|
カテゴリ:→政策など
前日から多くのニュースで流れていますが、新たな難病対策案ができたそうです。
まず、厚生科学審議会疾病対策部会第24回難病対策委員会のサイトはここ↓ http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002n6ro.html 資料は上記サイトにあるけれども、長いので整理する時間がないので、ニュースで読み取れることを、大雑把に整理すると、 1、医療費補助は、従来の56疾患から300あまりに拡大 2、従来、重症認定の場合、医療費を全額補助されたが見直し。所得に応じての自己負担導入。 3、新しい対象は、人口の0.1%程度(概ね12万人以下)(従来は、おおむね5万人未満) 4、対象疾患患者でも、重症度基準を満たさない場合には対象外に、また効果的な治療法が確立するなど状況が変化した疾患についても対象外に 5、難病指定医を導入し、難病患者の全国的動向を把握 6、治療ガイドラインのない疾患のガイドライの作成促進 7、製薬会社が治療薬の開発をしやすいように環境整備 8、具体的な疾患名は、法制定後に政令で定め、数年ごとに見直し 9、難病手帳の検討 10、難病医療拠点病院、難病指定医、難病医療コーディネーター、専門医支援ネットワークの設置 対象疾患拡大は、これまで難病患者・家族から要望の多かったところ。 その点では、良い方向。 とは言え、疾患名を政令で定めるというのは、また指定された疾患かどうか病名で差をつけるという従来の問題点は残っている。 とか、プラスとかマイナスとかさまざま。 しかし、いずれにしろ、対象拡大にともなう予算措置が伴わなければ、つらいところではある。 難病手帳は、興味深いけれど、どうなるのだろうか。 NHK「難病医療費助成 対象を大幅に拡大」 (http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121031/k10013133451000.html) 日経新聞「難病助成、疾患300超に拡大 厚労省が財源確保へ法制化」 (http://www.nikkei.com/article/DGXNZO47888780R31C12A0CR8000/) 東京新聞「難病助成300超に拡大 重症者全額支給は廃止」 (http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012103102000095.html) 47NEWS(共同通信)「難病助成疾患数300以上に拡大 全額支給は見直し」 (http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012103001002032.html) キャリアブレイン「難病の医療費助成、患者数の基準緩和へ- 対策委、「人口の0.1%以下」で一致」 (http://www.cabrain.net/news/article/newsId/38452.html) キャリアブレイン「難病対策見直しへ年内に報告書- 厚労省の「改革の全体像」基に議論」 (http://www.cabrain.net/news/article/newsId/38457.html) TBSニュース「医療費助成の「難病」、300以上に拡大」 (http://news.tbs.co.jp/20121030/newseye/tbs_newseye5169443.html) ウォール・ストリート・ジャーナル 「医療費助成300疾患に=56から拡大へ―厚労省委員会」 (http://jp.wsj.com/Japan/node_538872) しんぶん赤旗「難病医療費助成の対象 56疾患 → 300~400へ 厚労省対策委 重症度議論も」 (http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-10-31/2012103101_04_1.html) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[→政策など] カテゴリの最新記事
|