2010年8月31日に一度だけツシマウラボシシジミを見てから2回対馬に行きましたが会うことが出来ません。今回も2泊3日の行程で行ったのですが、半分雨で、また女房の観光もしたいという希望もあり、探す時間が取れないという厳しい条件でした。それでも4か所ほどポイントを回りましたが、かすりもしませんでした。
ヌスビトハギ posted by (C)ドクターT
まず、食草自体が少ない。対馬では北部の杉の植林をした林床でシイタケ栽培が行われているのですが、そういう場所に食草のヌスビトハギが生えていることになっています。シイタケ栽培をしている場所は網や遮光ネットで囲ってあり、シカの食害から守られています。しかし、シイタケ栽培も3年くらいで木が腐ってくると場所を移動します。その頃には他の雑草でおおわれてヌスビトハギが消えて行きます。それ以外の場所ではツシマジカが食草を食べてしまうので、ほとんど生えていません。ツシマウラボシの減少の原因はその辺りかも知れません。
あるいは年5回発生することになっていますが、発生のタイミングに合っていないのかも知れません。
DSC_0087 posted by (C)ドクターT
対馬野生生物保護センターで標本だけ見てきました。
ツシマヤマネコ(対馬野生生物保護センター)-001 posted by (C)ドクターT
ツシマヤマネコはセンターで保護されている1頭に会うことが出来ました。イエネコとの違いは耳が丸いことと、耳の後ろが白いこと、頭部から背中にかけての縞模様が繋がっていることだそうです。