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2006/01/25
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カテゴリ:塾の日常風景
私の塾は、目の前に中学校がある。学校から塾まで徒歩2分もかからない。

そんな絶好の地理的環境を生かして、塾の正式な授業のない日には、学校帰りの中3をつかまえて補習を実施する。
火・木・土が授業の日とすると、月・水・金に補習をやるのだ。

名づけて「放課後学習」という。

中3は夏で部活を引退するので、3時か4時に早く学校が終わる。その後家には帰らず、直接制服のまま塾に来てもらう。
要するに、今まで部活をやっていた時間を、ちゃっかり塾に頂戴するわけだ。

放課後学習でやるのは主に数学のプリント。ときおり理科の湿度や電流をやる以外、基本的に数学しかやらない。
正式な授業の日が私の講義を聴く日なら、放課後学習は自力でプリントを解く時間なのである。

やるプリントは全員が同じ場合もあれば、学力に応じて違うプリントを配る場合もある。ケースバイケースだ。

で、プリントが済んだ子から、家に帰ってもらう。
終わらなければ帰れない。

学校が終わった子から、三々五々中3が塾にやって来る。来た子から順にプリントを配布する。

プリントを生徒にやらせている間、私は風呂屋の番台みたいに黒板の前に座っている。
で、プリントを一通り済ませた子から、私が答え合わせをする。

公文の方式によく似ているが、もちろん単純な計算問題は少なく、図形・関数・文章題と多岐にわたっており、しかも難しい。
計算問題100問という場合もあれば、難問3問というケースもある。
薄いアメリカンコーヒーをガバガバ飲ませる日もあれば、苦いエスプレッソを少量我慢して飲んでもらう日もある、ということだ。

プリントが終わった子から家に帰る方式にすれば、私が納得するまで、とことん粘り強く教えられる利点がある。

一斉授業だと、理解してない中途半端なまま子供を家に帰らせ、歯がゆい思いをすることが多いが、この方式だとそんなイライラは解消される。

理解が浅い子ならば、午後8時ぐらいまで4~5時間プリントと格闘しているし、逆にあっさり15分で「帰っていいよ」と帰宅の権利を得る子もいる。

生徒が質問に来た時のヒントの出し具合も、子供によって変える。
数学ができる子は冷たく突き放し、苦手な子は少し過保護気味にするのが鉄則であるが、これもケースバイケースである。

この放課後学習のプリント方式で、私の塾の数学の成績は飛躍的に伸びた。

授業形式は子供に学力差があるので、すべての子が自分のレベルに合った授業を受けられるわけではない。
また、授業形式は講師がいくら優秀でも、ボーっとした集中力が切れた瞬間が発生しやすい。

しかしプリント方式では、子供は常にプリントと格闘していなければならない。

プリント学習は相撲にたとえれば、他の力士が稽古しているのをノンビリ土俵の外で眺める時間はなく、稽古時間は常に土俵に上がり、誰かと体をぶつけていなければならない勉強法なのだ。
疲労度は高いが、密度の高い濃い勉強ができる。力がつく。

授業ではオーソドックスな形式を取り、逆に放課後学習ではプリントを自力で解かせる。
2つの形式を併用して、子供の数学力の向上にいまのところ成功している。





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Last updated  2006/01/25 08:32:45 PM



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