逆もまた真なり。

[’０６ワールドカップ観戦記] カテゴリの記事

全20件 (20件中 1-20件目)

1

• ワールドカップ観戦記　祭が終わって日が暮れて

  ドイツＷ杯がイタリアの優勝で幕を閉じました。約１ヶ月に渡る幸福な日々は終わりを告げ、ようやく寝不足ともおさらばです。個人では多くのヒーローが生まれました。なんと言ってもジダン。晩節を汚しましたが、彼の大会と言ってもいいでしょう。Ｃ．ロナルド。破天荒なプレーと性格でフィールド内外を賑わしました。ロッベン。彼をもっと見たかったなあ。メッシ。４年後は間違いなく彼のチームとなることでしょう。彼の投入なくして敗れた準々決勝が今後の彼のモチベーションになるのでは。マテラッツィ。強烈なヘディングと恐慌な入れ墨と凶悪なヒールっぷりで存在感抜群。チームとしては、優勝したイタリア、アルゼンチン、ドイツが印象的。イタリアはネオ・カテナチオとも言うべき、伝統戦術の進化版をひっさげて黄金のカップを手に入れました。印象に残ったのは両サイドバックの圧倒的な運動量とスピードによる攻撃参加。マテ兄貴、カンナバロらＣＢ陣とブッフォンの堅守。ピルロのゲームメイク。とにかく全てのチームの中で、一番選手個々の役割分担がはっきりしていたチームじゃなかったでしょうか。このチームを作り上げたリッピの手腕が光ります。個人的にはアルゼンチンのスタイルに魅了されました。超遅攻とも言えるポゼッションサッカー。その中で産み出されたセルビア・モンテネグロ戦の２戦目は、俺の脳に深く印象を刻み込みました。大会ベストゴールだと思います。テベス、メッシら若手の今後に期待。そしてドイツの魂。能力的にはやや劣る感もありましたが、強烈な声援をバックに魂のサッカーで大会を盛り上げました。３位という結果は胸を張って誇れるのではないでしょうか。クローゼ、凄かった。ベストゲームは一方的だったけど、アルゼンチンｖｓセルビア・モンテネグロかなあ。決勝Ｔでもあれ以上に興奮するゲームは無かったですから。素人っぽい選択ですけど、素直な気持ちです。次は２０１０年。初めて行われるアフリカでの大会です。果たしてそこにどんなドラマが待ち受けているのか。戦いは既に始まっているのかもしれません。

  2006.07.11

  コメント(6)

• ワールドカップ観戦記　さらば愛しきゲルマン魂

  それは、ほんの小さな迷いから。遂にドイツが準決勝でイタリアに敗れ、姿を消しました。前評判は決して高く無かったドイツが、試合を重ねるごとにチームとして進化していく姿には、本当に感動させられました。個では劣る相手にも、一丸となって向かっていく熱き魂。決して折れぬ心。それを地元の観客の大声援が後押ししていました。Ｗ杯をずーっと見てて思うのは、今までやってきた事を変更してしまうと、敗れる事が多いと言うこと。またその事実を知りつつ、監督は、もちろんケガや疲労、出場停止なども関係してくるが、やり方を変えてしまわずには居られないということ。例えばブラジル。魔法のカルテットを解散させました。例えばオランダ。ＣＦを変更しました。例えばイングランド。ルーニーの起用に踏み切りました。例えばアルゼンチン。テベス、コロッチーニを起用しました。例えば日韓Ｗ杯の時の日本。三都主をＦＷってｗチームの根幹を変更することのリスクの大きさ。変更が大きければ大きいほど、敗退する確率は高くなるように思います。動いたチームが、敗れる。この日もそうでした。ベスト４に至って、クリンスマンは破竹の勢いを産み出した魂の攻撃的サッカーに小変更を加えました。シュバインシュタイガーＯＵＴ、ボロウスキーＩＮ。サイドやＦＫで攻撃の中核にいた彼を外し、やや守備的なボロウスキーの起用。もしかすると深層心理で、準々決勝のＰＫ戦に味をしめてしまったのかもしれない。守り切ることで生まれる可能性。それによってチームは大きく後退した。シュバインシュタイガーだったら・・・と思わせる場面の、なんと多かったことか。対するイタリアは、１次リーグ当初の２トップから、決勝Ｔから徐々にトーニの１トップにシフト。こちらも変更を加えていたが、実は本来のカテナッチオの姿に立ち戻っていたに過ぎない。この試合で本当の意味での攻撃的な選手は、わずかにトーニとトッティの２人のみ。しかし、ゴールに鍵をかけつつもピルロのゲームメイクや攻守に運動量豊富なペロッタ、グロッソ、ザンブロッタの両サイドバックの攻撃参加などでチャンスを作り出した。心のよりどころであるチームスタイル、カテナッチオに味を付けて勝利したイタリアに対し、本当に小さな差異かもしれないが、迫力ある攻撃的スタイルを変更したドイツ。その差が結果に表れたのだと。それにしても・・・　　　　　　　　　　　　　　７／２日の日記から「こうなったら、地元の圧倒的な声援があるドイツが有利なのかも・・・ね・・・とか俺が書いてたら、負けるかも・・・ね・・・」あな恐ろしや(((（ ;ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ 本当にもとやんの呪いって、あるんじゃ無かろうか・・・呪いのＨＰで売りだそうかしらｗ

  2006.07.05

  コメント(9)

• ワールドカップ観戦記　L'Arc～en～Ciel

  フランスの蒼天に虹は架かりぬ。ようやくスコアにその名が刻まれた、アシスト＝ジダン、ゴール＝アンリ。それは長く雨に濡れていたフランスの大空に、初めて大きな虹が架かったとき。フランスが待ち望んでいた、ホットラインの完成の瞬間でした。ブラジルという広大な大地の上に架かった虹は、黄金のトロフィーまでの橋となったのかも知れない。さして前評判の高くなかったフランスの躍進は、大いなるドラマとロマンを感じます。稀代の１０番ジダンの最後の花道。これ程たくさんの華麗な花々に彩られることとなろうとは。ジダンのプレーは、全盛期には遠く及びません。おそらくフィジカル的には６～７割に落ち込んでいるのではないでしょうか。全盛期の華麗に躍動するプレーとはほど遠い。しかし、肉体の落ち込みを凌駕する精神の充実と経験に裏付けられた判断力。それはフィジカルの衰えを補って余りあるものでした。もちろん、今大会が最後という事もあり、今後を考えずに自らを燃やし尽くせるという強みはあるでしょう。１戦１戦を噛みしめるような思いで、自分の持つ全てを絞り出した時、一人の神々しいまでに完成されたサッカー選手、ジネディーヌ・ジダンを形作るのでしょう。その道程の極みに、アンリという最高のパートナーと初めて橋を架けたというのは、なんというロマンなのでしょうか。もはや聖人に列せられてもおかしくない奇跡でしょう。 ジダン賛歌はこの位にして。王者ブラジルの連覇の夢はついえました。その夢を打ち砕いたのは、前々回の王者フランス。魔法のカルテットは遂にピッチにファンタジーを描くことなく、大会を去ります。史上最強といわれたブラジルの敗因はいったい何なのか。他のチームから見たら一枚も二枚も上のメンバーを揃えながら、ブラジルのサッカーは何の感動ももたらさなかったのはナゼか。それは皮肉にも、タレントの豊富さにあるのではないでしょうか。チームのバランスを崩した一つの要因は、ＦＷ陣。基本的にロナウド・アドリアーノという２トップでしたが、そのいずれも前線から守備をするタイプの選手ではないのです。現代サッカーにおいては、２トップだったら少なくとも一人は前線から守備を頑張れる選手が必要。特に魔法のカルテットのうち三人は守備が軽いとなれば、周りに負担が掛かるのは必然。パレイラ監督は、元々魔法のカルテットの起用に慎重でした。しかし守備に重きを置くこの監督は、世論に押し出されるように本大会で魔法のカルテットの起用に踏み切った。しかし、彼らの連携不足は明らかで、個人としてはともかく、チームとして機能することは希だった。その迷いが準決勝に至って、アドリアーノを外しカルテットを解散させた要因でしょう。そしてその歪みはこの舞台で現れてしまった。マケレレ・ビエラ、テュラム・ギャラス。フランスの完成された守備陣の前に、魔法は破られた。フランスは勝つべくして勝ったし、ブラジルは負けるべくして負けたと言えるのかもしれない。派手なミドルシュートが象徴するように、激しい得点の応酬が目立った今大会ですが、決勝Ｔに入ってからは一転してタイトなロースコアのゲームが多くなっている。やはりチームの基本は守備であることを、思い知らされる。守り合いによる延長～ＰＫ戦。ＰＫで勝敗を分けるのにはあまり納得は行かないが、そうならざるを得ない風潮になっている。イングランドとポルトガルもＰＫ戦によって決着が付いたワケですが。両チームとも堅い守備を土台としたチームだけに、０－０によるＰＫ戦になりました。もちろん得点の無い試合というのは退屈なものなのですが、この試合もリスクを避けたやや消極的な試合だったと言えるかもしれません。ＦＷに難のあるイングランドはルーニーの１トップに収まりが悪く、イライラの募った若武者はイングランドのお家芸である主力レッドカード→敗退というフラグを見事に立てました。貴重な得点源となっていたベッキャムが足の状態が悪く交代し、最後までこだわり続けたルーニーが退場とあっては、必然とも言える負けでしょう。プレミアでは我々を魅了して止まないジェラード、ランパードという稀代のセンターハーフ達は、遂に輝くことはありませんでした。お互いの光で打ち消し合うかのように。彼ら２人がＰＫを外したのは、イングランドの患部がにじみ出た象徴に見えました。ジョー・コール、ハーグリーブス、ベッキャムを加えた中盤は個人を見れば間違い無く最強だった。特にハーグリーブスの守備・攻撃に献身的な動きには感動させられました。それだけに、誰か一人を削ることが出来なかった。恐らく誰かをサブに回し、チームのバランスを取っていればまた違った結果になっていたことかと。イングランドが描いた一番のファンタジーは、良くも悪くもサッカーへの愛に溢れたサポーターの歌だと、個人的には思いました。テレビを見ていて鼓膜が震えるような歌を聴いたのは初めての経験でした。これらの結果により、ベスト４はドイツ、イタリア、ポルトガル、フランスとなりました。少々というか大いに意外な４チームとなりましたが、これがサッカーというスポーツでしょうね。この先の展開は全く読めません。なぜなら俺のベスト１６の予想の時点では、全チームすでに敗退する予定でしたから┐(´ー`)┌こうなったら、地元の圧倒的な声援があるドイツが有利なのかも・・・ね・・・とか俺が書いてたら、負けるかも・・・ね・・・

