カテゴリ:よしなしごと
本日の花見の宴は、私を入れて8名の大所帯。
(途中で2人合流して10人に) 厨房に立つ私は、あまりお喋り出来ませんでしたけど…。 宴の演出とメニュー、舞台裏は、リンクを参照ください。 今回は、そのこぼれ話。 ----- 今日は、劇団のリーダーの結婚式があり、一人はその帰り。 あれ?もう一人仙台から来てたって言ってなかった…? 「司会をやっていたけど、帰った。」 「4日前くらいに突然依頼されて、式次第が出来たのが昨日。」 「今日帰るのにヘリコプターを出そうかという話もあった。」 相変わらず、ダイナミックな話題が飛び交います。 新郎自身が「忙しくて行けないかも…。」って言っていたらしいですからね。 何でもありだったんだろうなぁ。 ----- そして、途中から加わったのは、同じく結婚式に奈良から来ていた検事殿。 私自身も大学卒業…よりもっと会ってないかも。 本当、久しぶり。しかし、でも、変わらないねぇ。 後輩の幾人かとは初対面なのに、さくっと心を掴む呼吸は、さすが。 ----- 後輩の女の子から、 「実は入籍済みなんです。」 とのサプライズ発言が。 仕事で遅れてきた男の子が、そのお相手。 えっと、これで劇団内結婚は5組目? そういうサークルだったっけ?と、ヒトゴトみたいに冷やかせない私の過去については、つっこみ禁止です。 ともあれ、幸多きは、良きかな良きかな。 ----- しかし、特筆すべきは、石橋先生でしょうな。 えっと、その服はどこで買ったの? 「パキスタンの市場だな。」 膝の辺りが焦げているようですが…。 「カブールに居た時かな?買って三日くらいで、ストーブで焦がした。」 どの髭面下げて、そんな面白い会話が出来るかな? ----- 和服姿の私、スーツ姿の結婚式組、華やかでかわいらしい女性陣、ラフな格好のshn-perさん、どうみてもムスリムの石橋先生。 …。 このまま花見に行ったら、何かに勝てる気がします。 これに、ニアミスだった新郎&仙台のアナウンサー、リンク張らせて頂いているロシアのsnegさんなんて加わった日には…って、こんなメンバーでお芝居してたんだ、私。 だって、しかも、今日参加していない顔ぶれも、相当個性派だったり、知性派だったり、天然だったり…。 なんだか、すごく幸せなんですけど、今。 ----- 夜も更け、片付けまでして頂いて、解散。 ムスリム姿の石橋先生と、和服姿の私が残ります。 で、朝まで。 エコ・ストレスの話に始まり、三島由紀夫に浦沢直樹、娯楽小説の意味、重松清に水野良、「安保に参加しなかった安保世代」のルサンチマンによる保守反動、史村翔と武論尊、翻訳文学、環境問題における美学の問題、ジョジョ第2部と北斗の拳、神坂一、『百年の孤独』の面白さ、山本周五郎、ジャーナリズムの役割、志賀直哉、山田詠美に赤江瀑、時代評論としての和服の意味、田中芳樹に栗本薫、京極夏彦の小説作法は誰の系譜か、川端康成、文学者の副業、内田百間(月)、文学の可能性、脱線が脱線を呼ぶ、混沌朦朧の魑魅魍魎トーク。 しまったな。 お酒なんてなくても、十分酔えた。 そして、仮眠を取って、石橋先生は11時からのお仕事へ。 寝ぼけておってすまなんだが、握手してお別れ。 私もその後、英語を3コマ。 ----- 石橋先生と私が目指す終着点は多分同じで、ただし、その方法論が徹底的に違うのです。 環境問題や平和への憧憬、言葉を使った表現方法など、あれ?と思うほど似ている時があるのですけど…。 今回の2人の服装の差異が象徴的ですね。 例えば、二人とも、文化交流、文化理解ということに対して、非常にセンシティブなんだけれども、アプローチは真逆。 次にはどういう形で、どこで会うのか、どんな話が聞けるのか、どんな話が出来るのか、非常に楽しみです。 ----- 高校時代の友人に「お前は友達に恵まれすぎというくらい恵まれている」と指摘されたことがあります。 うん。きっと、そうなんだと思う。 刺激的で素敵な友人達と過ごす、幸福な春の夜。 文字通り、一炊の夢なのかもしれません。 でも、こんな幸せの積み重ねで、齢を重ねることが出来たら、ちょっと素敵だと思いませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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