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2010年05月28日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ


今日も、寒い、、。
すぐそこまで夏が来ているのに、寒い日々が続く。冷たい雨も降る。。
低温は植物の生育にはよくない、、でも、咲いてる花は長持ちする。
くぐもった光の中では花は寂しそうに見える。。雨の中では泣いてるように見える。。。
外出先から部屋に戻る。。椅子に座ってガラス越しに庭を眺める。
寂しそうな花の姿を眺めながら浮かぶ想い出は、、寂しく、心もとないものが多い。

別れ際の人の表情とか。だそうと思って出せなかったメールの最後の1行とか。えとせとら。。
それから母の影。子どもの頃、、夕方、母をバス停に迎えに行く。二ヶ月ぶりに会う母。駆け寄りたいのに素直に手を繋ぐことが出来ない小径。小川を挟んだ土手道を斜めに母の背中を見ながら歩く。夕陽がつくる斜めの母の影。。

外山さんのライブを挟んで、ヘイデンのデュオを二枚続けました。
音狂閣下風にいえば、、『またしてもCharlie Hadenのデュオである』って、感じ。。(^_^)v
人の感覚はまちまちですが、「Jasmine / Keith Jarrett Charlie Haden 」「Steal Away / Charlie Haden Hank Jones」もアルバムから穏やかで暖かな空気を感じ取る人が多いと思うのです。
基本的に、「Beyond The Missouri Sky (Short Stories) / Charlie Haden&Pat 」もそうですよね。郷愁も含んだ大人の静かな会話って感じ。ちょっと、洗練された感じがあるのが、「Night and the City / Charlie Haden - Kenny Barron」だけどこれもジェントルであることは間違いない。毒はない。

でも、、今日のこのアルバムは少し、違う。美しさを大切にしながらも、ちょっと、「毒」も含まれている。
薔薇の刺くらいなものだけど。。
リリース当時は、その棘にひっかかってちょっと痛みを覚える作品でしたが、5年以上の月日は痛みには官能的な部分もありと思える美しい作品の一つになりました。って、ジョンテイラーといえば、「覚醒」って、古い人間のわたしには、5年は長くはないのですけどねー。
ヘイデン4曲、ジョンテイラー2曲、スタンダード等3曲、全9曲。

シングルノートの硬質なピアノの音が美しく鳴る。オープナーはヘイデンのChairman Mao。少し、東洋的な情緒を持つメロディ。ピアノ弦を直接ならしたりもするのですが、過剰な装飾でなく透明な美しさはそのまま。
1曲目から、、身体ごと深遠な世界に沈み込んでいく感覚。
Nightfallは、大好きな「American Dreams」にもあるけど、シンプルなデュオなのでいっそうその美メロが際だつ。テイラーのピアノは音を選び抜いてスペイシー、澄んで美しくリリシズムを強く感じる。2人の一体感にはベタベタしたものは一切ない。
My Love and I、、美メロ好きのヘイデンが選ぶ他人の曲は、これまた非常に美しい。この曲も呆然とする程美しく、深遠な世界から帰れなくなりそうになる。この演奏を美しいと思わない人がいるのだろうか。。緊張感の中に優しさ切なさが漂い浮かぶ。メロメロです。はい。
Contraireから2曲、ジョンテイラーの曲。はじめは、彼のピアノスタイルをみるような感情を抑えた硬質で淡々とした曲。 と思えば、、ピアノがエッジの効いた強いタッチで感情をあらわにした緊張感あるWindfall。どちらも陰鬱なメロディで深い霧を想い出す。

Touch Her Soft Lipsもロマンチシズムに溢れています。しっとりと穏やか。。ソフトな甘さ。

Song for the Whalesは、そのもの悲しい響きに、弓をうまく使い鯨の声をかぶる熱演。フリーなアプローチで、2人の音楽に対する意志のようなものが強く伝わってきます。テイラーのアブストラクトな響きは哀しみと怒りを含んで想い巡ります。
一転、、、わたしはいつも息がとまりそうになるくらい美しいと感じるBittersweet。。
この曲好きで好きで、こんなイメージの想い出ばかりあれば良いのに、、って、いつも願ってしまう。
この甘く美しいメロディは元はロシアのロマン派のラフマニノフの作品がモチーフになっていて、ジャズではYou Can't Go Homeのタイトルで演奏されていたこともある。官能的、甘美なメロディ。
この演奏はまさにBittersweetととも言う感じで、クールでありながら、スィート♪
このジョンテイラーの演奏はわたし的絶品。曲とあわせて、、すずっく好みの極み♪
最後は、ヘイデンの曲でこの内省的なアルバムを閉じるSilence。

心の奥で深く混じり合いながら、最後まで感情の抑制のきいた会話が続きました。
美しいだけではないのは、長い間、ずっと活躍続けた2人の経歴から来るものなのか、、
ジョンテイラーの美学なのかしら。。

1. Chairman Mao
2. Nightfall
3. My Love and I
4. Contraire
5. Windfall
6. Touch Her Soft Lips
7. Song for the Whales
8. Bittersweet
9. Silence

Charlie Haden (b)
John Taylor (p)

キースのジャスミン症候群にやられたわたくしですが、「Nightfall 」で一段落としたいものです。(爆)
そう、ジャスミンといえば検索してたら、ちょっと、、???の文章に出会った。
言葉を自分風に置き換えることは出来るけど、その文章から受けるイメージは消し去ることは難しい。
と、言ってみた。わかるんだよぉ~、、だ。(戯言と思え)

さて。。ダーリンにお願いしてることが、幾つかあるんです。
よい結果えるためには、今夜はご馳走だな。。がんばれ、、すずっく!

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年05月28日 18時34分52秒



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