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SOUTH HILL RX3

『リサさん』

(緑のタイトルバーをCLICKすると各ページに飛びます) 編集・管理:南丘蒼梧 HP「SOUTH HILL」 

・「ひぐらしのく頃に」(漫画・小説・イラスト)『macoji arcive』(作:macojiさん)
・Fateオリジナルショートストーリー(小説)3「普遍絵画(仮)」須田 伸;作

・「ひぐらしのく頃に」絵 ・「ひぐらしのく頃に」絵2 ・「ひぐらしのく頃に」ONE DAY

・「ひぐらしのく頃に」SS(小話0)「バレンタイン編」
・「ひぐらしのく頃に」外伝(小説)「祟殺し編」AFTER」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話1)「Heart on FIRE」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話2)「勝利への方程式」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話3)「AKASAKA THE HERO」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話4)「前原圭一ワンマンショー」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話5)『リサさん』
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話6)「YAH! YAH! YAH!」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話7)「園崎年代記」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話8)「正しいバットの使い方」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話9)「KID CUTS」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話10)「WIND BLOOM」
・「ひぐらしのく頃に」SS(小話11)「北条悟史の3年間」

・「発売直前『皆殺し編』を一部先取り紹介!」(テキストのみ)電撃Gマガ 2006年2月号 
・「竜騎士07氏 直撃インタビュー『皆殺し編』」電撃G's magagine 2006年1月号

・「TYPE-MOON」絵 ・「TYPE-MOON」キャラ身体DATA ・「ほか」絵  
・電脳絵本「天使の憂鬱」企画書 

・「月姫」 Short Story(小説)「Project Arga No.2」
・「Fate/hollow ataraxia」 SS(小説)突然:「サドンデス (SUDDEN DEATH) 
・「Fate/hollow ataraxia」 SS2(小説)「RIDE ON ~セイバー馬に乗る」
・「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」SS(小話)『ラクス ボール』
・南丘オリジナルSS(小話)『盗 ~NEXT DISH~』

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目標をセンターに入れてSWITCH(違・・・△)

・ひぐらし本家お絵板投稿GIF(12枚)


昭和51年、既に幹部候補生?だった鷹野三四は
余人を寄せ付けないオーラを身にまとっていった。
的.PNG
何事も完璧を期さなければ納得のいかない彼女は、
34 2.JPG
唯一にがてだった射撃練習を黙々と1人で励む。
的4.PNG
が、中々上達しない。
34.JPG

そこに現れたのが、他部署の男。
手.JPG
「肩に力が入り過ぎ」
発射.JPG
「リラックスして」
的3.PNG
「照星を照門に入れて」
トミー.JPG
「憎い上司の顔でも思い浮かべて」
指導.JPG
とか僅かなアドバイスでメキメキと上達する三四。
的2.PNG
これ以後、三四の物腰は柔らかくなったという。
34 3b.JPG

その男とはそれっきりだったが、
翌年初夏、雛見沢で富竹ジロウ(仮名)と名乗る彼と再会する。

そんな馴れ初め・・・と、また嘘設定をデッチ上げる。
くすくすくす・・・ では、その再会が如何なるものだったのか
引き続き『リサさん』をお楽しみください


『リサさん』
 
 「リリリリリン・・・ リリリリリン・・・ リリ・・・ ガチャ」 

 「はいーっ もぉすぃ もすっ 入江診療所だす」

 昭和52年6月下旬、早朝。1本の電話が入江診療所内に鳴り響いた。
そして、それこそが来るべき悲劇への前奏曲(プレリュード)だったのだ。

 ただ映画王チャ-リー・チャップリンのセリフで
「人生はクローズアップで見れば悲劇、ロングショットで見れば喜劇」という言葉がある。
果たして、今回のケースは、どちらに当てはまるのだろうか?