  2006.07.02

  コメント(2)

• ワールドカップ観戦記　アルジェンティーナ！！ 【前半終了時】

  この試合、アルゼンチンの勝ちだ！いよいよ始まった、大会で一番面白いと言われる準々決勝の初戦、ドイツｖｓアルゼンチン。前半はその名に恥じぬ素晴らしい戦いになっています。数日前、早々に先制すればドイツが、前半を凌いでペースに持ち込めばアルゼンチンが勝つという予想をしましたが、前半を終えて完全にアルゼンチンがペースに持ち込みました。ドイツの勢いを封じたのは、アルゼンチンのディフェンス。右にコロッチーニを配し、今大会の一つのカギとなっているラームのサイドをケア。さらにテベスを先発起用し、運動量豊富に前線～中盤まで積極的に守備をさせる。そして、ドイツを勢いに乗らせる一つの原因である、ミドルシュートをゴール前でタイトに間合いを詰め、ディフェンスラインを高く保つことで、防ぎ、２トップを封じ後ろからのミドルを封じている。ここまではペケルマンの思惑どおり。あとはメッシら流れを変える選手の投入のタイミングを誤らなければ、アルゼンチンの勝利は固いかと。あとは再びドイツが勢いに乗る可能性がある後半開始直後の時間帯に注意すれば。そしてこの試合特筆すべきは、主審のレフェリングの素晴らしさ。彼が好ゲームを作り出していることに感謝したい。２枚目のイエローでもおかしくなかった２８分のポドルスキーのファウルを流し、荒れそうになると全体に注意を与えたり、なんでもかんでも笛を吹かずに流したり。素晴らしいです。さあ、後半だ。アルゼンチン頑張れ！

  2006.06.30

  コメント(7)

• 

  ワールドカップ観戦記【１９日目】　ｼﾞﾀﾞﾝ～漢の花道

  漢の花道かくありたし。ジダンがすごいです。この大会での引退を公言している、稀代の１０番ジダンですが、その花道を威風堂々と歩んでいます。今大会、予選から低調が続き、大会に入っても２戦で勝ち星無しとパッとしなかったフランス。ジダンを欠いたトーゴ戦でからくも決勝Ｔ進出を決めると、迎えるは今大会絶好調のスペイン。この試合のジダンは、神々しいまでの輝きを放っていました。そのプレーは古き良き１０番の見本とも言うべき内容で、ボールキープから敵を引きつけ、決定機を演出するパス捌き、ゲームメーク。観客を魅了するに十分なプレーぶりでした。同点で迎えた後半３８分、ジダンの右ＦＫから決勝点は産まれます。今大会の貴重な得点源となっているヴィエイラが押し込み逆転に成功すると、ロスタイムには自らスルーパスに反応、スペインの魂プジョルをかわすと右足一閃！ジダンの為の試合を自らの右足で幕を引きました。未だ道の半ば、いったいこれからどれ程の奇跡を我々に見せてくれるのでしょうか。強豪同士がミックスアップされた、今のところ決勝ＴＮＯ．１の試合だったのではないでしょうか。しかしスペイン・・・この大舞台の弱さはなんなんだろう。まあおかげで前回大会優勝のブラジルと、前々回大会優勝のフランスという対戦が観られることとなったわけですが。さてそのブラジルですが。未だその底は見せず。ブラジルはまだ本当の強豪との戦いはないものの、侮れないアフリカの希望、ガーナを迎えての一戦。しかしまだまだブラジルは８０％の力で相手をねじ伏せてしまいました。この試合、観客を魅了したのはガーナの方でした。スピード感溢れるダイナミックな展開と、ブラジルのお株を奪うような見事なショートパスの連携。なんどもブラジルゴールに襲いかかり、決定機を演出しました。スタッツを見ても、どちらが優勢だったかは明らか。11シュート1810枠内シュート718ファウル243コーナーキック41フリーキック (枠内シュート)10PK05オフサイド40オウンゴール02警告60退場148%ボール支配率52%27総プレー時間29どちらがブラジルかというと、左がブラジルなわけで。支配率、シュート数共にガーナが勝っています。しかし、恐るべきはブラジルの決定力、フィニッシュの精度。ブラジル守勢だな～と思っていると、あっと言う間に攻撃に転じ、いとも簡単にゴールをもぎ取ってしまう。まるで普段はぐうたらな牡ライオンが、突然牙を剥いた時のように。少ない手数で確実にあいてののど笛を掻き切る凄さ。正直戦慄を覚えました。恐るべきは枠内シュート率。１１本中１０本、じつに９０％を超えるわけで。そして浮かび上がる事実はここに至ってまだ、ブラジルは本気ではない。試合の半分は歩いているというか寝ているエースロナウド。しかし牙を剥いた時の迫力、鋭さは全盛期の輝きを取り戻しつつあります。そして一見沈黙を続ける小さなロナウドですが、彼は今大会ゲームメークに徹している。リスクを冒して自ら点を獲りに行く必要性をまだ感じていないのでしょう。ここ一番でスーパープレーが飛び出す可能性は大いにある。ボランチのエメルソン・ゼ・ロベルトの壁は厚く、要所要所で攻撃の芽を摘む。唯一不安のあるのはＣＢですが、ルッシオが決定的な破綻を防いでいる。１００％のブラジルは、いったいどれ程のものか。もちろん、このまま真価を発揮せずに消えてしまうことも有り得ます。ブラジル唯一の不安と言えば、未だ強豪国との戦いが無く、試合勘として死線をくぐり抜けてきたフランスに劣る部分があるのではないでしょうか。いずれにしても、楽しみな対戦となりましたねえ。それとロナウドの大会通算１５ゴール、もの凄い記録ですよね。まだあと最大で３試合、さらにこれからまた化け物ＦＷが出てこない限り、次回の大会もメンバーに名を連ねる可能性はありますからね。誰も追い抜けない金字塔を打ち立てる可能性は高いかと。なんだかんだ言われますが、怪物なんですよね・・・ 

  2006.06.28

  コメント(19)

