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カテゴリ:どうなの?
今月初めから打ち合わせを重ねていたウェブ制作の新規案件。
船頭が多く、なかなか内容が決まらないこともあって、 今日やっと概算見積もりが出せたのだけど。 ぱらりと見積書を開くなり、頭をポリポリとやりながら、 苦笑するクライアント。 うちが出した数字の1/3程度の予算しかみていないらしい…。 あれもやりたい、これもいいと夢を語るクライアント。 それ相応の予算があると踏んだのが間違いだった。 素人でもそこそこのウェブサイトが作れてしまう時代。 でも、 伝えることとは? 使い勝手とは? 見やすさとは? 新しさとは?などといった、 編集の根本を踏まえたプロの仕事との違いは明らか。 出来上がってみればその秀逸さは一目瞭然なのだ。 まだ何も形にならないうちに急かされて出した数字だけで、 虫食いのように提案を削ぎ落とされても、 本来の企画意図が無になってしまうし、 企業イメージの一役を担うものとして ある程度のクオリティーの維持は必須なのだけれど。 会社への報告。 構成案のやりなおしと金額調整。 クリエイターへの変更依頼。 客先から戻る地下鉄で、その煩雑さにうんざりしてたら、 うっかりひとつ手前で降りてしまった。 よほど予算が潤沢にある場合を除いては、 およその上限を、客先は算段しているはずだ。 特にウェブ制作のように、 予算に応じていかようにでも作る事ができるような仕事の場合は、 見積もりが後手に回っちゃいかん。 まずは懐具合のサグリを入れること。 これを肝に命じたい。 深い反省モードで、お酒を呑む気にもならない夜なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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