引退を発表した『ドクターイエロー』が博多駅に現る!
東海道・山陽新幹線の区間で軌道や電気・信号設備の点検を行うための専用の新幹線である923形『ドクターイエロー』が、老朽化のために引退することが先日発表されました。ドクターイエローは10日に1回程度運行されますがダイヤが非公開のため、目にした人は幸せになれるという都市伝説まで誕生しました。JR東海とJR西日本がそれぞれ1編成ずつ所有しており、JR東海の編成は来年1月をめどに引退予定です。一方博多総合車両所に所属しているJR西日本の車両は2027年まで走る予定です。そんなドクターイエローが今日、博多駅で報道陣に公開されることが発表され、その知らせを聞いた子供連れの家族が大勢博多駅に集まり、記念撮影が行われました。その後ドクターイエローは点検のために本州方面へ向け走り去っていきました。ドクターイエロー引退後は旅客用の普通の新幹線の車両に検査用の機器を搭載して走らせるそうですが、この方法はすでに九州新幹線や西九州新幹線で採用されています。点検専用の新幹線が無くなるのは寂しいですが、一度は生で見てみたいものですね。それでは、今日はここまで。