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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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魂がふるえるような… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

森の声

2015.09.03
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カテゴリ:カテゴリ未分類
人間はどうしても「違い」ばかりに目を向けたがります。

それは大人と子供の間でも、周囲の人とでも、外国の人たちともです。

99%似ていても、たった1%の違いに意識を向け、そこにばかりこだわるのです。

その結果、「全てが違っている」かのように思い込んでしまいます。

でも、そうなると対立ばかりが生まれ、話し合いは成り立たなくなります。

でも、そんな時「似ているところ」に意識を向けると、共感が生まれます。共通の価値観や論理にも気づきます。

すると話し合いが可能になります。

でも、「違い」にはすぐ気付くのに、「似ているところ」にはなかなか気付きません。
気付こうともしません。

そして、それがケンカや対立の原因になります。

ただ、それは大人の話です。

9才前の子どもたちは「違い」よりも「似ているところ」を探すのが得意です。

なぜなら、「似ているところ」が分からないと思考も出来ないし、言葉も使えないし、コミュニケーションも出来ないし、友達と一緒に遊ぶことも出来ないからです。

当然のことですが、人と人をつなぐ働きをするものは、みんなに共通したものなのです。
「共通するもの」を共有することで、つながり合うことが出来るのです。

「言葉」はその象徴のようなものです。
同じ言葉を話す者同士だから、「言葉」を通してつながり合うことが出来るのです。

また、「木」という言葉を使うためには、「木とは何か」ということを知らなければなりません。そうしないと相手に意味も気持ちも伝えることが出来ません。

また、相手の言いたいことや相手の気持ちを受け取ることも出来ません。

でも、「木」は一本一本違います。

色も、形も、匂いも、花も、実も、生えている場所もみんな違います。

ですから、違いばかり見ていたら「木とは」ということは永久に分からないのです。

「木とは何か」ということを理解するためには、「違い」ではなく「共通するところ」を探すしかないのです。

そして、それが分かるようになって初めて「木」という言葉を「自分の言葉」として使うことが出来るようになるのです。

これは、「人間」でも、「風」でも、「石」でも、全ての言葉において共通することです。

そして、「自分の言葉」がしっかりとしてくるから「自分の思考」もしっかりとしてくるのです。

しっかりとした「自分の言葉」を持っていない子は、「しっかりとした思考」も出来ないのです。

子どもたちはこういう作業をしているのです。

またそれ故に、子どもたちは一緒に遊ぶのが得意です。

肌の色や、障害の有無や、言葉の違いや、年齢の違いなど関係なくすぐに遊ぶことが出来

なぜなら、子どもたちは、「違い」よりも「似ているところ」に意識を向けるからです。

「似ているところ」だけを見ているのですから、みんな「仲間」なんです。

(ただし、これは自然の中など開かれた場所での話で、室内や閉ざされた環境では「違い」の方に意識が向いてしまうことも多いです。)

これが7才から9才頃までの子どもたちの状態です。

その後は、少しずつ「違い」の方に意識を向けるようになります。





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Last updated  2015.09.03 15:43:05
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