 それを語る前に、まず最初に時代背景を説明しよう。
この当時、既に雛見沢ダム計画も水面下では動いていたが、まだ話し合いで解決できていた。
そして、入江診療所を隠れ蓑とする入江機関において、
雛見沢症候群の研究は遅々として進んでいなかったが、
『東京』から鷹野三四が派遣され、何らかの交渉(圧力?)の末、
古手家との協力体制が漸く整いだした頃であった。

 とはいえ、入江機関所長 入江京介も本業の研究よりも
隠れ蓑の医者としての職務を送る日々が大半を占め その日もまた、急診が出たため、
朝早くから入江は病院を離れ、村に往診に出かけていた。

 そして、昭和52年代は診療所の規模も小さく、
研究スタッフ以外の村民も勤務していた。
よって、当直の彼女(仮に『小野さん』としておこう)しか、診療所にはいなかった。

 今回の不幸の起因の一つに、電話の掛け手が会話に英語を多用したことがあげられるが、
最大の要因は、小野さんが生粋の雛見沢村民であり、
アチャラ語の理解に乏しかったことにあった。会話の一部を聞いてみよう。


 小野 「お宅、誰ね?」

 XX 「本日、午後『東京』からXXXXXXXがそちらのホスピタルに伺います。
     何とぞ、ドクターにお伝えくださいませ」

 小野 「リサちゃんって誰ね? 入江先生の知り合い?」

 XX 「ドクターのお耳に入れてくれれば、ご理解いただけるものと思われます」

 小野 「あっ、わがった。婚約者かいね。先生も墨におけんなー」

 XX 「くれぐれも失礼なきように。そちらのホスピタルの進退に関わることですので」

 小野 「はぁー、さぞかし偉いトコのお嬢さんなんかいな 分がりますた
     伝えでおぎます」

 XX 「あ、ミステイクがあるようですので、訂正しておきますが、
     決してフィアンセではありま・・・」

    (チィン・ ・ ・ ツー ツ- ツ- ・・・) 

 小野 「さて、深窓の令嬢、玉の輿とあっぢゃ、
     先生も失礼なぎよう、お召がして貰わな・・・きししし・・・」

 午前9時半、まだ診療所では看護婦見習い(年齢は恐らく十代最後)の鷹野は、
正規の看護婦達より遅く出勤した。そして、既に院内は喧騒に包まれていた。

 小野 「だから、先生、今日は午後から病院さー休診して、
     駅にお迎えに行っであげてください」

 入江 「うーーん、全く心当たりがないんですけど・・・△ あっ、鷹野さん、
     丁度よかった。『東京』から何か聞いてませんか?」

 鷹野 「くすくす・・・ どーしたんですか? 入江先生。
     そんなに召かしこまれて」

 入江 「それがカクカクシカジカで、東京から『リサさん』という人が来るらしいんですよ。」

 鷹野 「まぁー・・・ (ポクポクポク・・・)」

    (『東京』から、近々 査察官が送り込まれてくるとは聞いていたけど
     査察※ ・・・ リサーチ ・・・ リサーチャー ・・・ リサちゃ ・・・ !(チィーン))
 
    ※ 査察官=インスペクター 研究者=リサーチャ- という訳もありますが
      敢えて、こーゆー変換をしています。くすくすくす・・・

 鷹野 「小野さん。 もしかして『東京』からの電話、
    『リサちゃん』って言ってませんでしたか?」

 小野 「ああっ 言っでた! でも偉いトコのお嬢さんを『ちゃん』付けじゃマズいベ
     だから、鷹野さんも『さん』付けで呼ばなイカンよ」

 鷹野 「はぁーい くすくすくす・・・ (ポソリ) やっぱり・・・」

 入江 「! 鷹野さん、何か分かったんですか」

 鷹野 「いえ、何も・・・。とにかく偉い人のようですから、
     先生、お迎えに行ってあげてくださいね くすくすくす・・・」

 かくして、入江はその日、診療所始まって以来、初の完全休診の札を掲げ、
小野さんの激烈なエールの元、駅へ来る羽目になってしまった。

 間もなく列車はやってきて、停車。村内で見慣れた顔が下り切った後、
最後に駅構内に降り立つノソっとした筋肉の小山。

「まさか、違うよな・・・」という入江の期待とは裏腹に、徐々に接近する人影。
はちきれんばかりの隆々とした身体つきに精一杯の愛想笑いを浮かべた『男』は、
唖然とした表情の入江の前に立ち止まり、敬礼をする。

