『手描きで考え、伝える 図解表現使いこなしブック』
『手描きで考え、伝える 図解表現使いこなしブック』原田泰 日本能率協会マネジメントセンター 筆者も言っていますが、図解入門のさらに入門とも言える本です。それも、手描きにこだわっていて、いいですね。また、4人の対話形式で進んでいくという形、図ができあがるまでのプロセスを仮想体験できていいですよ。筆者は、「表現を楽しみながら工夫することが図解の極意」とも言っています。楽しむか。同感です。 一つ、今の自分にとって大事と思われたことを、反省の意味も兼ねて、書き残しておきます。普段、手描きで図解する際、手の動きを思考のスピードに合わせようとして、どうしても万年筆の字がかすれるほど高速で描いちゃいます。、後から見返して、何て描いているかわからないことが多々あります(笑)。 筆者は、「同じ筆記具でも、素早く描くか、ゆっくりじっくり描くかで、描かれる表現の質も変わってきます。絵に自信がないと、つい適当にサッサとペンを動かしてしまいますが、人に伝える表現では少しゆっくりぎみに手を動かしてみてください。落ち着いて手を動かすことで頭の中も活性化され、人の心を動かす線や描画が生まれるはずです」と言っています。はい、心掛けます。