• 

  ワールドカップ観戦記【18日目】　予想ﾊｽﾞﾚﾏｸﾘﾏｸﾘｽﾃｨ

  ～6月２４日の決勝Ｔ予想日記より～ ドイツｖｓスゥエーデン　ここまで今ひとつ精彩を欠いてますが、スゥエーデンに勝って欲しいなあ。勢いでは完全にドイツですけどね。注目はクローゼと沈黙の大砲イブラヒモビッチの大型ＦＷ対決。スウェーデンの勝ち上がりを予想　×アルゼンチンｖｓメクスコ　これはもうアルゼンチンで。メクスコは今大会ちょっとだらしないですね。ボルヘッティが効いてるかな。アルゼンチンの勝ち上がり　○イタリーｖｓオージー　日韓Ｗ杯の代理戦争？再びヒディンクマジックが火を噴くのだろうか。普通に考えればイタリーの優勢は揺るぎないのですが。ここはオージー勝ち上がりの穴予想　×スイスｖｓウクライナ　難しいですねえ。新たな強国の誕生を予感させるスイスに、尻上がりに調子を上げてきたシェバ率いるウクライナ。うーん・・・スイスの勝ち上がりかな　×イングランドｖｓエクアドル　まあここでイングランドに負けて貰っちゃ困るのでイングランド勝ち上がり　○ポルポルｖｓオランダ　はい、オランダです。ファンですから　×・・・・・・・ここまで２勝４敗orz あまりの低確率に、今年一年ギャンブルをやらないことを誓いましたがなにか？ まあ・・・今日はスペインとブラジルが出てくるのですが、こちらは両チームの勝ち上がりを予想しているだけに、予想が当たってくれることを祈りますよウンウン。まあここまで６６％の確率で外しているわけですから、どちらかのチームが敗退する可能性は大いにあるけどねウンウン。ということで昨日の予想は見事両チーム外したワケですが。まあイタリアが勝ち上がって良かったという思いもありますし、シェバがもう少し見られるのは幸いですね。オーストラリアも良く戦っていたと思いますよ。ベスト１６に上がるべくして上がったチームだなと。イタリア相手に引かずに勇気をもって戦ってましたからねえ。あの辺りが日本とは違うところかなと。それだけに退場者を出したイタリアを攻めきれなかったのはイタイですね。イタリアの戦いを見ていると、まだまだカテナチオから脱却できずにいるな・・・と思いました。むしろ試合を重ねるにつれて、カテナチオ色が強くなっているなと。この試合はトッティに変えてデルピを使い、３トップで臨んだわけですが、攻撃陣と守備陣の乖離が産まれてきたように見えました。これはカテナチオの特徴でもあるわけで、全員守備～全員攻撃の理想からはズレてきたなと。まあ勝ち上がったチームを見るにつれ、守備の重要性を感じるわけですが。オランダもポルトガルより守備の劣るチームだったし、イングランド然り、イタリアにしても１０人になってもオージーの猛攻を凌ぎきれる守備陣を備えている。守備という土台があってこそ、強烈な攻撃力が活きてくると思われるわけです。となると残ったチームの中では、イタリア・ポルトガル・スペイン・イングランド・・はちょっと中盤の守備がどうかと思うけど、この辺りのチームが残ってくるのは必然なのでしょう。そういう意味では、予選を通じて4試合無失点だったスイスが消えてしまったのは、残念だなあと思いますね。攻撃の迫力という点では劣っていたわけですが、まだまだ守備的なチームの優位性を示す機会はあったように思えますし。ウクライナとはＰＫ戦、勝負を分けたのはほんの少しの差だと思うので。今日でいよいよベスト８が揃うわけですが、決勝Ｔに入ってからは「これは！」という試合が無いような気がします。スペインｖｓフランスという好カードに期待したいところですね。ジダンの花道はまだまだ続くのか・・・？

  2006.06.27

  コメント(9)

• ワールドカップ観戦記【17日目】　 悲しい色やねん

  オランダが・・・ベスト１６で・・・姿を消しました正直日本代表が敗退したときよりもショッキングです。しかもその負け方が最悪。決勝Ｔ１回戦、ポルトガルｖｓオランダは、この大会ワーストの泥仕合になってしまいました。両チームあわせて１６枚のイエローカード、４枚のレッドカードが飛び交うという最悪のゲーム。せっかく高い技術を持つ両チームの戦いが、こんな結末になろうとは。４人の退場はＷ杯最多らしいです。どう考えても、こんな形でしか裁けない審判に問題があります。事はこの試合の勝ち負けだけではないのです。勝ったポルトガルはチームの要、デコを次戦で失います。正直次のイングランド戦をデコ抜きで戦うのは厳しいでしょう。われわれの興味も著しくそがれてしまいました。今大会を通じて、ファウルには厳しく対応するように徹底されているように思います。しかし、後半に入りフィーゴの頭突きなどプレーに関係の無いところで続出したラフプレーに対し、カード以外に沈静化する方法は無かったのでしょうか。例えばの話ですが、試合を一時中断して両チームのキャプテンに警告するとか・・・。そのぐらいの処置をしていい試合だったと思います。あんな状態でプレーする選手は危険すぎる。あまりに悲しい試合でした。サッカーを良く知らない妹も「これってＷ杯なんでしょ？」などとあきれていました。結果的にはポルトガルが勝者となりましたが、この試合に勝者もないような気がします。特にこういう大きな大会になればなるほど、審判が問題視されがちなわけで。この試合も全て審判に責任があるとはいいませんが、かなりの部分コントロールする方法はあったはずです。これからこのような試合が出ないことを祈るばかりですね・・・

  2006.06.26

  コメント(2)

• ワールドカップ観戦記【１６日目】　ドイツｱｹﾞｱｹﾞ　アルゼンチン？

  上げ潮じゃ～～い♪そんなドイツ国民の浮かれ騒ぐ声が地球を半周して響いて来そうな朝、皆様いかがお過ごしでしょうか。いやあ、眠いですな。ただでさえ遅い時間なのに、決勝Tになってからさらに深い時間てかほとんど朝じゃん、みたいな。アルゼンチンが延長やらかしたので余計です。全然眠れましぇんでした。さて、昨晩は決勝T１回戦のドイツｖｓスウェーデン、アルゼンチンｖｓメキシコが行われたわけですが。ドイツ強し。あの堅守を誇るスウェーデンがSturm und Drangなドイッチュラントの勢いを止める事が出来ず、あっちゅうまの２失点。スウェーデンを買ってた俺としては、まさかまさかの展開でした。とにかくクローゼが止まらない。なぜかロマンティックが止まらない。試合を重ねるごとに迫力を増すような印象。あの精神力には恐れ入りますね。完全にW杯、自国開催という大舞台を味方に付けている。しかし今日の主役はこの人ではなく、この人がディフェンスを引っ張ったところにポドルスキーどーん!!今大会注目のひとりに挙げられながらここまであまり華々しい結果を残せなかった、若きFWが調子を上げてキタからたまらない。２トップが目覚めてしまったらいかな北海の氷壁でも振り回されるばかりでした。俺的にはスウェーデンが退場者を出した時点でこの試合に興味を失い、チャンネルを変えてしまいました。なんでもカード出せばいいてもんじゃねえだろう・・・。もちろんファウルした方が悪いのですが、一回警告挟んでも良かったろうに。あれもまたホームの利なんだろうか。そのスウェーデンは英雄ラーションがPKを外してジ・エンド。最後までイブライモビッチは不発のままでした。彼をキャプに選び続けた俺に合掌。早速予想が外れましたｗさて、そのシュトルムウントドラングなドイッチュラントと戦うのが、アルゼンチンとメクスコの勝者。セルビア・モンテネグロから６点を奪い、一躍優勝候補に躍り出たアルゼンチンですが、この試合では著しく精彩を欠く。メクスコのポゼッションサッカーとがっちり噛み合っちゃった感じかなあ。前後半の９０分ではほとんどらしさが見られず。だってお互い得点はセットプレーだったし。しかし延長にはいると、同じポゼッションでも地力の差が出たか、徐々にアルゼンチンの支配する時間が圧倒的になり、飛び出したのはマキシ・ロドリゲスのスーパーボレー。アルゼンチンはみーんなああいうシュートが打てるのだろうか。そうなれば後は老獪なパス回しでメクスコをひらりひらりとかわしてタイムアップ。辛勝ながらアルゼンチンがドイツと準々決勝で対戦することに。それにしても、延長でリードを奪ってからの「攻める守備」は見事だったなあ。相手陣内でボールを回して時間を稼ぎ、隙あらば一挙に攻撃に転ずる。アルゼンチンはフィジカル的に恵まれているわけではないので、日本が目指すのはああいうサッカーなのかもしれませんね。これでアルゼンチンｖｓドイツになるわけですが。勢いではドイツだなあ。アルゼンチンはとにかく、序盤のドイツの速攻を凌いで、いかに自分たちのペースに引き込むかだろうねえ。ドイツの質実剛健なサッカーと、アルゼンチンの柔軟なパスサッカー。この対極の戦いに生き残るのは、果たしてどちらか？早い時間に先制点を奪えばドイツ、凌げばアルゼンチンで。出来ればアルゼンチンに勝って欲しいけど・・・ドイツももっと見たいｗ

  2006.06.25

  コメント(28)

• ワールドカップ観戦記【１５日目】　決勝Ｔが始まるよ！

  日本代表の戦いは終わりました。しかし、本当のＷ杯はこれからですから。日本代表が負けたからもうＷ杯は見ないなんて言わずに、これからの戦いを是非見ていただきたい。一流選手が死力を尽くして戦う舞台は、そう多くはないのですから。さて、１６チームも出そろい、一通り戦力も計れたので、この辺りで優勝予想でもしましょうか。【１回戦】 ドイツｖｓスゥエーデン　ここまで今ひとつ精彩を欠いてますが、スゥエーデンに勝って欲しいなあ。勢いでは完全にドイツですけどね。注目はクローゼと沈黙の大砲イブラヒモビッチの大型ＦＷ対決。スウェーデンの勝ち上がりを予想アルゼンチンｖｓメクスコ　これはもうアルゼンチンで。メクスコは今大会ちょっとだらしないですね。ボルヘッティが効いてるかな。アルゼンチンの勝ち上がりイタリーｖｓオージー　日韓Ｗ杯の代理戦争？再びヒディンクマジックが火を噴くのだろうか。普通に考えればイタリーの優勢は揺るぎないのですが。ここはオージー勝ち上がりの穴予想スイスｖｓウクライナ　難しいですねえ。新たな強国の誕生を予感させるスイスに、尻上がりに調子を上げてきたシェバ率いるウクライナ。うーん・・・スイスの勝ち上がりかなイングランドｖｓエクアドル　まあここでイングランドに負けて貰っちゃ困るのでイングランド勝ち上がりポルポルｖｓオランダ　はい、オランダです。ファンですからブラジルｖｓガーナ　何かが起こる予感！？波乱があるならここでしょう。ガーナがフィジカルで押しまくれば面白い一幕が見られるかも。んでもブラジルかねえ。スペインｖｓフランス　これはスペイン。フランスは老いさらばえました。【準々決勝】スウェーデンｖｓアルゼンチン　おおうこれも面白い組み合わせ。・・・んでも守備力は互角かスウェーデンが上でも、攻撃力が違うかなあ。意外とロースコアになりそう。アルゼンチンで。オージーｖｓスイス　こうなればオージーでしょｗベスト４に行っちゃうよ・・・。イングランドｖｓオランダ　オランダ。ブラジルｖｓスペイン　くっはぁー！好カード！早く見たいような、見たく無いような。ここはスペインを予想しようかな。ブラジル敗れる。【準決勝】アルゼンチンｖｓオージー　アルゼンチンだなあオランダｖｓスペイン　うーーーーんオランダｗ【決勝】　アルゼンチンｖｓオランダ来ました決勝戦。オランダ優勝ですオランダ。理由はめんどくさいので書きませんｗだんだんいい加減になってきましたがいつもの事なので気にしないでください。ちゅうことでオランダ優勝ですばんじゃーい