 恐る恐る聞いてみる入江。 「ひょっとして『リサさん』?」

 ?? 「はっ、自分は『東京』から派遣されました
    『■■■■(本名)2等陸ぃ※・・・』ではなくて
     一介のしがない野鳥専門の自称カメラマン 富竹ジロウ(仮名)であります。
     ・・・ ? リサさん??」

   ※ 7年前から同じ階級(二尉)とは思えないので、
     昭和52年当時のトミーの階級は、もう少し低いと思われる。

 入江 「・・・あっ、失礼しました。入江診療所 所長 入江京介です。
     ・・・えーと・・・、そのぉー、これは、そぉー! 歓迎の花束です」
irie tomy.JPG
 富竹 「! これは、これは ご丁寧にどーも。感激であります」

 入江 「・・・ はぁー(溜息)」

 富竹 「? どーか、されましたか」

 入江 「いえ別に。(・・・とはいえ、困った、弱ったな)」

    (キ キキ キィキィィー・・・ ビッ! ヴィー・・・!!!)

 突如 鳴り響くクラクション。2人が思わず振り向くと、
そこにはドリフト停車した4WDの運転席の窓から鷹野が姿を見せていた。

 鷹野 「先生 無事、『リサさん』はお迎えできましたか? くすくすくす・・・」

 入江 「! 鷹野さん 知っていたんですね」

 富竹 「やぁ、鷹野さん。久しぶり! ? 『リサさん』・・・?」

 鷹野 「くすくすくす・・・ ゴメンなさい でも、男性が来るか女性が来るかまでは
     分かってなかったし、それも■■さんとは。
     あっ、えーと、お名前 伺ってもいいかしら」

 富竹 「はっ! はじめまして、富竹ジロウであります。」

 鷹野 「くすくす・・・ はじめまして、富竹さん。
     その一々 敬礼する癖、直さないと怪しまれるわよ」
 
 富竹 「はっ! 気をつけます」

 鷹野 「もう・・・ その口調もよ くす・・・」

 入江 「そんなことより、鷹野さん、病院の方は? というよりも小野さんは?」

 鷹野 「ええぇ♪ 嬉々(鬼気?)として歓迎の準備をしてくれてますよ。『リサさん』の!」

 入江 「うわぁー、やっぱり(絶望・・・△)」

 富竹 「? さっきから、誰です。その『リサさん』って??」

 鷹野 「貴方のことよ 富竹さん くすくすくす・・・」

 富竹 「はぁー・・・?」

 入江 「鷹野さん どーしましょー・・・△」

 鷹野 「くすく・・・(ピタ) そーですね。万が一小野さんの夢を壊さないようにと思って、
     私の着替えを持ってきていたけど、富竹さんでは入らないわね」

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 突然、選択肢 さて、貴方は富竹ジロウです。 

   A 「女装する」 (緑のバーを左CLICKでページジャンプ)

   B 「女装しない」(そのまま、読み進みください)
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 B 「女装しない」を選択 した場合

 鷹野 「くすく・・・(ピタ) そーですね。
     万が一、小野さんの夢を壊さないようにと思って、
     私の着替えを持ってきていたけど、富竹さんでは入らないわね」

