うるおう微生物 ---口は災いのもと---
図1(再掲図) : クチビルケイソウ微生物は個々に掲載すると、スケールがあっても大きさのイメージがつかみにくいです。例えば、サヤミドロとケイソウを一緒に写すと、図2のようになります。図2(再掲図) : サヤミドロの仲間大きさを見て分かるように、ミドロ系はとても大きいので、微生物界では敵なしです。先っちょが膨らむのが、サヤミドロの特徴です。---------- 【球の表面積・体積を求めよう!】 【第10号:最終号】今回は、球の表面積をさらっと導出します。頭の中で、球を細かく切るイメージを持ってから読んでください。図3 : 球体の表面積途中式は、(底面積)×(錐体の数)=(球の表面積) の変換を使います。 ≪赤字の箇所≫細かく切った錐体の底面積を全て足すと、球体の表面積になるというところがポイントです。シリーズはこれにておしまいです。何か質問がありましたらお気楽にどうぞ。----------【おまけの数学者】図4 : ラグランジュ解析力学はまさに数式でかかれた詩です。図5 : ラプラス複雑な電気回路の計算を、電気学者ヘヴィサイドが『ある変換』を用いて初めて解いたが、その『ある変換』が成立する理由が誰も分かりませんでした。ヘヴィサイドは『ある変換』が成立する理由を 「数学は定義の上に構築されるものではなく、なんとなく適当に作ればよい」と公言したため、当時の数学者達から猛烈な非難を浴び、他の偉大な業績も含め、認められることなく不遇な生涯を送ることになりました。その後、ヘヴィサイドの『ある変換』が成立する意味を、数学者カールソンが証明する際に使ったのが、図5の公式です。そしてこの 『ある変換』 は 『ラプラス変換』 と名付けられました。しかし今までの話は、ラプラスが登場してから100年後の話です。何故、歴史をさかのぼってラプラスの名が付けられているのかと言うと、数式の登場した意味合いは違えど、彼の名著 「確率の解析的理論」 においてこの式が初登場したためです。定理の名前は、必ずしもその名の人物が発見したわけではないことが多々あります。しかし名前を付けると使用しやすいので、慣用的に名前が使われているのです。ヘヴィサイドが余計な事を言わなければ、ヘヴィサイド変換と呼ばれていたはずです。ヘヴィサイド・・・無念なり。----------