未撮影種を求めて、8月1日から沖縄へ来ています。もちろん目的はフタオチョウとバナナセセリです。1日は夜の便で来ましたので、飲んでホテルで寝るだけです。
昨日は、3カ所ほどフタオチョウのトラップを仕掛けてからバナナセセリを探しに大宜味村の辺りに行きました。バナナセセリは1971年に米軍がベトナムから持ち込んだとされる外来種ですが、現在では石垣島や与那国島にも定着しているようです。まず、バナナ畑を探さなければいけませんが、どのバナナ畑にもいる訳ではありません。バナナセセリの幼虫の巣があるところを探します。
バナナセセリの巣(ヤンバル) (3) posted by (C)ドクターT
バナナセセリの巣(ヤンバル) (2) posted by (C)ドクターT
バナナセセリの幼虫は葉を切って丸めて巣を造りその中にいます。
バナナセセリ幼虫(ヤンバル) posted by (C)ドクターT
丸まった葉を開いて見るとバナナセセリの幼虫がいました。
バナナセセリの巣ではない posted by (C)ドクターT
このように葉が丸まっていても葉脈に沿って切れているのは風などで自然に葉が裂けて丸まっただけでバナナセセリの巣ではありません。
幼虫が見つかれば半分バナナセセリを見つけたようなものなのですが、ここから先が私には難しい理由があります。
バナナセセリは夕方薄暗くなってから活動を始めます。昼間は何処かに停まっているのでしょうが、見つけるのは難しい。沖縄は愛知県よりも日の入りが30分くらい遅く7時ころまで待たなくてはいけません。だいたい私は午後5時頃にはホテルに帰って居酒屋へ飲みに行くのが通常ですので、そんな遅い時間は酔いどれタイムなのです。特に今回はホテルがヤンバルに取れなかったので、那覇市内の国際通り近くですから周りに居酒屋はたくさんあって便利なのですが、ヤンバルまで通勤時間が片道2時間かかります。
龍譚 (1) posted by (C)ドクターT
という訳で昨日もバナナセセリを撮り損ないました。そう言えばこの前北海道で会ったUさんも同じようなことを言ってました。