テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画鑑賞記録
"KING KONG"
監督・・・ピーター・ジャクソン 出演・・・ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、コリン・ハンクス、ジェイミー・ベル、エヴァン・パーク、カイル・チャンドラー、アンディ・サーキス、他。 ・物語序盤・ 1930年代初頭のニューヨーク。 経済状態は悪化する一方で、街には失業者達が溢れていた。 舞台でショーを演じている女優アン・ダロウも、劇場の閉鎖によって、職を失った。 一方、映画監督のカール・デナムは、冒険映画を製作中だが、出資者達は撮影を中止させる意向だった。 これを聞いたカールは、降板した主演女優の代役にアンを抜擢し、慌てて機材一式を船に積み込んで、脚本家のジャック・ドリスコルと共に、逃げるように出航した。 目指すは海図にすら載っていない幻の島・髑髏島。 そこは古代文明が栄えたという伝説の島だったが…。 1933年のオリジナルは未見です。 私が観たのは1976年のジェフ・ブリッジスとジェシカ・ラングが出演していたもの。 当時、映画館で観ましたが、一番印象に残っているのは、キングコングの大きさが、その場に応じて伸縮していた事。 最初はあんなに大きかったのになぁ…と、子供心にツッコミ入れていました。 さて、今回は再々リメイクという事ですが、監督は「指輪」で大成功したピーター・ジャクソン氏。 「キングコング」を観て映画監督になろうと決意したらしいので、今回のリメイクには力が入った事でしょう。 全体的には、面白かったと思います。 視覚に楽しい映画というか、CGも滑らかで動きも良く、観ていてわくわくしてくるような画面作りに徹していましたね。 未踏の島、髑髏島は一体どういう進化を辿ったのでしょうかね? 恐竜は居るわ、得体の知れない巨大昆虫は居るわ、全く以て途轍もない島でした(笑)。 映画は約3時間ですが、この島での攻防にかなりの時間を割いています。 ここだけ見ると「ジュラシック・パーク」かな、と思えてしまいます。 取り敢えず、観ていて楽しいので、特に文句はありませんが。 ところで、トレーラーで何度も流れていた、島で映画を撮影するシーンは、本編にはありませんでしたね。 先に撮影して、結局カットになってしまった模様です。 今回のキングコングは体長が凡そ6~7mという事で、1976年版のゴジラみたいなキングコングとは違います。 巨大なゴリラという感じでした。 ナオミ・ワッツとの心の交流みたいなシーンは、可愛らしく描かれていましたね。 ナオミ・ワッツがとてもチャーミングで、こんなに綺麗な女優さんだったかなと、少し驚いたほど。 しかしあの原生林の中を裸足で逃げ回り、転げ落ち、それでも無傷な不死身ぶりには流石にツッコミです。(^^ゞ 都会に連れて来られてからラスト迄の展開は、個人的には1976年版の方が切なくて好きでした。 途中、ヒロインとコングが氷の上をスケートして楽しむシーンは必要だったのでしょうか? 私には流れを遮るだけで、蛇足のように感じられたのですが。 今回は時代設定を1930年代初頭にしているので、コングを攻撃する武器も、結構レトロです。 クライマックスのエンパイアーステイトビルでは、何がコングを攻撃してくるのかと思っていたら複葉機ですか。 撃たれるシーンにリアリティーが無くて、コングの苦痛が伝わってこなかったのは残念でした。 あのシーンは、ヒロインとコングの切ない別れのシーンなので、もっと悲哀に満ちていても良かったと思うのですが。 ラストは泣きたかったのに、あれでは泣けないですよ。 でも無難な娯楽作品としては及第点ではないかと思います。 ↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 5, 2006 01:19:34 AM
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