  2006.06.24

  コメント(12)

• ワールドカップ観戦記【14日目】　戦いは終わりぬ

  ブラジル戦を間近に控え、俺はひどく冷静だった。あまりサッカーを良く知っているわけではない友達は言った。「奇跡はあるよ、日本人なら代表チームを信じよう！」と。俺は言った。「信じれば空を飛べるというなら信じてもいいよ」と。それだけ厳然たる実力差が、ブラジルと日本の間にはあったことはわかっていた。だからこの試合、俺にとって重要だったのは日本がこの４年間の成果をわれわれにどう示すか、明日に繋がる試合ができるか否かだけだった。大会前になるが、俺はオーストラリア、クロアチア戦はタフな試合になるが、ブラジル戦はいわゆる「いい試合」になるだろうと予想していた。それはこのグループでは唯一、ブラジルの攻撃的サッカーに対して、日本には立ち向かう術があったからだ。オーストラリアやクロアチアの高さやフィジカルを活かした堅守速攻のサッカーに対しては、日本は容易に対抗できない。ジーコの築いたサッカーとは、そんなサッカーだと思っていた。現実的にオーストラリアには完膚なきまでに叩きのめされたし、クロアチアは互角の泥仕合だった。そして前半３０分までは、ブラジル戦も予想通り「いい試合」になっていた。もちろん全体的には押し込まれていたわけだが、神懸かったセービングを連発する川口を中心に良く守り、カウンターで空いたスペースでは玉田がスピードを活かした突破を試み、サイドを加地がえぐり、巻が前線から体を張ってボールに喰らい突いた。玉田の美しい先制点は、ゴールに飢えた日本人にとって渇きを癒す甘露だった。しかし、そのゴールにも自然とガッツポーズは浮かんではこなかった。それは日本が最後まで「いい試合」を演じるには、本来のパスサッカーが封じられ、中田、小笠原、中村らパサーが殆ど機能していなかったからである。これでは日本のリードは長くはないな、と思っていた。とくに中田の不調は明らかだった。パスには著しく正確さを欠き、動きも重くディフェンスは軽い。たまに前線まで上がって行くとスタミナが切れて、ディフェンスに戻ることもおぼつかなかった。競走馬で言ったら「イレコミ」の状態に見えた。そして日本は、これまでの２戦で繰り返して来た同じ道をたどった。この試合、ブラジルに対抗するために最初からトップギアで走り回っていたので、その分消耗は酷かった。電池の切れた日本は、為すすべなく１－４で王者に屈した。「いい試合」になったのは、最初の３０分だけだったのは、予想外だった。これまで連呼した「いい試合」という言葉には、多少は皮肉めいた要素もあるわけで。ブラジルが予選突破を決めていること。相手が超格下の日本代表であること。決勝Ｔを見据えた戦いをしてくるであろうこと。そして、日本の監督がジーコであること。これらの要素が、いい試合を生み出すだろうというのが俺の予想だった。攻め合いになり、中盤であまりプレスにこず、スペースがあり、ディフェンスに人数をかけない、格上の強豪とならば、日本のサッカーは活きる道があるだろうと。しかしその予想さえ覆した日本の姿には、これまでにない幻滅を感じた。なぜなら今回の日本の敗因は、いずれも「走り負け」だったからだ。技術や体力の劣るチームが走り負けていたら、いったい何で勝つというのか。走り負けとは何もスタミナのことだけではない。走る気持ち、ボールを追う気持ち、勝ちたい気持ちという魂の部分が、選手を走らせる部分は大いにある。そしてそれは画面を通しても、サポーターに伝わってくるはずである。しかしこの大会、３チームのいずれにも「走り負け」ていた。馬鹿にするな、と言いたい。お前らはいったい何様なんだと。何を見せに、どんな準備をしてドイツまで来たんだよ、と。クロアチア戦後、にこやかに談笑する選手達からは、悔しさは伝わってこなかった。ブラジル戦で途中交替し、理由はどうあれベンチで笑顔を浮かべられる小笠原に吐き気がした。結局のところ、ジーコの伝えたかった自立したサッカー、戦う気持ちはなに一つ伝わっていなかった。はっきり言おう。ジーコの４年間は、無駄だった。後々、この経験が後の世代に生きてくるかどうかは、この際問題ではない。４年間、この舞台を目指して戦ってきたチームが、この舞台で何も見せられなければ、そのチームは失敗だったと言わざるを得ない。フランス大会とは違うのである。結果という実りなき戦いに意味は無い。奇跡は起こらず、神は、いなかった。ジーコは批判されなければならない。されなければ、日本サッカーに未来はない。そして、ジーコを祭り上げた協会も責任を取らなければならない。でなければこの恥ずべき結果の責任は、誰がとるというのか。日本は、弱い。しかし、戦い方によっては、１次リーグを突破してさらに上にいけるだけの力は、絶対にある。それを引き出せなかったのは、監督やそれを選んだ協会の責任である。それだけは間違いない。

  2006.06.23

  コメント(22)

• ワールドカップ観戦記【13日目】　決戦のＥ組

  ご無沙汰をしております。三都主のケツブロック玉田の審判に当たり負け川口のハラキリスルーそして柳沢の芸術的股抜きシュートこれらの事象で腹がよじれて、日記を書くことができなくなってましたどうもすみません。さて今日、日本代表はブラジルに挑むわけですが、決勝Ｔに進む条件としてはならば３点差でブラジルに勝つことが望ましいなどと、スクラッチくじで１億円当たるくらいの幸運が必要な日本の事はおいておきましょう。応援はしてますよ。ＦＳ中村をキャプテンにしてますし。単純に明日に繋がる試合をして欲しいなと。勇気をもってね。問題はＥ組ですよ。前回の日記にも書いてますが、最終戦を残してどのチームにも可能性があるという見事な死のリーグっぷり。Ｗ杯の面白さがこの１戦に凝縮されているといっても過言じゃない。ガーナがアメリカに勝つとしましょうや。そうすると、ガーナの勝ち点は６。現時点では勝ち点４のイタリア、勝ち点３のチェコは引き分けではどちらかのチームが届かなくなってしまいます。ゆえにどちらのチームも勝利が必要、負けたチームはＷ杯からおさらばということになりかねない。じゃあチェコとイタリアどっちが勝つのか・・・といったら、う～～～～～んと頭を抱えてしまいますね。まあネームバリューから言ったらイタリアなのはしょうがないとしても、チェコも強いですからねえ。てかＦＩＦＡランクではチェコのが断然上だし。問題はコラーを欠いた２戦目で、著しく精彩を欠いたということですかね。イタリアはイタリアで不安はあるわけで。日韓Ｗ杯～ユーロにおいて、イタリアは前評判どおりの結果を残した例がありません。まあ近年では強い部類のイタリア代表だとは思いますが、日韓同様、肝心なところで審判に足を引っ張られたりと、ツキが無いのも確か。果たしていったいどうなってしまうのでしょうか。気持ち的には、ジラもガットゥーゾもピルロもネスタもいるイタリアを応援してますがね。どう考えてもグループリーグで消えてしまうチームでは無いし。見えかけた新しいイタリア代表をもっと見てみたいと思うのです。しかし、チェコにも意地がある。１戦目の強さが戻ってくれば、互角以上の戦いはしてくるはず。うーん、楽しみですねえ。予想は止めておきましょうか♪純粋に楽しみたいなと。

  2006.06.22

  コメント(8)

