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テーマ:航空業界(1762)
カテゴリ:エアライン
香港の出張から戻りました。
今回もいつものようにキャセイ・パシフィック航空でのフライト。 そして帰りの機材は、エアバスA340-300でしたが、その機内設備はいつもとちょっと様子が違っていました。 キャセイでは、現在、機内設備を順次新しいものと置き換えているそうで、私が今回乗ったのも、どうやらそうした機材だったようです。ラッキー! そこで今日は、そんなキャセイの新しい機内設備のレビューをしたいと思います。 さて、機内に乗り込み、まず気がついたのがシートの形状の違いです。 エアバス系の機材(A340、A330)は、従来シートはグリーンですが、シルバー・メタリックの先進的なイメージに変わっていました。 そして前席とのピッチが長く取られているので、膝元の空間が明らかに広かったです。 キャセイ機内装備1 posted by (C)Nao このシートは、リクライニングにした時に、背もたれが後方に倒れるのではなく、座面が前方にスライドしながら、全体がリクライニングとなるタイプでした。 なるほど、これなら後席の人のスペースも狭くならず、またモニターの距離も一定に保たれるので、GOODですね。 ヘッドレストも、高級感のある本皮風の仕上げで、とてもソフトな感じでした。 キャセイ機内装備 2 posted by (C)Nao テーブルの裏面にドリンクホルダーがついているので、テーブル収納時にも飲み物などを置いておけるのが嬉しいですね。 キャセイ機内装備 3 posted by (C)Nao テーブルもワイドで、ミールトレーを置いても横に十分な広さがあるので、容器のフタやおしぼりなどを置けました。 また電源プラグがついているので、長時間のパソコン利用もOK。 これはビジネスマンにはありがたいですね! キャセイ機内装備 4 posted by (C)Nao 各席に備え付けられた液晶モニターも、従来のものよりビッグサイズで高画質になっていました。 これなら映画などでも、臨場感が増しますね。 リモコンもシートではなく前面に一緒に格納しておけます。 キャセイ機内装備5 posted by (C)Nao ところで、キャセイは、今回の機内設備の更新にあわせて、「Studio CX」と言う新しい機内エンターテイメント・サービスを開始したようです。 いつも機内で、映画や音楽を楽しむ私としては、早速いろいろと試してみました(笑)。 モニターのスイッチを入れると、メニュー画面が現れます。 まず驚いたのが、メニュー言語の種類の多さです。 英語・中国語はもとより、日本語、他にも韓国語、フランス語、ドイツ語と6ヶ国語に対応していました。 キャセイ機内装備 Studio CX 1 posted by (C)Nao 早速日本語のトップメニューから、映画・音楽メニューを選びます。 するとそこでは、なんと100本の映画、350本以上のTV番組、888タイトルもの音楽CD、そしてゲームなどなど、好みのエンターテイメントプログラムを、オンデマンドで楽しめるようになっていました。 キャセイ機内装備 Studio CX 2 posted by (C)Nao 映画は、最新映画から香港映画、アジア映画(含む日本)、インディーズ、ファミリーなどの分類から選択できます。 でもこんなにいっぱいあると、見たい映画ばかりで迷ってしまいますね(笑)。 日本語吹替でないとダメと言う場合は、日本語での映画プログラムのみを表示することも出来るので、探すのが楽ですね。 キャセイ機内装備 Studio CX 3 posted by (C)Nao ところで私は、映画を見終わった後などには、よく音楽プログラムを聴いていたのですが、これまでのサービスは、ジャンル別に20ほどのプログラムしか用意されていませんでした。 日本の歌に限っていえば、「JPOPS」と「Jメドレー」と言う2つしかなく、さまざまなアーティストからチョイスしたメドレーでした。 それが今回のサービスはどうでしょう! JPOPSや演歌などが、アーティスト毎にアルバムCDとなって収められていて、自分の好きなアーティストの歌だけを選んで聴くことが出来るんです。 キャセイ機内装備 Studio CX 4 posted by (C)Nao 早速、私の好きな竹内まりやのCDを選択。 このプログラムのすごいところは、曲目メニューから自分の聞きたい曲だけをチョイスして、自分だけのプレイリストを作って聴くことが出来ることです。 キャセイ機内装備 Studio CX 5 posted by (C)Nao 曲のジャンルも豊富で、中華POPS(中国・台湾)を初め、日本、韓国はもちろん、さまざまな国の歌がありました。 もちろん私がよく聴くS.H.Eもありました(笑)。 キャセイ機内装備StudioCX9 posted by (C)Nao また、外国の有名アーティストも、ビートルズやABBA、マイケルジャクソンをはじめ、1970年代以降の著名なアーティストをほとんどカバーしていました。 ちなみに私のお隣のおじ様は、ずっとキャンディーズを聴いていたみたい。懐かしい~(笑) さて、映画や音楽・ゲーム以外にも、面白いものがありました。 インフォメーションの中には、従来もあった、「現在位置」や「到着予定時刻」を知らせるサービス。 キャセイ機内装備 Studio CX 6 posted by (C)Nao そして他にもちょっと変わったインフォメーションがありました。 それはキャセイ・パシフィック航空の紹介です。 たとえばその中のひとつである「キャセイの歴史」では、創業からの幾多の困難を乗り越えて拡大してきた会社の紹介が、数十ページのストーリーになっていて、なかなか興味深いものでした。 キャセイ機内装備 Studio CX 7 posted by (C)Nao そしてキャセイの保有する機材の紹介。 これは、飛行機好きにはたまらないですね(笑)。 エアバス、ボーイングなどTOTALで111機を保有するキャセイですが、その機材年齢は他の航空会社と比較して若く、また効率性に優れているようです。 キャセイ機内装備 Studio CX 8 posted by (C)Nao 香港をベースに活躍するキャセイパシフィック航空は、私にとってはよく乗っているおなじみの航空会社です。 そして今回の新しい機内設備やサービスは、更なる顧客獲得を目指すキャセイの積極的な経営姿勢を感じますね。 今回のフライトでの快適なひと時は、これからのキャセイの飛躍を予感させるものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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