 富竹 「え? えぇー!?」

 鷹野 「まー、こちらで『処理』します。それでは先生。
     富竹さんに村の中を『案内※』してあげて、ゆっくり帰ってきてくださいね」

   ※ まだ一見さんお断りの風潮があった雛見沢村内を今後、歩き回れるように、
     多少知名度のある入江と一緒に顔を売ろうという意味と思われる

 「はぁー、助かった」と入江は安堵の声を上げたが、
一方、富竹は『処理』という言葉に重い響きを感じ、戦慄を覚えるのであった。

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 鷹野 「遅くなってスイマセン」

 小野 「もう、どごまで買い物に行っでるのかね。もう、アラカタ準備は済ましただよ」

 鷹野 「ゴメンなさい。入江先生から小野さんに伝言を頼まれまして。
     それで此処では話しにくいことなので、少しこちらに来てもらえませんか」

 小野 「何ね? わがった 行く」

 鷹野 「すぐ済みますから くすくすくす・・・」


   (ギィー ガチャ・・・ パタン ぷすっ)
takanon.JPG
 小野 「あぁっ!・・・」(ガクっ)

 鷹野 「小此木」

 小此木「(シュタっ) はっ」

 鷹野 「手はずどおりに、おぉ・願ぁ・いぃ・ネぇ! ・・・ くすくすくす・・・」

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 夕方、一通り挨拶回りを終えた入江と富竹が診療所に戻ってくると、
歓迎会の準備は既に整っており、ささやかなパーティーが開かれることになった。

 ただ少女趣味の飾り付けに、横断幕には「ようこそ! 『富竹』さん」と書かれていた。

(『富竹』の部分は後で貼り直したものであることは一目瞭然であった)

 しかし、富竹もある程度、入江に説明を受け、事情に通じていたので、
そのこと自体には無関心であったが、
この宴を立案し、尽力したという『小野さん』の姿が見えないことが気がかりであった。

 入江も同じであったらしい。彼と他のスタッフとの会話が耳に入った。
その内容とは

 『鷹野さんに呼び出された後、体調を崩して、早退したので知らない』

というものだった。
まー、言葉通りの意味であろうと思い、ビールを呷る。悪酔いしたのだろうか?
きやまぬ ひぐらしの声が頭に木霊する。そして、悪夢の中にまどろんでいった。

 次の日、『小野さん』は無断欠勤した。スタッフが自宅に電話をかけると、
昨晩、鹿骨市の某大学病院に救急車で搬送され、診療科は精神科だったという。
入江は、それまでの勤務に感謝して多額の見舞い金を贈ったらしい。

 鷹野 「おやさしいんですね、先生。くすくすくす・・・」

 それから、7年後。昭和58年6月23日深夜から未明にかけて発生したといわれる雛見沢ガス災害。
その被災死亡者リストの中に『小野さん』の名が記されていたという。真相は闇の中。
いや、7年間土の中で眠り、羽化してきた ばかりの ひぐらし なら知っているかもしれない。
 
 鷹野 「知るのは罪じゃないわ。でも、おしゃべりさんは駄ぁ目ぇー・・・。
     くすくすくすくすくすくすクスクスクスくすくすくすくすくすくすくすくすくす・・・」
K1.JPG

 (了:TRUE END<初期 書き下ろし分>)

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 ○あとがき:
       うわ、怖(笑) つい、ヤっちゃった(テヘッ) 
       うーん、たかのん擁護するつもりが、罪増やしちゃった。(ダメじゃん) 
       でも、南丘がこーゆーんを書ける人だとは思わなんだ。(プス・・・ 「あッ」・・・ ガク)

 で、思った。フラグは何処か? ・・・お分かりですよね

 ファルス(喜劇)=「お笑い」の創作作業って、難しいことだと思います。
悲劇・惨劇を起こす方が簡単。なので三四さんが悪役になるのも容易。
しかし、『祭囃し編』で、そのイメージを吹っ切るのは相当難しい。