• 

  ワールドカップ観戦記【９日目】Ｅ組みﾔﾊﾞｲよＥ組み

  まずはＤ組みから、ポルトガルが順当に決勝Ｔ進出を決めました。ポルトガルにはゴールデンエイジと呼ばれた世代がいました。世界大会での活躍を期待されながら、自国開催のＥＵＲＯ２００４でも準優勝に終わり、遂に華々しい活躍を遂げることなく終わっていった黄金世代・・・その最後の残光が、ルイス・フィーゴなのです。この大会で、彼の奮闘ぶりは際立っています。トッププレーヤーに年齢のことを言うのは無粋だとは思うのですが、ピッチを縦横無尽に駆け抜け、得意のドリブル突破を見せるフィーゴからは、年齢による衰えをカバーしてあまりある魂がプレーにこもっている気がします。黄金世代から脱却したことで、ポルトガルは新たな栄光を築くのかもしれません。エースのパウレタ、進境著しいクリスティアーノ・ロナウド。中央で思うがままにタクトを振るデコ。中盤の底で献身的に攻撃陣を支えるマニシェとコスティーニャ。このタレント達を名将スコラリが率いて、野心たっぷりにＷ杯に乗り込んできたポルトガル。そしてその野心を成就させるだけの実力を、彼のチームはわれわれに示しつつある。決勝Ｔでの活躍が楽しみですね。それより奥さん、Ｅ組みが大変なのよ～イタリアの伝統的戦術カテナチオを捨て、全員守備全員攻撃で中盤の底にはゲームを創るピルロ。新しいイタリア代表の誕生を予感させたガーナ戦。方や米国戦でファンタスティックなサッカーを展開し、ロシツキーらがわれわれを魅了したチェコ。Ｅ組みはこの２組で鉄板かと思ったら奥さん、イタリアは米国に引き分け、チェコにいたってはガーナに完封負けですよ奥さん。これでどうなったかというと、最終節を残してＥ組には全てのチームに決勝Ｔ進出の可能性が出てきたわけ。イタリアｖｓチェコが引き分け、ガーナｖｓアメリカが引き分けたりするとイタリア・チェコの決勝Ｔ進出になるけれど、もしチェコとガーナが勝ったりしたらイタリア予選敗退よ。まあどうしましょう。本当の死のリーグはこっちだったのかもね。これは目が離せません。今大会は順当に行き過ぎだと思ったけれど、波乱はここで生まれるかな。さて今日は我等が日本代表の運命の第２戦。うちらもいっちょ波乱を巻き起こしてやろうじゃありませんかねえ皆さん。とにかく魂で勝利を目指して頑張れ！ニッポン！！【昨日のＦＳ】 ディフェンダーアレッサンドロ・ネスタ ITAUSA  Active000000100000-0.5　 xフォワード アルベルト･ジラルディーノ ITAUSA  Active1001000000008 x2昨日はイタリーの２人しか出場してなかったので、ランキングは落ちてしまいました。んでもキャプテンのジラが稼いでくれたからそんなに落ちなくてすんだね。波乱の結果だったのもあるのかな。ポルトガルは快勝したけど。

  2006.06.18

  コメント(9)

• 

  ワールドカップ観戦記【８日目・２】　今日は祭じゃ♪

  オランダ決勝Ｔ進出ｷﾀｰ*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜(ﾟ∀ﾟ)ﾟ･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*!!!!!いやあまさか死のＣ組であっさりこの強豪２ﾁｰﾑが勝ち抜けると思いませんでした。オランダはひっさびさの大舞台での躍進ですね。本当に嬉しいです。正直開幕前はここまでやれるとは想像してなかったけど嬉しい誤算でした。最終戦にアルゼンチン戦を残し、何としてでもここでグループリーグ突破を決めておきたかったコートジボワール戦。アルゼンチンとの戦いを見るに、恐ろしくフィジカル的にタフな試合になるだろうなと思っていたのですが。想像以上にタフな試合となりました。コートジボワールは間違いなく、このグループでなければ決勝Ｔ進出していただろうと思えるほどに強かった。アフリカらしい超絶フィジカルとスピリットで、リードされた後半は試合を支配し何度もオランダを脅かしました。今までのオランダだったら、同点に追いつかれたり逆転されたりしてもおかしくなかったと思うのですが。あっさり２連勝でグループリーグを突破するなんて、オランダのキャラじゃないんだよなあｗこのチームはやはり違うなにかを持っているのかもしれません。ロッベンという飛び抜けた才能を持っているとしても、過去のオランイェもタレントでは遜色無かったはず。むしろスター選手は少ないと思えるわけえ。その辺り、監督経験が多いとは言えない聖マルコことファン・バステンの手腕なのでしょうか。ダービッツやセードルフら過去の名声にとらわれず、自分の目でフィットする選手を選び、チームを作り上げたことが一番の大きな要因かもしれません。セルビア・モンテネグロ戦でややスタンドプレーに走ったロッベンをファン・ペルシーが批判したようですが、この試合でファン・ペルシーが１得点、ロッベンが１アシストなら問題ないと思えてしまう。このチームがどこまで行けるか。真に今のオランイェが力を発揮するのは２００８のユーロ、そして２０１０のＷ杯だと思っているので、その地固めとして今大会で良い結果を残して欲しいですね。ということでＣ組は早々と２組の決勝Ｔ進出チームが決まったわけですが、最終戦ではオランダとアルゼンチンが激突します。これが消化試合になるとは、だれも想像してなかったのではないでしょうか。Ｃ組の１位２位はＤ組の２位１位とそれぞれ対戦するわけですが、どちらのチームも優勝を目指すならリスクは少ない方がいいわけで。Ｄ組からはおそらくポルトガルとメキシコが１位２位で出てくるでしょうから、実力的には大差無いとは思いますが、Ｆ組首位通過が濃厚なブラジルとは同じ側にはなりたくないでしょうから。どちらのチームも首位通過を目指して本気モードで来るのではないでしょうか。今から楽しみでなりませんね。【昨日のファンサカ】 ゴールキーパーエドウィン・ファン・デルサル NEDCIV  Active0000000006019 ディフェンダーラファエル・マルケス MEXANG  Active0002021000007.5xフォワード ルート・ファン・ニステルローイ NEDCIV  Active10020210000012.5 x2 フォワードカルロス・テベス ARGSCG  Active10110010000010.5ようやくキャプテンが当たりましたｗ4人が4人ともいい活躍をしてくれて、開幕以来のＨＩＴの日でしたね。テベスも出場してゴールしてくれたし、心配だったニステルもゴール。言うこと無いッス。もとやんりーぐでも2位に浮上♪首位のカープさんまではまだまだ遠いけど、優勝争いできるといいなあ。

  2006.06.17

  コメント(4)

• 

  ワールドカップ観戦記【７日目】　睡魔にスイマセン（死

  遂に睡魔に屈してしまいました。大会開始以来、まがりなりにも全試合観戦（再放送を含む）を目標にガンバってまいりましたが、昨日は我が３１回目の誕生日だったこと、ここ連日の睡眠不足で体が鬼のように重かったことなどもあり、観戦を放棄してしまいました。まあグループリーグも2巡目に入ったし・・・みたいな┐(´ー`)┌それにしても昨日15日は人生最悪の誕生日だったかもしれません。朝から雨は降ってたし記念すべき３１年目の朝は、大嫌いな上司のモーニングコールで始まり仕方なく出勤して1時間後に帰って来てみれば、かみさんは体調不良で寝込んでるし必然的に出かける予定もキャンセルで子守りだし調子の悪かったプレステをついに本格的に分解修理しはじめたら、ＤＶＤの読み込み調整するネジが勢い余って吹っ飛んで完全におシャカになるし仕方なくＰＳ３が出るってご時世に3代目スケ番刑事麻宮サキまたの名をＰＳ２　７５０００ＳＳＳを買ってきて、ぶっ壊れた先代を箱にしまっていてふと上蓋を見たら、購入日が2004年7月でピッタリ2年前さすがソニータイマー時間に正確ね♪♪などと妙に感心夕飯にリクエストのうなぎを喰ってたら自慢の扁桃腺に骨がロンギヌスの槍のように突き刺さりなんだかもう人生そのものに疲れ切ったので、今日はＷ杯はお休みデーと１０時に寝たら、朝の6時に頭の上で虫の羽音がブンブンと鳴っていて、ウルッセーナー、なんだよクソ虫とカーテンの裏を覗いてみたら、ハチ界の世界チャンピオンでしょ？ってくらいのでかさのスズメバチがいらっしゃって生命の危機を感じて、仕方がないのでゴキジェットで立ち向かったら案の定あまり効き目が無く、向かってきやがったので逃げ出したらベッドから転落して打撲3カ所、擦り傷2カ所そんなこんなで３０分ほど格闘してようやく退治したと思ったら、その音で子供は起き出すしかみさんは調子悪くてまだ寝てるし朝っぱらから子守だし今日は仕事だし雨はざあざあ降ってるし朝ご飯は嫌いなメニューだし道は混んでるしＦＳのキャプテンはバラックのままだし・・・・・・・・・今、細木数子に見て貰ったら確実にあんた今年死ぬわよ♪と言われる自信たっぷりなもとやんですこんにちわ。さて、前置きで残されたわずかなパゥワーの残量が５％くらいになってしまい、仕事を半ば放棄して生命維持モードに移行しないと本当に死んでしまいそうな状態なんで、昨日で印象に残ったスペイン戦を。ウクライナの矢につがえる弓無しウクライナｖｓスペインの一戦はスペインの圧勝に終わりました。この大会で国家の代表としてようやく大舞台を踏んだシェバことシェフチェンコでしたが、残念ながら個人もチームも含めて完全にスペインに封じ込められてしまいました。スペインといえば数年前から無敵艦隊と言われて常に期待されてきましたが、まったく無敵などという状態からはほど遠く、大舞台では結果を残せずに来ました。が、それがどうやらドイツ大会は違いそうな感じ。なにしろ新エースのフェルナンド・トーレスがキレッキレ。今大会見た中では、ロッベンと肩を並べるくらいのインパクトがありましたね。長身にして足下の技術、スピードがあるＦＷの理想形。今大会のブレークは必死でしょう。中盤ではシャビシャビコンビが支配し、守備では聖イケルとプジョルがゴールに鍵をかける。ラウルがサブに控えるほど選手層には厚みがある。今大会は好結果を残しそうな気がします。方やシェフチェンコですが、いかに彼でもこのチームでは厳しかったかなあ。ウクライナの矢はなんどもなんどもディフェンスラインを切り裂こうと飛び出しを試みたが、ついにスペインのＤＦを切り裂くパスは出てこなかった。鋭い刃を持つ矢を持ちながら、それを引き放つ弓がショボかった。まあもうミランからチェルシーに行っちゃったんで、同情はしないけどね┐(´ー`)┌【昨日のファンサカ】 ミッドフィルダースティーブン・ジェラード ENGTRI  Active1001011000008.5 ミッドフィルダーフレドリク･ユングベリ SWEPAR  Active10020310000013.5　  フォワードズラタン・イブラヒモビッチ SWEPAR  Active0001001000002.5 フォワードマイケル・オーウェン ENGTRI  Active0000010000001キャプテン変えるのわすれてたよ～～～い♪メンバーは変えておいたのですが、あまりの誕生日ショックにキャプテンがバラックのままでしたorzまあおそらくズラタソを指名してたと思うし、大勢には影響はなさそうだけどさｗ

