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2010年03月05日

ネットラジオの予約録音(2) パソコンを使わない手段

カテゴリ：ラジオ

→関連記事：ネットラジオの予約録音(1) 動機

まず、パソコンを使わずに、ネットラジオが聞けて、録音できるAV機器がないものかを調べてみた。

サン電子のBiBio wGate

ブロードバンドに接続されていればMP3形式のインターネットラジオを聴くことができる製品の草分けだ。
世界中のインターネットラジオ局のニュース番組や音楽番組を聴くことができ、Podcastにも対応する。
とうの昔に製造中止で、ヤフオクでもめったに出ないため、入手困難だ。

ツクモ　インターネットラジオチューナー「i.Radio(NTD-9000)」

比較的新しいが、取り扱っていたツクモが倒産した後、入手は困難になりつつある。今なら、\12,800で買えるようだ。

いずれも、MP3で配信されているサービスしか対応できず、WMAでしかもDRMが掛かった「サイマルラジオ」などの日本のネットラジオには対応できない。

CFD販売、MP3／WMAファイルの再生やインターネットラジオが聞けるユニットWR301を発売

こちらも、DRMのかかったWMAには対応していない。WMAのDRMに対応する機器を探したところ、これがあった。

ソニー、PC用無線オーディオシステム「WA1」

さすがにソニー、造り込みが全然違う。
WMのDRMにも対応しているし、11g/bの無線LANを内蔵し、DLNAクライアントとしても音楽再生が出来る。

スピーカーも手を抜いていないし、PCとUSB接続して設定なども行える。価格も、機能から考えれば手頃な2万円弱まで下がっていたのだが、売れなかったらしい。とうの昔に製造中止になってしまった。

また、WM-DRM対応ではあるが、Brandnew-Jどまりで、サイマルラジオにはバージョンアップ対応することなく、終わってしまった。

そして、一番肝心のことだが、ここまで紹介してきたネットラジオチューナーは、視聴できるだけで、録音には一切対応していない。
おそらく、著作権保護の観点から、こうした民生機器に、DRMが掛かっているかもしれない放送の録音機能を搭載することは、許されないのかもしれない。

となると、録音しようと思ったら、チューナーの外部音声出力から出る音声を他の機器で録音する必要がある。
チューナーにタイマー予約の機能はないから、チューナーは電源を入れっぱなしにして、録音する側でタイマー録音を行うというのでは、大変使い勝手が悪い。

色々調べた結果、こうしたAV機器によるネットラジオの予約録音というのは実用的でなく、パソコン上のソフトによる録音を考えざるを得ないということが分かった。

では、次にパソコン上の録音手段について、考えてみよう。