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カテゴリ:何かヘンだぞ
今回の安保法制の件について、国論が二分されているが、改めて見てると極論が目立つ。
「中国や北朝鮮が攻めてくる」なんてのも極論なら、「徴兵制が復活する」というのも極論。 可能性として全く否定はできないまでも、極論同士ぶつけ合っても意味がない。 こうなると結果的に単なる議論を通り越して、誹謗中傷やら感情論のぶつけ合いになってくる。 他の政策に対する是非をスルーして安倍首相の人格を否定したり、 あるいは法案に反対する著名人がみんな「在日」のレッテルを貼られたり。 どう見ても異常な状態でしかない。 そしてそういうものがネットでどんどん拡散していくことで、 肝心の論点がどんどんぼやけていっているようにも見える。 両者が其々に最も大事にしたいと考えていることは、おそらく次の二つに集約されるだろう。 「日本の国土と国民を守ること」と「日本人が戦場で犠牲にならないこと」、実にシンプルだ。 このふたつは、同時に満たすのは難しいかもしれないが、全く相容れないものなんだろうか? そんなことはないだろう、ただしようとしないだけだ。 民主主義政治とは、物事の白黒をつけるために機能するが、 その過程でとことんまで話し合って落としどころを探る、という作業が必要不可欠だ。 上の二つを両方満たすためにどうすればいいか、もっと探るべきではないだろうか。 それにはもっと時間が必要だが、それなのにロクに議論することなく、 数の論理でさっさと押し切ろうとする与党の姿勢には納得できない。 その点に関して言えば、私は今国会での法案成立には明確に反対である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月13日 00時27分33秒
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