毎日液肥を添加して、60cmNO.2水槽なんかでは、二酸化炭素を添加していないにもかかわらず異常な気泡。異常なほどの生長速度。
しかし、何かが違う。自分のコンセプトに何か反している。
それで水草が育ってるんだから、問題ないじゃないかと思ったりもするけど
NATURALじゃない
今では昔となってしまったけれど、トライアングル運営のトライ氏と議論を交わした日々。彼は凄腕だ(メタハラ、ソイル、CO2で水草順調!は凄腕とはいわない)
あの当時から思い描き目指してきた“自然育成術”
何が自然で何が不自然なのか・・・その境目はどこなんだろう
例えば、「無換水で肥料無添加」っていうのは自然ではないと思う。自然の河川では、上流から流れてくる水や雨水によって絶えず水が入れ替わる。また土壌には豊富な栄養分が含まれ、動物や植物を支えている。
それを言ってしまえば、上流から流れてくる水にも栄養分は含まれるわけで、液肥添加も肯定される。
これはまた厄介な論点で、自分のコンセプトとして、管理面でそれに無駄があってはいけないし、能率的でなければいけない。つまり合理性の重視。
毎日、液肥を添加しなくては維持できないような体制は合理的とはいえない。
ちょうど6年前、台湾でアクアリウムを始めた当初、自分には師匠がいた。
あの美しい水景は今でも脳裏にこびり付いている。
30センチのプラケにデスクライト、大磯、二酸化炭素無添加
ラージリーフハイグロが美しく後景を埋め、ウィローモスが稚エビの揺り篭となり、コブラグラスがニョキニョキと地下茎を伸ばし・・・。まさに自然だった。
肥料は底砂の下に敷くタイプで、セラ社のフロレデポのようなものだった。
今日は各水槽半分程度の水換えとフィルター掃除、Tetraのイニシャルスティックとクリプトの追肥を行おう。
つまり
ブランド物で身を固めた厚化粧女に興味は無ぇ