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2010年07月14日

三洋から、世界初の、米から米粉パンが作れるホームベーカリー「GOPAN」発表

カテゴリ：家電

→関連記事：ホームベーカリー再ブレイクのための新提案

→関連記事：米からパンが作れるベーカリー

先月、小耳に挟んでいた米から米粉パンが作れるホームベーカリーが、三洋電機から発表された。

三洋、“世界初”米から米粉パンが作れるホームベーカリー「GOPAN(ゴパン)」

おうちのお米がパンになる! 三洋、新ホームベーカリー「GOPAN」発表

びっくりしたのは、宣伝内容が、私が以前書いた内容にそっくりだったこと（なかなかやるな、オレ！）。

まず、以前紹介した中で、家庭で米粉パンを作りたい人は、ミキサーを使って、水に漬けて柔らかくした米を砕いて米粉を作っていることを紹介したが、ゴパンの「米ペースト製法」というのは、それとそっくりのやり方だ。
米粉を使った場合の米粉パンの材料費は1斤約336円かかるのに対し、ゴパンでは約148円で済むという。この試算も、ほぼ、以前の私の書き込みで触れた通り。
米の需要拡大は、国家的にも重要になるという点も強調されていて、何と！発表会に農水省の大臣政務官まで引っ張り出してきて、コメントを引き出していた。

これは、本気で売る覚悟が感じられるな。

製品としては、1斤用で、4時間で米パンが焼きあがる。
小麦粉パンに比べて時間がかかるが、お米から作ることを考えればやむをえないし、夜間タイマーセットで作るなら、まず困ることはないだろう。
小麦アレルギーのある方も、小麦成分のグルテンの代わりに、上新粉を使用する「小麦ゼロコース」もある他、当然、小麦粉のさまざまなパンも作れる。

価格も、5万円ぐらいということで、ホームベーカリーとしてはかなり高価だが、初物のオンリーワンの新商品なので、仕方ないだろう。

気になるのは、米粉を粉砕するときの騒音だが、これは家電Watchあたりのレビューを待ちたい。
また、個人的には、1.5斤タイプが欲しいし、パナソニックのように、フルオートのもちつき機能も欲しかったところだ。
だって、うるち米を入れたら、米粉パンが出来上がり、もち米を入れたら、お餅が出来上がる、って売り文句だったら、さらに魅力的だよね。

いやいや、それも小さなこと。
もう家電はパナソニックに吸収されて、終わりなのかと思っていた三洋電機から、こんな凄い製品が出てきたことに驚くし、何だか嬉しいな。

なお、ゴパンの作ったパンが試食できるカフェが、できるらしい。

三洋の“米粒から作るパン”が試食できるカフェ、表参道に21日オープン

こりゃ、出張の帰り、ついでに行けたら、行ってみたいな。
詳しく調べると、表参道のアメリカンレストラン「ZipZap」内に設置されるらしく、夜はそれなりの料金のお店だが、昼は900円ぐらいのランチも出しているようだ。