ダニー・ザ・ドッグ モーガン・フーマンが出る映画は間違いない。 そんな予感がして観た映画です。 実際の話、ジェット・リー的映画は自己満足なアクション映画という、私の勝手な偏見のなせるわざで、わたしとしては苦手の範疇なのですが、 どうしてこの二人の共演が?・・・みたいなところが、観る意欲をかき立ててくれた理由の一つです。 つまり、なにかヒューマンな香りが漂っているな、という感じでしたが。でも、ジェット・リーだし、どうせ自己満なアクションは絶対観なくちゃいけないのよね、みたいな ある意味あきらめも 入りつつ(笑)・・・ ところが・・そんなミスマッチが こんな わたしまでをも取り込んでしまうとは。 見終わった後には・・・・・ 言いしれぬ温もりが心の中に灯ったのです。 首輪をはずすと最強のファイター いつもは、もういいよ~。しつこいぞ。と思っていたアクションシーンも、かっこよいと思えました。
もちろん彼のアクションは「マーシャル・アーツ」ですものね。本物!という感じで迫力満点です。 脚本はリュック・ベッソン、今回は監督にルイ・レテリエを迎えて製作されました。リュック・ベッソンといえば、「ニキータ」「レオン」「ジャンヌダルク」「フィフス・エレメント」など数々の映画を送り出して来た脚本も手がける監督としても有名ですが、私は個人的に 「WASABI」 が好きです。 ジェット・リー 演じる ダニー はすでに40歳を超えようとしていますが、顔はやはり東洋人って若く見えるのねという感じです。
同じように 「ジャック」 で子供の知能しか持たない身体は大人を演じたロビン・ウィリアムスよりは断然かわいいなと思いました(笑)。
いや、ロビンおじさんの10歳のジャックもそれなりにかわいく見えましたけどね(笑) ここからは、かなりネタバレ覚悟?かな・・読みたい方だけどうぞぉ~ ボブ・ホスキンズ演じる、金貸しの悪バートに5歳の時に母親を殺され、過去の記憶を消され人を殺すことだけを教え込まれ、殺人マシーンと化したダニーは、首輪をつけられ、暗い床下に閉じこめられて暮らしていました。 5歳の時に持っていたアルファベットの絵本を毎日眺めて暮らす日々。なぜかピアノの描かれたPのページをいつも懐かしそうに眺めていました。彼の脳裏にはピアノの旋律がいつも流れているのでした。 ある日ダニーは モーガン・フリーマン 演じるピアノの調律師をしている盲目の サム に出会います。 サムはダニーの孤独な心を見抜いていたかのように、温かく彼に接して、ピアノのレッスンをします。 そして調律をを手伝ってくれるように頼むのです。 「いいぞ!ダニー。君には、この仕事が向いているかもしれないぞ」 そのころバート達は大変な事になっていました。
バートの言いつけを忘れて出番の合図をみそこなったダニー。
そんな中、生か死か、バートの金儲けの道具 として格闘技ショーに出される事になります。 ところが、バート一味の乗った車がある襲撃にあい、皆殺しにあったかと思われた時、からくも命を取り留め、初めてダニーはバートの元から逃げようと試みるのです。 そして逃げ込んだのは、サムに出会った古いピアノの部屋。そしてサムと再会を果たすのですが、血を流したまま倒れ込み気を失ってしまいます。 サムと ケリー・コンドン演じる 養女の ヴィクトリア の家に匿われて、少しずつ人間らしい心を育み始めるダニーは、人に愛される喜びと大切な人を愛する気持ちに目覚めて行くのです。 「おまえはなぜ素直に死ねないのだ~」 (←これ、私の心の叫びです(笑) 実は私のお気に入りの台詞(笑) ) そんな 「バットマン フォーエバー」 のジム・キャリーの台詞が思わず出てきそうな・・・不死身なバート。 執拗に金儲けの道具に固執するバートは、どこまでもダニーを追いかけて来ます。 ついに見つかってしまい、愛する者を守るべく戦うダニー。 明かされるダニーの母親を巡る衝撃の過去。 ラストは、ヴィクトリアのコンサート。 「私の大切な人へささげます。」 「あなたのことだね、サム」 「いや、君のことだよ?、ダニー」 そのキョトンとしたダニーの顔、恥ずかしさと嬉しさにあふれていました。 やっぱりモーガン・フリーマンは私を裏切らなかった☆ 「 愛は人を強くする 」
そして曲が超COOL 名曲"Unfinished Sympathy"のマッシヴ・アタックがサントラを担当しています。もうこれが最高です!
■マッシヴ・アタック/ダニー・ザ・ドッグ オリジナル・サウンドトラック(CCCD
☆マッシヴ・アタックによる全曲書き下ろしボーナス・トラックとしてRZAによる2曲を追加収録
■ダニー・ザ・ドッグ(DVD) ◆20%OFF!
~おしまい~
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