  2006.06.16

  コメント(2)

• 

  ワールドカップ観戦記【６日目】　唐辛子スピリット

  唐辛子レッドが目にしみるぜ。韓国初戦勝利おめでとうございます多少悔しくないこともないですが、ここはアジアの仲間として素直に賞賛したいなと。日本と韓国はスタイルは違えど、技術的な差はありません。では初戦で逆転負けしたチームと逆転勝ちしたチームの差はなんなのか。それはひとえに、韓国人の勝利にかける熱き唐辛子スピリットのたまものでしょう。勝利にかける執念と、民族としての団結力が違う。ピッチで、スタンドで揺れる真っ赤な唐辛子レッドを見るだけでなんか圧倒されゲンナリとしてきますもの。象徴されるのが逆転した後の終了間際のセットプレー。ゴール前の良い位置でＦＫを得た韓国は、フリーキックをバックパスするとトーゴサポのブーイングを物ともせず、後ろでボールを回していました。おそらくこれは日本には決して出来ないプレーであり、Ｗ杯で勝てるチームと勝てないチームの差なんだろうと思ったわけです。もちろんそれだけではなく、韓国は先制されても、かならず逆転してやるという闘志が、自信がモニター越しにも伝わってきました。どこかオドオドと及び腰だった日本とは大違いで、見習うべきでしょう。フランスが完調ではないだけに、韓国の決勝Ｔ進出の可能性は大いにあるのではないでしょうか。その他の試合に目を転じると、フランスがスイスに引き分けました。これ自体は俺にとってはそれほど驚きではありませんでした。フランスの不協和音は聞いていましたし、躍進著しいスイスの可能性も感じていたので。フランスはドメニク監督が完全に選手達の信頼を失っていると言われています。アンリのチームとして若手に切り替え、引退を決めていたジダンを復帰させてようやく得たＷ杯の切符。アンリが移籍問題を決着させ、ジダンにとって最後の大舞台となることで、チームが一つになるのではないかという俺の希望的観測は多少甘かったかもしれません。しかし、このスイスとの引き分けは、フランスにとっては想定内ではないでしょうか。残り２試合で勝ち点を取りこぼすことは考えにくいので、フランスの決勝Ｔ進出は依然有力だと思います。まあもちろん、日韓大会のような事も容易に起こり得るわけですが。スイスは今大会、そして２０１０年大会でブレークが期待される国です。若干２０歳でアーセナルでポジションを得たセンデロスをはじめ、バルネッタ、ベーラミらまだオリンピックにも出られるような有望な若手がひしめいており、この大会でどこまでいけるか楽しみにしているチームの一つであります。さて、日本にとって問題のブラジルｖｓクロアチアですが。クロアチアw(ﾟ□ﾟ;)wﾂﾖｽこ　れ　は　も　う　だ　め　か　も　し　れ　ん　ねなんていうか、でかくて太くてそそり立つガチムチ兄貴達が押忍押忍言いながらゴリゴリに堅い守備してるわけですよ。あれをいったいどう崩すんだと。無理、まじで無理。ブラジルが手こずるくらい完璧だったもの。唯一のミスともいえるミスで、カカの得点で敗れたわけですが、守備力では今大会屈指かもしれんね。攻撃もエースのダド・プルショはあきらかにビドゥカを凌ぐ実力。１９０ｃｍなのに足下のプレーとかめちゃめちゃ柔らかいし、パスも出せるし、なにしろスゴイ突進力。こいつを２バックでどうやって止めるのかと。今から闘莉王呼べやと。他にもクラスニッチとかクラニチャールとかみんなデカくて上手くて早いわけ。セットプレーなんてどうやって防ぐんだろうか。無理、まじで無理。ニコ・コバチが負傷したとか言うけどこっちも坪井とかケガしてるやん同じやん。もうさ、完全に見物に回った方がいいと思う。日本は速いパス回しでとか、クイックネスでとか言うけど、ブラジルのパス回しにも大きく崩されることのない相手にどうするんだと。獲れて俊輔のFKとかで１点、こっちの失点は計算が立たないから。この試合を見て逆に吹っ切れた感じがしましたね。むしろクロアチアとオーストラリアが、決勝Tをかけてどんな戦いをするかの方が興味があるかも┐(´ー`)┌そして一方の優勝候補のブラジルはというと。ネットとか見てるとブラジル辛勝とかいう文字が見受けられましたがアフォかと。余裕しゃくしゃくじゃねえかと。クロアチアの守備に手こずっていたのは確かだとは思いますが、同点に追いつかれたら２－１に、さらにおいつかれたら３－２にというどこまで行ってもその差は縮まらなかったと思います。それほどブラジルは余裕を残した戦い方を、予選を突破するための勝ち方をしていたと。プラン通りであり、完勝なわけです。いろいろな１－０があるだろうけど、最高レベルの１－０だろうと思うわけで。まあ万全でしょう。グループリーグレベルで足下すくわれるとは到底思えません。優勝候補の大本命の名に恥じない仕上がりだったのではないでしょうか。 ディフェンダーリリアン・チュラム FRASUI  Active0000022000001【昨日のファンサカ】  ミッドフィルダーロナウジーニョ BRACRO  Active0002013000005.5xミッドフィルダー カカ BRACRO  Active1001002000007 x2 ミッドフィルダージネディーヌ・ジダン FRASUI  Active000000210000-4　  フォワードティエリ・アンリ FRASUI  Active0003012000009 フォワードロナウド BRACRO  Active0000011000000.5なんだこれｗロナウド０．５って、動かなすぎやがな。無得点のアンリより点を獲ったカカのが低いｆｐなのがス・テ・キ♪もとやんりーぐではどんどん順位を落とすばかりで皆さん上手いですねえ。 

  2006.06.14

  コメント(9)

