ココまでできる儲かる会計 北岡修一
強い会社とは、どんな会社なんでしょうか?っていうことを財務諸表の面から書いた本です。決算書の読み方は知ってたつもりだけど、こんな風に使えるんだねという実戦的で分かりやすい本です。P/L(損益計算書)だけでなく、B/S(貸借対照表)も大切に。現金になってこそ、本当の経営上の売上。ROA(総資本利益率)を高めるには、資産を減らす。在庫や売掛金や受取手形は、現金にたどりつくまでの見せ掛けの資産。贅肉のない、すっきりしたバランスシートを作ろう。儲かる会社になるには1人当り利益を目標にする。儲かっている会社は、1人当り粗利2,000万は出している。いまおよび近い将来に現金になるのが本当の資産。バランスシートにのっていても、その値段で換金できないものはたくさんある。借入金の返済原資は、税引後利益であることを忘れない。仮勘定をなくすと、経営がよくなる。借り入れは月商3ヶ月分まで。完済したら、そのまま次の月から積み立てていく。内部留保は、税金を払った後の利益でしかできない。などなど。おそらく自営業の人や中小企業のオーナーさんを想定して書かれた本ですが、それ以外にも広く役に立つ本だと思います。すごく真面目な本ですが、分かりやすいです。あとは、読む人の知識、意識次第?かもしれません。まあこういう本ってみんなそうですよね。もう少し会計について勉強したいという人にはおすすめです。【送料無料】 ココまでできる儲かる会計