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2008.07.05
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  宮崎県高千穂町・・・今日は古事記・日本書紀など織り交ぜ神話と伝説の町のご案内です。
最初に訪れたのは昭和38年3月、延岡から日之影まで国鉄を利用して、そこから高千穂まではバスという懐かしい場所。先々月の文芸春秋を読んでいたら、日之影線高千穂駅まで全線開通したのが昭和47年(陳情から約85年)、その後、第三セクター『神話高千穂トロッコ鉄道』に名称を変え、しかし、平成17年の台風で鉄橋が2本も流され復旧は困難と撤退を決めたそうです。
現在は列車が走らない『高千穂あまてらす鉄道』として町興しを担っているようです。
山間の五ヶ瀬川流域を縫うように走った当時の鉄道、今は水面から高さ137mもある東洋一の青雲橋や雲海橋など、道路特定財源で出来た立派な道路のお陰で、競争に負けた情緒ある鉄道は滅び行く運命のようです。この公共交通が撤退するロジックは正解、東国原さん御免ね!
高千穂峡 雲海
  高千穂町といえば天孫降臨の地ですが、まずは高千穂峡と雲海が思い浮かびます。
阿蘇噴火の際、噴出した溶岩が五ヶ瀬川沿いに帯状に流れ出し、急激に冷やされ、長い時間侵食され出来たV字型の高千穂渓谷、柱状節理は東尋坊や層雲峡に引けを取らない立派さです。
真名井の滝を見上げ手漕ぎボート遊覧は一興。でも、幹線からの車道・駐車場が狭く閉口です。
雲海は国見ヶ丘からがベスト、私が見た那須温泉・日本アルプス燕山頂・湯布院の感嘆と一緒。
宮崎県南部の天の逆鉾の高千穂峰 鹿児島県にある迩迩芸命を祀る霧島神宮 高千穂町のくしふる神社 高千穂町の二上山
  神話でいつも論争になっているのが天孫降臨の地。イザナミノミコト(女神)と共に我が国土や神を生み山海・草木を司どったイザナギノミコト(男神)、その子で天上界を治める天照大神が、地上の国治が乱れていることを知り孫の迩迩芸命(ニニギノミコト)を地上にお降ろしになった場所が天孫降臨の地です。天上界の天照大神が、孫を地上界に天降ろしたことから天孫? です。
古事記では、竺紫(筑紫=九州)の日向の高千穂の久士布流多氣(くしふるたき)に天降り・・・。
日本書記には、日向の襲(そ)の高千穂峯(たかちほのたけ)に天降ります・・・。
日本風土器には、臼杵の郡内の知穂(高千穂)の郷の日向高千穂の二上の峯に天降り・・・。
とあり・・・不明です。私的ですが夢がありそうな降臨の地は高千穂峰・・・遠くから眺めると今にも鷲が飛び立つ姿勢・・・山頂の逆鉾や迩迩芸命を祀る霧島神社・・・浪漫が・・・登りたい山です。
天岩戸神社 天岩戸神社 天岩戸神社の天岩戸奉賛之章 天岩戸神社の天安河原
  天岩戸神社には、天照大神を祀る東本宮とお隠れになった天岩戸を御神体とする西本宮とがあります。社殿背後を流れる岩戸川対岸の中腹には、弟で悪餓鬼でもある須佐之男命の乱暴に怒り、お隠れになった天岩戸の洞窟があるそうですがよく見えません。裏参道を岩戸川に沿って川上に進むと、そこには天照大神のお隠れを解決するために、八百万の神々が集められ相談したという天安河原があります。この時に勾玉が作られ榊の木にぶら下げ、天照大神の気を引き、岩戸開きに成功したと言われます。須佐之男命が出雲の国でヤマタノオロチを退治し、その尾から出たを天照大神に奉納されていますから、これら鏡(知)・勾玉(仁)・剣(勇)が三種の神器と言われ、迩迩芸命が降臨される際に授けられ持参したようで、天皇即位の際に所持することが正統とされています。写真の天岩戸奉賛之章は、昭和38年当時の拝観の証です。
迩迩芸命が降臨し木花佐久夜姫(静岡県浅間大社、高千穂町に銅像)と結婚、笠沙宮(鹿児島西海岸)を設け皇室の始まりです。その子の海幸彦(長男)と山幸彦(三男、青島神社)があの物語当事者、孫が鵜葦草葦不命(鵜戸神社)、曾孫が初代神武天皇(宮崎神宮)になります。
降臨の道案内は猿田彦(伊勢神宮内宮近くの猿田彦神社)、岩戸をこじ開けたとき飛んだ岩は長野県戸隠へ、戸隠神社の御神体は須佐之男命の教育係だった天八意思兼命になります。
高千穂神社入口 昭和38年当時の高千穂神社 高千穂神社の秩父杉前で
  高千穂神社の創建は1800年前、日向三代(迩迩芸命、子の山幸彦=日子穂穂手見命、孫の鵜葦草葦不命)と神武天皇の兄の三毛入野命一族が祀られている由緒あるところです。
鎌倉幕府の源頼朝も家臣を派遣し、天下泰平を祈願して皇室発祥の聖地に対する誠の意を表したようで、お手植えした樹齢800年の秩父杉が境内にそびえています。
テレビなどで紹介される夜神楽、今では観光化し毎夜有料で催しされているのが寂しいです。
降臨に際してもう一つの逸話があります。いち早く葦原の中の国(地上界)に降りていた須佐之男命、その子孫であるスーパースター大国主命が国を治めていましたが、孫の迩迩芸命の降臨に際し天照大神が国を譲るべきと仰せになり、その伝令者が建御雷神(鹿島神宮)になります。
大国主命は二人の息子に聞いてくれと言い、長男(事代主神)は譲るべきと言って海に身投げ、次男(武御名方神=諏訪神社)は怒り心頭に発して建御雷神と力比べを挑み負け(相撲の起源)、信濃諏訪まで逃げ命乞いして許されます。こんな地ならしがあっての降臨になります。
平安時代に神宮と名が付くのは伊勢神宮と、降臨に係わる利根川下流右岸、左岸の鹿島神宮と香取神宮だけ、後日、ご案内予定です。これらの神話はむかし神話街道を参照下さい。
高千穂峡 昭和38年当時の高千穂峡 馬ヶ背 日向岬の柱状節理
  高千穂峡は新緑と紅葉が特に綺麗、神話と伝説の町に相応しい神秘さを醸し出します。
この柱状節理は日向灘の日豊海岸国定公園まで続き、日向岬『馬ヶ背』は奥行き200m、幅10m、海水路両側の垂直高さ70m、遊歩道から身近に見られる日本一の規模で海水が綺麗だ。
その国定公園最南端が日向市美々津、ここから神武天皇は大和平定のため東征の船出をされ、だから海軍発祥の地になっています。宇佐、岡の水門(筑紫の芦屋町)、安芸、吉備など逗留・滞在されながらになり、平定まで7年程を要し天皇即位時は52歳にもなっていたそうです。
次回は波乱万丈の人生を送った、高松市出身の菊地寛あれこれを予定しています





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最終更新日  2008.07.05 07:08:13
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