 でも、『鬼隠し編』『祟殺し編』の圭一、『綿流し編』『目明し編』の詩音(魅音)、
『罪滅し編』のレナは許せたじゃないですか

 だから、竜騎士07さんには、三四さんも幸せにしてくれると期待しています。
 
 何せ、『口先の魔術師』こと前原圭一の産みの親ですもんね。

 なので、及ばずながら選択肢に挑戦してみることにしました。
幸せは歩いてこない。だから、(自ら)歩いて行きましょう♪
小さなことからコツコツと


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 A 「女装する」を選択 した場合


 鷹野 「くすく・・・(ピタ) そーですね。
     万が一、小野さんの夢を壊さないようにと思って、
     私の着替えを持ってきていたけど、富竹さんでは入らないわね」


 富竹 「よし、わかりました。何やら、お困りのご様子、俺も男です。
     リサさんを演じましょう」

 鷹野 「そう、無理よね。・・・? ・・・えぇーーー・・・?!!」

 富竹 「そーゆー訳だから、鷹野さん。折角用意してくれたことだし、借りるね。」

 鷹野 「ちょ、ちょっと、やぁーだ。やめて。離して、変態! (ドカッ! バキッ!)」
hentai 1.JPG

 富竹 「あぅっちぃ!! 痛いの・・・」

 入江 「・・・(キュピィーン!) フフフ 素晴らしい! 富竹さん!! (キラーン) 
     貴方のような男性がいるなんて思いもよりませんでした」

 鷹野 「? 先生、何がおっしゃっりたいんですか! 私のは、絶対 貸しませんよ♯」

 入江 「勿論、鷹野さんのお手を煩わせたりしません。
     こう見えて、私、結構 器用なんです。
     それに、こんなこともあろうかと男性用のメイド服と
     ソーイングセットが車内に常時 搭載してあるのです」

 富竹 「おおぉー・・・!」

 鷹野 「・・・ 何故に・・・△」

 入江 「そーゆーことなので、少し診療所に戻るの遅くなります。
     その旨、皆さんにお伝え願いますか。鷹野さん」

 鷹野 「(ムスぅー・・・)・ ・ ・ はい」

 富竹 「先生、これでも僕には小さいんですが」

 入江 「ああー、大丈夫です。すぐに、貴方仕様の服に仕立て直しますから
     そして、僕好みの従順なメイドに躾けて上げますよ ふっふっふっふっふ・・・」

 富竹 「(ぞくっ) はは・・・、お手柔らかに」

 鷹野 (・・・変態どもが・・・♯)
hentai1.JPG


 (バタン カチャ ブルン ルンルン ブォォォォォーーーン キキキキィーーー・・・)


 XXX「鷺より白鷺へ 応答願います」

 鷹野 「・ ・ ・ 白鷺 了解」

 XXX「作戦準備 完了しました」

 鷹野 「小此木」

 小此木「はい?」

 鷹野 「それ、中止」

 小此木「はぁー?」

 鷹野 「それより、急いでクラッカー買って来て。後、ケーキに、シャンパンに、
     ・・・うーと、それから・・・、とにかく、ありとあらゆるパーティーグッズよ。
     全部買って来て。今すぐ! 直ちに! 急いで!」

 小此木「・・・△ あのー、仰る意味がよくわからないんですが・・・ 何かの暗号で」

 鷹野 「もう♯ 言ったとおりの意味よ 私、今、非情に機嫌が悪いんだけど、
     もう一度、命令を復唱しようかしら」

 小此木「いえ、結構です。了解しました。」

 鷹野 「・・・お願い。請求書、ちゃんと切ってもらうのよ。経費で落とさせるから」
    (見てらっしゃい。私の予定を狂わしたことを必ず、後悔させてやるんだから)

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 時は流れて、昭和58年6月上旬。


 圭一 「それで、どーなったんですか?」

 富竹 「どーなるも何も、入江診療所に長身の美人?が現れたって、
     村中大騒ぎになって、一斉に押し寄せて来られたんだけど、
     正体は僕だと知って、がっかりされるやら、呆れられるやら」

