初めは抵抗がありましたが、と、前向きに捉えるよう心がけました。 やがて、叱られることが苦ではなくなり、上司の厳しい言葉も、プラスに受け止められるようになりました。 「聞き上手」と同様に、「叱られ上手」も自己を成長させるポイントです。叱られることを喜べるようになったAさんは、不思議なくらいミスが減りました。 今日の心がけ◆「叱られ上手」を目指しましょう職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには著作権上の配慮をお願いします。