バセドー&てんかんの通院日
この先生は20年来のお付き合いでもあるから、気が楽
毎回この言葉で始まる診察…
挨拶とも言うが、病人に向かって言う言葉かどうかは…
「元気
」
「すんごい
元気です
」
「・・・・・・」
「
元気ですけど…
」
「『
すんごい』っていうのが気になるね」
「・・・・・・」
(心
の声:あかんのかい)
「病気の人が、すごく元気って言うのは、
躁鬱の気があるんだよ」
「
はぁ」
(心
の声:なんのこっちゃい)
「どうなの
」
(心
の声:どうって言われても
どーよ)
「化療はしんどかったし、手術も痛かったけど
治療してるって実感してたから必死だった気がします。
それに比べると、今ホ剤でホトフラがあるとか、だるいとか言ってるけど
治療してるっていう実感はないから、忘れてることもあるし
身体も前に比べると全然元気だから、すっごい元気なんです
」
しばし沈黙… 何か
「落ち込んだりしないの
」
「そりゃします、完治しないなら、とっとと再発して死にたいって思うことありますよ
」
「やっぱり今は躁鬱のソウかな」
「なぜそうなるんですか
」
「ハイになったり、ウツになったりするのは躁鬱なんだよ」
「だから、なぜそうなるんですか
」
なんか
ドラマの刑事が誘導尋問してる感じ
まったくそんな気ないのに、なんだかその気になっちゃうぜ
これでウツなら、世の中みんなウツだよ
そりゃ、こんなですもの 凹むこともあるし
キーって自暴自棄みたくなるときもあるし
でもそれって、そんな異常じゃないと思いますが
なんだか、躁鬱ですと診察されてしまいそうな気がして怖かったよ
至って健康なマインドを持ち続けていると信じてんのにさ
病気にすんな
あ、病気か
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