伊坂幸太郎著
大学を卒業するまで、折に触れてのプレゼントはご無用、 手紙や電話で充分、と言ってある子供から、母の日に届 いた封書には美術展で求めた一筆箋と文庫本が一冊。 文庫本は、仙台を舞台に小説を書いている東北大理工学部 出身の伊坂幸太郎著 ”アヒルと鴨のコインロッカー” 今は重力ピエロが上映中。 『彼は非常に論理的な文章を組み立てることができます。 中略 これは、軽妙洒脱なエンタ-ティメント小説なので、 ○○○や○○○○○的な文章表現のクォリティを求めては いけません。味わうのではなく体感する小説です。』 ときたもんだ。 しかも、 『もう、読みましたか?2時間で読めます。』とメール。 「母には、2時間ではちと・・・」と返信メールをすると 『集中力の問題』と追い打ちが・・・ 若い作家の本は、とんとご無沙汰だったので最初、 ちょっと足踏みでしたが、その後は一気に読むことが できました。 うん、どんでん返しが効いてなかなか。 しかし、幅広くいろんなジャンルの本を読んでいるらしい 子供が、何故に母にこの本なんだ? 食わず嫌いしないで、若い人の本も読みなさいって事? ん、母の日ってなんだっけ? なんで子供にせかせられてるんだ? え?昔、幼児の頃「はやく、はやく」を連発したから? んん、ミステリーだ。