 魅音 「でも、そのおかげで富竹ジロウという名前は雛見沢村はおろか、
     興宮の方にまで轟いちゃったんだから。ゆえに、我が部活では、
     その故事にあやかり、今年6月からコスプレ罰ゲームを導入した!」

 レナ 「そーだよ、そーだよ。皆、圭一くんの為にやってるんだよ」

 圭一 「! 富竹さん、アンタという人は! アンタのおかげで
     俺は、どれほどの恥をかかされていると思っているんだ」

 梨花 「まーまー、圭一が負けるからいけないのです。撫で撫で」

 沙都子「でも、本当に余計なことをしてくれましたわ。
     富竹のおじ様が『着る』なんて言わなかったら、監督は、
     公然と『メ』と『イ』と『ド』を叫ばない紳士だったかもしれないのに」   

 詩音 「でも、それだと、今頃は隠れて、
     こっそり自作のメイド服を着て喜んでる変態さんだったてことでしょ」

 レナ 「だね だね やっぱり、胸の内の思いは溜め込まず、吐き出した方がいいよね」

 沙都子「物によりけりですわ」

 梨花 「鷹野はその点、どーですか?」

 鷹野 (何故に、そこで私に振る。クソガキャー)
    「くすくすくす・・・ 何のことかしら?」

 圭一 「富竹さんに『言いたいことを言ってるか』ってことだろ?」

 詩音 「そりゃー、言うに決まってるじゃないですか!
    (あー、私だって悟史くんがいれば、100回や200回 頭を撫でてもらいたいのに)」

 沙都子「まーまー、詩音さん、そー気を落とさないで(撫で撫で)」

 詩音 「(うる・・・△) 沙都子ちゃん (ガシ! 抱きつき)」

 沙都子「し、詩音さん、く、苦しいです」

 魅音 「そりゃー、私らが言えない、聞けないことを言って可愛がってもらってるんだろうさ くくく・・・」

 レナ 「何だろ 何だろ どんなことだろ 可愛がるって何かな かな」
     (スパパパパパーン!!!!!)

 圭一 「レナ、何故 俺を殴る・・・見事なクリティカルだ ガハっ」

 魅音 「圭ちゃぁーんー!!」

 梨花 「みぃー 圭一は星になったのです」

 鷹野 (言ってやりたい。小此木達が、領収書を貰って来たのはいいけど、
     全て「小此木造園」とか「~電気工事」とか書いてきたのばかり、
     貰って来て、結局、自腹を切らされた※とか。


   ※ 無論、その後、小此木たちから徴収してる


     大体、上様って書けよ、店員♯ もしくは無記名で。
     それなのに、あんな作業着で買いに入って、
    『入江診療所で』とか言ったら、怪しまれるに決まってるじゃない♯
     くぅー・・・ 小野の婆めぇー。その内、吠え面かかせてやる) 

 鷹野 「(ニコ)そうね、それは2人だけの秘密よ。
     ジロウさん。さ、行きましょう」

 富竹 「? ああ、そうだね。行こうか」


 レナ 「ヒュー ヒュー いいな いいな ラブラブだね」

 魅音 「かー熱いね」

 沙都子「この辺だけ気温が急上昇中ですわ」

 圭一 「この分だと、12月は100度超えるぞ」

 詩音 「そんなアホな」

 梨花 「僕の知らないことばかりが起こっているのですよ。
     果たして、これは誰のシナリオ? 仕業なのかしら? くすくすくす・・・」


 (終:GOOD END? 派生的創作)

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 ゴメンなさい。ボロボロです。以上は選択肢がやりたくて、二次的に作ったものです。
 お口直しに本来のSIDEーBにお進みください。
但し、後味は保障しませんよ (くすくすくす・・・)


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