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「神仏を尊んで神仏を頼まず」
というのは、宮本武蔵の言葉である 一乗寺の決闘に向かう前、武蔵は道ばたに一体の石仏を見かけた 相手は100人以上 生きて帰れる保証はない ふっとその石仏に祈ろうとした時、武蔵は己の弱気に気づいた その際に唱えたのが、最初の言葉である(と言われている) 武蔵は勝利を祈らず、一礼して決闘に向かった この言葉を聞いたとき、恰好良いなと思ったし、敬虔でいながら科学的な態度も気に入っていた 私が多発性硬化症になった時も、同じように信仰でなく医学を信じようと思った それが科学的で合理的だからだ 今は、迷信には頼ろうとは思わないが、以前のように割り切れているわけでない お守りや有り難いといってもらってきた物の効用を信じきっている訳ではないが、効果があれば何でも良いじゃないか、と思うようになってきた これはこれでプラグマティックで、その意味、合理的とも言え、弱気になったと言えばそうとも言える しかし、何とかして、多発性硬化症から逃れたいと言うのも事実である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[入院(07.6~12 胸髄炎、下肢麻痺3・リハ)] カテゴリの最新記事
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