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2008.07.12
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 今年は四国高松市出身の菊池寛、生誕120年・没60年の節目の年なのだそうで、彼は小説家で劇作家、シャーナリスト、そして実業家(雑誌文芸春秋創刊、大映社長など)と多彩です。
波乱万丈の人生だったようでその一端は、家庭の事情から学費不要の東京高等師範学校入学で上京、世相・思想などで大学を転々・退学も、文芸春秋創刊と直後の関東大震災遭遇、競馬・麻雀に熱中、羨ましくも愛人が沢山、衆議院選挙に立候補し落選、将棋にも関心『人生は一局の将棋なり 指し直す能わず』のフレースが流行、昭和10年に芥川・直木両賞の創設、太平洋戦争中に文芸銃後運動を発案し戦後公職追放、こんな満載人生を昭和23年に失意で没しています。
代表作は『恩讐の彼方に』『父帰る』、或いは、大衆向け『真珠夫人』など・・・、残念ながら私は一冊も読んだことがりません。が、左翼指向?の朝日新聞購読の毒気薬として文芸春秋は30年来愛読、また、菊池寛に纏わる想い出も一寸だけ残り、今回はそんな足跡ご案内です。
映画『丘を越えて』
  5月17日に封切りされた映画『丘を越えて』は、モダニズムが席巻し時代が大きく変貌する昭和5~6年の東京が舞台、菊池寛(西田敏行)の私設秘書になった細川葉子(池脇千鶴)という若い女性の視線から描かれています。西欧に憧れ東京銀座を闊歩する若者のモボ・モガの時代、東京都副知事になった猪瀬直樹氏の『こころの王国』を原作としての映画化です。
丁度この映画の時代に、今年4月に亡くなられた童話作家石井桃子氏(代表作 ノンちゃん雲に乗る、翻訳ではクマのプーさん・うさこちゃんなど)が文芸春秋社に入社しており、菊池寛の紹介で
昭和7年の5・15事件で暗殺される犬養毅家へも蔵書整理(漢詩)で出入りしていました。(この縁があって翻訳クマのプーさんが誕生、その秘話は割愛です) 
また、今は亡き家内の母がこの時代に菊地寛秘書として2.5年ほど出入りしていて、今となれば当時の詳しい話を聴いておけばよかったと思っています。
石井桃子氏は後年自宅に児童文学館を作りますが、一番乗りは作家阿川弘之氏(現在の文芸春秋巻頭語を掲載)の子供達、尚之氏と佐和子氏だったという逸話も残っています。
昭和38年当時の青の洞門(大分県中津市) 高松市中央公園の菊池寛銅像 高松市瓦町菊池寛通りの『父帰る』銅像
  菊地寛の出身地は高松市中心街、ここには転任で2.5年も生活した所で、気候が温暖、弘法大師の影響も残るのか温情の厚い土地柄で好印象。中央公園には彼の銅像が、また、琴電の瓦町駅から延びる菊地寛通りには、『父帰る』の父と母・息子2人の銅像が建てられています。
そして私が若かりし頃の昭和38年3月、大分県中津市から青の洞門(恩讐の彼方にの舞台)と羅漢寺・耶馬溪を経由し湯布院に入り、木製町営温泉に浸り由布岳を眺めた想い出も残ります。
次回は福岡県南で有明海に面した、水郷『柳川』と名物『鰻せいろ蒸』を予定しています





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最終更新日  2008.07.12 07:10:32
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