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Jul 13, 2006
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カテゴリ:映画鑑賞記録
只今、公開中です。
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"ULTRAVIOLET"
監督、脚本・・・カート・ウィマー
出演・・・ミラ・ジョヴォヴィッチ、キャメロン・ブライト、ニック・チンランド、ウィリアム・フィクトナー、他。

・物語序盤・
21世紀末の世界では、軍事用に研究されていた新種のウィルスが蔓延し、感染者が続出していた。
このウィルスに感染した人間は、"ファージ"と呼ばれ、超人的な知能と運動能力を身につけるが、感染後12年で命を落とす運命にあった。
政府はファージの隔離政策を断行し、施設に収容されたファージは二度と帰ってこなかった。
独裁者ダクサスが支配する政府は、ファージを世界から根絶する考えだったのである。
生き残ったファージ達は地下組織を結成して、政府に対して抵抗運動を起こす。
政府側がファージ絶滅の切り札となる最終兵器の開発したという情報を掴んだファージ達は、それを奪取する為、最強の殺し屋ヴァイオレットを送り込む。
ヴァイオレットは、かつて感染者の夫とお腹に居た我が子を殺されて以来、復讐だけを生き甲斐に戦い続けていた。
秘密兵器の入ったケースを入手したヴァイオレットは、敵の追撃を振り切って中身を確認する。
中に入っていたのは、なんと9歳の少年シックスだった。

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そんなに凄い映画ではないだろうと思いつつも、どうしても私が映画館に足を運んでしまうジャンル。
それはカッコいいお姐さんがバリバリのアクションを決めて活躍する近未来SF。
しかも主演がミラちゃんじゃ、お金出して観るしかないでしょ、私。(^_^;)
ぶっちゃけ、お話なんてどうでもいいの。
綺麗なミラちゃんが、並み居る敵を次々に屠って、クールにハードに決めてくれる姿を拝見できれば。
そんな訳なんで、ドラマ的には期待していませんでした。
観る前の感じでは、シャーリーズ・セロンの「イーオン・フラックス」みたいな感じかと。
あれも同じような動機で観た映画でしたね(笑)。

監督は「リベリオン」でガン・カタを開発したカート・ウィマー氏。
「リベリオン」てメジャー映画ではないのですが、何故か心に残る作品なんですよね。
このガンによるアクション、"ガン・カタ"をミラちゃんも披露してくれます。
実戦的かどうかは別として、プロポーションの美しい彼女が戦う姿は絵になります。

オープニングはアメコミ調のイラストで作られており、ここだけ観ると、原作コミックがあるようですが、この脚本はオリジナルという事です。
映像は独特の雰囲気がありました。
CGで描かれた街並みは書き込みが弱く、一瞬セルアニメのような錯覚を起こします。
またデジタル処理された人物は、輪郭がぼやけていて、こちらもCGアニメのキャラクターのように見えます。
全体的にCGとセル画のアニメの中間くらいの画質と感じられる映像でした。

序盤のバイクでのチェイス・シーンは、スピード感があって面白かったです。
特殊な重力装置を使用している模様で、ビルの壁面でも平気で走行するバイク。
ここは何でもありの世界、と最初にヒロインが宣言しているので、何が起こっても不思議がらないのがお約束みたいです。
ヴァイオレットの髪はその時に応じて、紫になったり、黒になったり、色々と変化しますが、それ自体に別に深い意味は無いようでした。
深く考えてはいけないのですが、どうしてヴァイオレットだけは、ファージの中でも抜きん出たパワーを備えていたのでしょうかね?
いや、これは、ミラちゃんの為のプロモーション・ビデオ。
彼女の活躍に疑問を呈するのは野暮ですね。
とにかく、最初から最後まで出ずっぱりで、ミラ・ファンを楽しませてくれる映画です。

その分、ドラマ面はあっさりと描かれていて、子供との心の交流も淡白に描写されているだけでした。
かつて妊娠していた我が子を無理矢理中絶させられた事から、子供に対して同情心と執着を見せたヴァイオレットなのですが、その辺も特に台詞として表される事はありませんでした。
ドラマをじっくり楽しむタイプの映画ではないですね。
ちょっと滑稽だったのは、敵ダクサスの鼻詮。
潔癖症を強調したかったのは理解できますが、鼻栓はビジュアル的に微妙でしょう…。
あと、気になったのは、ファージについてですが、台詞では彼等は"ヴァンパイア"と呼ばれていました。
ファージという発音は、私の認識する限り、一度も聞かれなかったと思います。
ファージ達もヴァイオレットを除いて、全員歯が吸血鬼みたいになっていましたし、あれは何だったのでしょうか?
まあ、深く考える映画ではないので、いいか。(^_^;)
脱ぐのが大好きなミラちゃん。
今回も後姿でしたが、確り全裸になってくれました。

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最終更新日  Jul 20, 2006 04:01:25 AM
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