カテゴリ:茅原選手について
残り2つとなりました。
4回目は、2014年の常滑で行われたSGダービーの優勝戦です。 このレースを見ると、今年のダービーに期待をしたことが分かると思います。 逃げた1号艇仲口選手をゴールするまで追いかけて、あと半艇身のところで優勝出来なかったレースです。 しかし、この結果があったからこそ、その年のグランプリに出場出来て、さらに優勝出来たということで、グランプリ優勝のフラグとなったレースとも言えます。 さて、このレースについて茅原選手がした解説は次の通りです。 ・進入は自分の力を発揮できるコースということで3コースを選んだ。(2号艇) ・狙った攻めは、まくり差し、もしくはまくり。 ・1周1マークのターンは、狙い所(まくり差しの差し場)は狙っているがそこに行けてない。 雨が降っていたので、回転が落ちて舟の向きが甘くなった。 ・道中は1着しか狙ってなかった。転けたら「ごめんなさい」と思って走っていた。 ・追い上げに勢いを感じるが(今見ると)無謀だと思う。無理矢理感が凄い。今だったら転けている。 改めて知る内容はなかったでしょうか。 注目するコメントは、走りが「無謀」、「無理矢理感が凄い」と言ったことですね。これについては、この後の質問でも答えているので、そちらで触れます。 では、質問コーナーです。 問1.最終コーナーまで諦めていなかった? 答え 僕の中では射程圏案ですよね。相手のターン次第で抜けるなと思っていた。 問2.攻め続けるレーサーと無理をしないレーサーの違いは? 答え 強い選手は緩急が凄くしっかりしていて、常に攻めるのではなくディフェンスも上手い。 強い選手を目指そうと思ったら攻め続けるスタイルは違う。 一生懸命がむしゃらにっていうのが人の心には響くと思うので、その気持ちは忘れちゃダメだけど 実際に結果に繋げて行くには、もっと洗練されていかないと、強い選手にはなれない。 問3.茅原選手自身も洗練されていっている? 答え 全然(洗練されて)いってないです。 自分で手綱を引かないと全開系なんで、自分をコントロールするのが難しいです。 というのを今感じています。 問4.当時、結果が出始めたキッカケは? 答え この年はG1で走れず、SGでしか走れないとなった時に、一般戦を記念のように 全力で戦い続けてきたから、SGで力試しをするみたいな(感じで)、SGの重みが この時は違っていた。SGを毎回穫りにいくって感じでした。 問5.レースに向けての減量方法は? 答え 56~57kgの時はただただ暴飲暴食なんですよ。 <レース場に入ってからの減量方法> ・暴飲暴食をやめる ・納豆、サラダ、豆類などの、栄養はあるが身には付かなそうなものを食べる。 問6.食事以外での減量法は? 答え 半身浴。7分浸かって→5分休憩→5分浸かって→5分休憩→3分浸かって→5分休憩 それプラスでサウナ。7分入って3分休憩を3セット。 これを1週間続けたら新陳代謝が良くなって絶対痩せます。 問7.爪が黒いのはネイル? 答え 最近ネイルをやりはじめました。 持ち運べるアートとしてやっています。 これらの質問の中で注目したいのが、問2の答えです。 攻め続けるレーサーとしてのイメージが強い茅原選手ですが、それでは強い選手になれないと思っているというのは面白い話でしたね。 近年の走りを見たりしていると、そういう意識で走っているというのは伝わっていましたから、意外ということはないです。それよりも、問3の答えで、「自分をコントロールするのが難しいことを、今感じている」と言ったことが印象的ですね。 近年結果が思うように残せていないのは、茅原選手の性格、スタイルには向いていない(と結論付けてはいませんが)緩急を付けた洗練された走りを目指したことが影響していたのかもしれないな、と思いました。 ですが、「今感じている」と言っているので、またスタイルが変わるかもしれませんね。どうんな風になるのかも楽しみにしておきたと思います。いつの話かわからないですけど(笑) 興味深かったのは、減量の話でした。 以前、減量にルーティンがあって、必ず減量できるという話を聞いたことがあるのですが、その具体的な方法は聞いていなかったので、なるほど!と思いましたね。 ただ、確かに真似しようとは思えない内容です。減量が必要となった時に試してみようかな。でもサウナに1週間入り続ける環境がないですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.15 18:00:08
コメント(0) | コメントを書く
[茅原選手について] カテゴリの最新記事
|
|