• 

  ワールドカップ観戦記　【豪州戦考察】

  そこでブラジルですよ♪おはようございます。魂の抜けるような日本の敗戦から一夜あけて、気持ちの整理もついてきたので、もう一度冷静に昨日の試合を振り返り、日本の決勝Ｔへの蜘蛛の糸をたぐってみたいなと。そこで冒頭の言葉となるわけですが。日本が奇跡的に決勝Ｔに進むには、ブラジルにおすがりするしかない。最低の条件としては、ブラジルがオーストラリア、クロアチアに3点差以上で勝利してくれること。そして、クロアチアがオーストラリアに勝利or引き分けること。なおかつ、日本がクロアチアとブラジルに1勝1分け以上の成績を収めること。これえブラジルが２勝、以下1勝1分1敗で並び得失点で決勝Ｔという筋道が見えてくる。ブラジルが大差で勝利してくれれば、オーストラリアがクロアチアに勝利しなければクロアチアに勝ち、ブラジルに分けでもいいわけですよ。なんとかなりそうな気が・・・・・してきませんかｗ実際問題、３０年Ｗ杯に出場しておらず、勝利もなかったオーストラリアに全く歯が立たない状態で、3位になったことのあるクロアチア、言わずと知れた王者ブラジルから勝ち点をもぎ取ることは不可能に近いかと。しかし、そこでジーコですよ♪神様の苦境を見たブラジルイレブンが奮起し、クロアチア・オーストラリアを大差で下す。２勝ですでに通過を決めたブラジルは、日本戦ではチョチョチョイと手心を加えていただき、引き分けくらいはプレゼントしてもらって。監督としては無能なんで、そのくらいは役にたってもらわにゃ。まあそんな政治家みたいな通過プランは夢物語としても、現実日本はどうしたら良いのか。もう一度オーストラリア戦の敗因を検証してみよう。【監督】ゲームプランが皆無。どうやって相手チームに勝つかという策は一切ない。基本的に選手の力を信じて力を発揮させるというスタンスはいいが、残念ながら日本選手は個々の力が劣っているだけに１４０％くらいの力を出さないと勝つことは不可能。選手交代が致命的に遅い。選手交代のチョイスが致命的に間違っている。そもそも監督の指示か選手が話し合って決めたことかしらないが、なぜこの試合に引いて守ってカウンターの戦術を選んだかが意味がわからない。誤審によってもたらされた先制ゴールで狂ったとも思えなくもないが。なぜならいままでそんなサッカーはやったことがないからだ。直前のドイツ戦だって、打ち合いに行ったからこそ引き分けた。練習でやっておらず、シミュレーションもしていない戦術が到底本番で使えるわけがない。アフォ。なにがリードしているときのサッカーをしようだ。いままでは2点3点獲りにいってたじゃねえかバカ。ただし、奇跡的に天の運・地の運・人の運のスリー７が揃うと、チームが確変状態に入ることがある。まさに神がかった力を。しかし確率は１／365くらいなものだが。ヒディンクがいってたよ。勝利の為に色々なプランを考えて、準備していると。ビジョンなくして勝利はありえないと。弱小国を勝たせるには、周到なまでの準備とプランが必要じゃないか？ジーコさんよ。まあいまさらだけどね。【選手】基本的に動きが悪かった。まともに動けていたのは、経験のある川口や中田くらいなもので、他の選手は8割程度しか力を発揮できなかった。中田が三都主サイドのフォローでディフェンスに入ったり、流れを変えるために前線にパスを放り込んだりと孤軍奮闘していたが、最後まで他の選手が普段通りの力を発揮することはなかった。押し込まれていたせいもあるが、キーであるサイド攻撃は駒野はガチガチだったし、三都主は明らかに悪いときの三都主いわゆるひとつのワルトスだった。後半に足がとまったのは、体力面というよりもむしろ慣れない防戦を強いられた精神面からくるものだったと思う。９０分間運動量の落ちずに激しいオージーの体力には経緯を表すが、日本がきっちり攻めに行っていればここまで差が出るとは思えない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【チーム】Ｗ杯という舞台に飲まれていたとも言えるだろう。組み立ては選手に任されているために、どうしても最初は手探り状態で入ることになるのだが、探ろうとしているそばからオーストラリアがガツガツとプレスをかけてくるために、考えを纏めることもできずにほとんど決定的な形を作ることはなかった。それはハーフタイムでも修正されることはなかった。監督の項でも言ったが、いままで無謀にも貫いてきて、或る程度の形が見えてきていた攻撃的スタイルを放棄したのは、おそらく選手たちだろう。Ｗ杯という舞台にビビらされ、それをヒディンクに見透かされていた。そもそも守って勝てるだけのメンバーを揃えていないのにもかかわらず、引いてしまえば相手の餌食になるのは目に見えているのに。勇気を奮い起こせ。前を向け。君たちにできるサッカーは、どんな巨大な相手にも臆することなく自分のスタイルを貫くカミカゼ特攻しかないのだから。それでこそ世界を驚かせることができるんじゃないかい？もう失うものは何もないだろ？さあ行こう。まだ終わったわけではないはずだ。

  2006.06.13

  コメント(6)

• ワールドカップ観戦記【４日目】　日本（笑）

  どうみても監督の差です。本当にありがとうございました。ピッチで試合をするのは選手だし、個々を見たときにオーストラリアに劣っていた。それは重々承知の上で言わせてもらいます。無策、あまりにも無策ゥウウゥウウウゥウウウウゥウ！！！！！オーストラリアの得点は全て途中交替の選手→ヒディンクマジック大黒の投入はロスタイム間近→ヂーコマジック心配していたことが現実になってしまいました・・・。選手の自主性に頼りきった基本的に無策なジーコ采配は、的確な戦術としたたかな選手交代に裏付けられたヒディンクマジックに完膚なきまでに叩きのめされました。まあ坪井の怪我による交代という予想外の事態はありましたが、それでも選手交代のクソさは本番になっても変わることはなかったのですねジーコさん。それにしても、次回から同じアジアの枠になるチームに対して、これほどまでにアドバンテージを握られるとは思ってもみませんでした。最終的な決定力で負けても、中盤の構成力なら世界に通用するというのが、日本の心のよりどころでしたから。試合開始当初、押し込まれ続ける日本を見て、どうせこのペースでいけばオージーばてるよ、後半絶対日本のペースになるからと言い続けていたおれですが、後半もっとわるくなっちゃった♪♪♪びっくりしました。わりと日本代表の実力に対しては悲観的な俺でしたが、ここまでひどいとは思いもしませんでした。どうみても３敗決定です本当にありがとうございました。なんかもう、戦術的にどこが悪かったとか、ここを修正すればという事態では無いと思います。完全に力不足です。とりあえず、俺の中で今大会のワーストゲームです。今日は自棄酒で考えがまとまりませんのでこのへんで。皆さん、Ｗ杯は見て楽しむものですから♪

  2006.06.12

  コメント(10)

• 

  ワールドカップ観戦記【三日目】　伝説の序章

  その日、新たなる伝説がピッチに大きく翼を広げた。名をアリエン・ロッベン。伝統的に３トップを用いるオランダが生み出した結晶とも言える超絶ウインガーである。死のグループと言われる、グループＣ。オランダのほかには優勝候補のアルゼンチン、「東欧のブラジル」ユーゴの流れを汲むセルビア･モンテネグロ。ドログバを核にアフリカ旋風を吹き荒さんとするコート・ジボワール。その大会一難しいグループにおいて、オランダが初戦に迎えたのはセルビア・モンテネグロ。堅守から速攻を得意とするスタイルは、攻撃的なスタイルのオランダにとって最も難しい相手である。しかし、オランダのトータルフットボールはセルビア・モンテネグロのカウンター戦術を完全に凌駕した。流れるようなパス回しと、高いポゼッション、めまぐるしいポジションチェンジ。トータルフットボールの昇華された輝きがピッチに溢れていた。そんなタレントぞろいのオランダの中で、明らかに異質な輝きを放ったのがロッベンである。彼無くして勝利はあり得なかった。ディフェンスを置き去りにする加速性能とトップスピード。緩急自在のドリブルワークと鋭いクロス。左サイドから右サイドまで大きく翼を広げる運動量、そこに先制点を挙げた決定力。ウインガーとしてこれ以上何を望めばいいのだろうか。彼は時の支配者であり、彼の元へボールが渡った瞬間、何かが起こる予感と期待でピッチに異世界を作り出した。ロッベンの踏み出した一歩は、どこまで翼を広げて昇って行くのか。想像もつかなく、今後も彼から目が離せない。オランダチーム全体に目をやると、思った以上に期待できるチームに仕上がっているなという感想を持った。イングランドの１－０とは点数は同じだが内容において全く違うと思う。意外に思えるかもしれないが、これがＷ杯初登場のファン・ニステルローイ。攻撃面では目だった働きは無かったが、彼が居たからこそＤＦのマークが分散し、ロッベンが活きるスペースが生まれるのである。ポスト役として前線～中盤で献身的な働きを見せた。今日結果は出なかったが、今後の活躍を確信した。３トップの右には今日はファン・ペルシー。これにカイト、ヘッセリンクらを加えたＦＷ陣は、質・量共に大会屈指。ブラジルにも決して引けをとるものではない。中盤には大ベテランのオールラウンダー、コクが重きを成し、スナイデル、ファン・デル・ファールトらの創造性溢れる若手が攻撃を担い、ファン・ボメルが守備のバランスをとる。不安視された若手の多いＤＦ陣だが、今日の試合は無難にまとめたと思う。決定的に崩されるような場面は無かったし、伸びしろがあるだけに今後試合を重ねるごとによくなっていく可能性はあると思う。大ベテランのファン・デル・サールは失点は許さなかったものの、たびたび足をつらせていたのには、替えがきかない選手だけに不安である。しかし概ね予想よりもいいＤＦ陣だったのではないか。特にスピード面において良さが出ていたと思う。ファン･バステンの手腕も頼もしく見えた。選手交代は的確だったし、なによりタレントたちをチームとして成立させている。国内中心の選抜が功を奏しているのだろうし、おそらく若手中心のチームの中で、ＦＷにはファン･ニステルローイ、ＭＦにはコクー、ＤＦにはファン・ブロンクホルスト、ファン・デル・サールと経験豊富な選手を各ポジションに配している事が、上手くチームを回らせているのではないだろうか。今後もアルゼンチン、コートジボワールと難敵は続く。しかし俺は、オランダのグループリーグ突破を確信した。むしろ今思うのは、なぜロッベンをＦＳに入れてなかったんだということ死のグループで同一チームから三人選ぶ気にはならなかったんだよね

  2006.06.12

  コメント(6)

