麦麦学校　宿直室

さあゴールデンウィーク。
今回の企画内容を発表する。

その名も、

「岡山パン店・食い道楽の旅」

なぜ「パン屋」なのか。理由は単純。
・我々２人ともパンが好きだからである。
・うどん店は待ち列が名物だが、パン店は店外に行列ができるなど聞いたことがない。
・最近よく拝見する岡山の食べ歩きblog（ここやここなど）のパン店記事の充実ぶりに触発された。

といったところである。
「食い道楽」という名が付くのは、某北海道ローカル番組の　
過去の企画「韓国食い道楽の旅」に似たルールを設定したからである。

＜今回の手段とルール＞

・移動は公共交通機関＋徒歩。
　連休による渋滞とガソリン値上げを嫌って自家用車は使用しない。
・パン店はあらかじめリストアップし、行く順序も決めておく。
・パン店に到着後、入店前に「抽選」を行い、その店で購入できるパンを決める。
これだけである。


この「抽選」、これが「韓国食い道楽」でも数々の名シーンを生み出したように、
今回の企画のキーとなる。

いろいろな購入条件が書かれたカードを封筒に入れておき、それを引くのだ。
カードの中には、購入するパンの選択権を与えられないような条件、例えば、
「右から2番目に陳列されたパンしか買えない」
「ラの文字が含まれる商品名のパンしか買えない」
といったものがあるかも知れない。
それだけならまだ良い。

最悪の場合、

「パンを購入できない」

といったカードも含まれているかも知れない。
これを引いたら、即、その店までの行程が「無駄足」と化す。

そんな緊張感の中、
ゴールデンウィーク後半戦初日の5月3日10時、企画はゆっくりとスタートした。

まずは岡山駅周辺のパン屋を巡るため、岡山駅へ。
そこで最初に赤磐市方面へ向かうバス乗り場へ向かい路線バスの時刻を調べた。
すると絶妙のタイミングで目的地行きのバスが入線してきた。
乗り込む。

岡山市街地を抜けると、ゴールデンウィークとは思えない
ガラガラの道路へ。バスも渋滞に捕まることなく順調に進む。

目的の停留所「新道河本」に到着。

ここからうどん店脇の細い道を北上していくと、
昨年のゴールデンウィーク企画「絵はがきの旅」で2度訪れたパン屋がある。

＜１軒目　『石窯パン工房　麦のひげ』＞



さあ、今回初の抽選である。

まずは麦夫が引く。

引いたカードに書かれていた指示とは・・・。




後で食べるためにテイクアウトすることは許されない！
そう、ここで買ったパンは全てここで食べなくてはならないのだ！！
幸運にも、この店には外にわずかながらベンチが置かれていて
買ったパンを無料サービスのコーヒーとともに賞味することが出来る。

麦夫：牛肉カレーパン　
麦実：豚まんパン　クロワッサン　きなこパン

朝しっかり食べてしまった僕は控えめにカレーパン一つだけ。



うーん、前回購入した時には、牛肉のかたまりがゴロンとそのまま入っていた
ことに感動したのだが。今回は入ってなかった。たまたまハズレを引いたのか・・。

豚まんパンは、中華街などで売られていてもおかしくない一品。
豚まんの外側を春巻のようなパリパリの揚げ皮が包んでいる。



クロワッサン。さすがに焼きたてをその場で食べるとサクサクで美味しい。



きなこパンは一口サイズなので、撮影前に口に入ってしまった。
この店ではここまで。

さて、岡山市街地へ戻るのだが、カロリー消費を兼ねて
昨年同様、3kmほど離れたJR瀬戸駅まで歩くとしよう。まだ正午前だし。

歩き始める。

500mほど歩いたところで、昨年との違いに気づく。
昨年は曇っていて気温も爽やか、しかも夕方だった。
しかし今回は、暑い日中。
5月とは思えない日差しが正面から照りつける（南向きに歩くので）。
早々と断念。
こんな条件下、ずっと歩くことは、すなわち焼身自殺を意味する。

バスに乗り、岡山へ戻ることにした。
座席に座り、暑さにやられかけた体に休息を与える。
が、しかし。
バスに揺られていると・・・。
次第に腸のあたりに異変が起こり始めた。刺激物を一気に食べたせいだろうか。
普通の路線バスなので車内にトイレはあるはずもなく、
また道路脇などにも、岡山市街中心部へ戻るまでトイレなどはなさそうである。
事態は緊迫してきた。

・・・このように早くも過酷な旅となる予感が漂う今回の企画、
次なるパン屋はどこか、そしてどんなカードを引くことになるのか。
それよりも、トイレは間に合ったのか！？
次回に乞うご期待！