• 

  ワールドカップ観戦記【二日目】　あれ・・・あれれれ？

  イングランド、スウェーデン、アルゼンチンと注目のチームが出てくる２日目。個人的にかなり楽しみにしていたのですが、なんだかあれれ？な日になってしまいました。まずはイングランドｖｓエクアドル戦。結論から先に言うと、ルーニーの復活無くしてイングランドの優勝はない。優勝候補に掲げられてはいるものの、不安も多いイングランド。この日はベッカムのＦＫから早々に先制点を挙げて１－０で勝利しましたが、やはりイングランドの抱える問題が浮き彫りになっていました。まずはＦＷ。クラウチ、オーウェンの２トップで始まり、長身のクラウチがターゲットとなり落としたところをオーウェンが狙うという基本戦術だったわけですが、オーウェンが不調で後半１０分に後退。するとエリクソンが切ったカードは、ジョー・コールをセカンドトップに上げて左サイドにダウニングというものでした。これはケガのルーニー、未知数のウオルコットをＦＷに入れている為に、代えがいないというひずみが産み出したものです。確かにジョー・コールは得点力があるし、ダウニングもスピードある突破で変化を与えていました。しかし、結果に結びついてはいなかった。中盤にも問題が山積。ジェラード、ランパードというエリアに近いところで勝負できる稀代のクラッキを揃えながら、ディフェンシブな選手がいないためにお互いの良さを打ち消し合う感じで、クラブレベルで感じられた迫力が見られませんでした。左にジョー・コール、右にベッカムという布陣では仕方がないのでしょうが。もったいないなあ・・・と思ってしまいます。先制点を演出したものの、ベッカムの存在はチームにとって重荷にもなりかねません。彼の右足は飛び道具とも言える威力を持ち、実際直前の練習試合を含めて結果を残してきたわけですが、年々彼のプレーは「静」のプレー、つまりプレースキックやフリーの場面でのクロスなど、「動」の無い場面でのプレーに特化してきているように思えます。サイドとしての運動量、スピードなどを欠く彼は、チームのバランスを壊しかねない。とはいえ、その右足は圧倒的に魅力的なわけですが。それをフォローする右サイドのガリー・ネヴィルも全盛期の力ではないのが心許ないですね。ファーディナンド、テリー、キャンベルという世界最強とも言えるＣＢ陣は鉄壁としても、ＧＫのポール・ロビンソンはなにかをやらかす予感がしますね。あくまでも印象ですが、プレーがかなり浮き足だっていたように見えました。どうみてもチームに安定をもたらすタイプのＧＫではなさそうです。ランパード、ジェラードの芸術的なキックには感心させられましたが、彼らをしてクラウチへのロングという基本戦術ばかりというのは寂しいなあと。一昔前のイングランドに戻ってしまったような。理想はベッカム外して左からジェラード・ランパード、ジョー・コールで守備的な選手を一枚という感じだと思うんですが。続いてスウェーデンｖｓトリニダード・トバコを。この試合も前日のドイツ戦と同じように、後半酒を飲み過ぎてくたばったわけですが、まさか０－０で終わるとは思わずに、結果を確認して愕然としました。今大会スウェーデンを穴として予想していた俺としては、トリニダード・トバコ相手にこの結果は辛かろうと。ラーション、イブラヒモビッチの２トップは期待通りのデキでした。未だ衰えを見せず、スピードとパワーで豪快な突破やシュートを見せるラーションと、どんな体勢からもゴールを脅かすシュートを放ち、高さとスピードを兼ね備えたイブラヒモビッチ。こりゃあいったい何点入るんだろうと思っていたのに・・・。スウェーデンの放ったシュートは２１本ですよ。しかも、相手は後半早々に退場者を出しているではありませんか。Ｂ組の勝ち点畑とも言えるこの試合を逃したのはいかにもイタイですねえ・・・。チームの方向性としては間違っていないと思うのですが。まあスウェーデンはイングランドに強いし、決勝Ｔには進んでくれることを願ってます。アルゼンチンは寝てしまったので、今日の再放送を見ることにして。【二日目のファンタジーサッカー】 ミッドフィルダースティーブン・ジェラード ENGPAR  Active0000051100001.5 ミッドフィルダーフレドリク･ユングベリ SWETRI  Active0000050000005　  フォワードズラタン・イブラヒモビッチ SWETRI  Active00030220000010 フォワードカルロス・テベス ARGCIV  Active0000000000000xフォワード マイケル・オーウェン ENGPAR  Active0001001000002.5 x2　五人出ててこの結果はやばすぎるだろうと。やっぱキャプはズラタソにしておけばよかった・・・。交代枠までつかってオーウェンを入れたのに大失敗でした。ひょっとしたら試合ごとにキャプテン変えられるのかと思って、とりあえずオーウェンにしてしまったのですorz今日の出場はファン・デル・サール、ファン・ニステルローイ、マルケスです。がんがれオランダ

  2006.06.11

  コメント(3)

• 

  ワールドカップ観戦記【第一日目】

  いよいよ始まりました、世界最大の祭典ＦＩＦＡワールドカップドイツ大会。自国開催の前回は、決勝Ｔまで駒を進めた我らが日本代表ですが、サッカーの本場ヨーロッパで行われるこの大会でどこまでいけるかが、日本の力を計る試金石となることでしょう。今の日本代表は、「成熟」の日本代表である（はずです）。鬼のような規律と戦術でチームをまとめあげ、オリンピック代表～フル代表を率いたフィリップ・トルシエが残した遺産を引き継いだジーコは、様々な批判を浴びながら（まあ俺も浴びせていた方ですが）、選手の自主性を尊ぶフリーランスなサッカーで、アジアカップ優勝、Ｗ杯アジア予選突破と一定の成果を出してきました。しかし、本番はこれからです。アジアの中ではなく、ヨーロッパという舞台で、しかも各国ガチンコの戦場でジーコの築き上げたフリーランスなサッカーが、果たしてジーコの言うように世界に驚きをもたらすことができるのだろうか。正直今の俺は半信半疑です。今大会はおそらく、１００か０かという結果になるのではないかと思っています。戦術を定めず、選手のアイディアに１００％依存するジーコのスタイルは、アジアカップのように選手の気持ちが乗ってきたり、チームの歯車ががっちり噛み合ったりすると、持てる力以上のものを発揮して、奇跡的な勝利を日本にもたらすかもしれません。逆にペースを掴めずにいれば、選手個々がバラバラで一つの方向を向くことなく、約束事が無いために頼るものもなく、修正できずにズルズルと敗戦、大会を去るという結果になる可能性も大いにある。昨日の7時くらいからやっていたＮＨＫの特集を見ていてつくづく思ったのですが、ジーコはブラジルとかの監督をやればもの凄くいい結果を出すかもしれませんね。自分の考えを押しつけることなく、選手の自由にやらせるというのは、自分の中で相当我慢が必要だし、器の大きさが必要でしょうから。どう考えても口を出した方が楽だし。日本人は規律を尊び、与えられたタスクをこなすことに長けた民族です。この長所は、いわゆる平均点主義としてともすれば欠点となるわけですが、この日本人の特性に頼らず、逆に取っ払って挑むこの大会で果たしてどのような結果が出てくるのか。これには単にサッカーの枠の中だけでは留まらない興味があります。アフォなゆとり教育や昨今の無競争主義などの教育を見直す機会にもなるでしょう。この大会で我々は、自分たちの可能性を再認識し、新たな日本人像に出会うのかもしれません。トルシエの規律からジーコの自主性へ。確かに日本サッカーがもうワンステップ上に行く為には、ジーコの存在は必要な要素だったのかもしれません。しかしもしここで好結果が出たとして、日本代表が次の世代にそれを伝えることができるのか。それが最も重要なことだと思うのですが。そういう意味で、次代の日本代表を担う若手の存在が皆無なのが気がかりです。果たして誰がこの経験を繋げ、伝えて行くのでしょうか。ちょっと話が飛躍し過ぎましたね。それは終わってから考えればいいことで、今はまずドイツから。先に述べたように、日本は３連敗も、ブラジルを撃破することもあり得ると思ってます。もちろん日本人として、日本代表を力一杯応援する気持ちに変わりはありません。そういう意味で、昨日行われたドイツｖｓコスタリカの試合はいい見本となるのではないかと。この試合で勝負を分けたのは、間違いなくフィリップ・ラームの先制点です。おそらく大会でも１，２を争うことになるであろう、前半６分にもたらされたこのビューティフルゴールによって、ドイツが、観客が、そして代表自身が抱えていた問題や不安は吹き飛んでしまいました。この得点がゲルマン魂を再点火し、４－２という快勝に繋がっていったかと。エースと目されるクローゼが２点を挙げたのも大きい。好発進と言っていいでしょう。ただし、ドイツが抱えている問題が解決されたわけではありません。大会前から指摘されていたディフェンスの弱さは、全く修正されていない。せっかく先制点を挙げたのに、その５分後にはワンチョペに簡単にやられてしまっている。このやられ方が非常に悪かった。特に日本戦から見ていて、今大会正ＧＫに起用されたレーマンの動きの鈍さが気になります。しばしばドイツに現れる、文字通りゴール前に立ちふさがってそのプレーでチームを鼓舞する守護神としての迫力が、レーマンには欠けていると。格下相手だったからいいものの、強豪国と当たった時には致命的な弱点となることでしょう。ただ、先はともかくドイツは勝利した。こういってはなんですが、予選は格下３チームとの戦いですし、しかもドイツにとって与し易い型のチームばかりでしょう。ここで勢いを付ければ、トーナメントでも国民を納得させるだけの位置まで登り詰めるかもしれません。それにはディフェンスの修正よりもむしろ、勢いを持続させることが重要でしょう。日本もまた、初戦のオーストラリアでいかに自分たちの形に持ち込むことができるかが、一つの鍵となることでしょう。ヒディンクの仕掛けた罠に惑わされることなく。その為にはラームの先制点の様な形が、理想的なのですが。

  2006.06.10

  コメント(4)

全20件 (20件中 1-20件目)

1