人生5回目のピアノ発表会
去年6月末に腱鞘炎になって4カ月以上ピアノを弾けなかった。11月半ばくらいから恐る恐る短時間弾いてみた。やはり動きによっては痛かったが、元々発表会で弾こうと思っていた曲では痛い個所が3か所くらいだった。長引く腱鞘炎で苦しんで1月の発表会に出るのは諦めていたが、自分なりに努力して養生した結果、腱鞘炎は8~9割良くなってきたので受付締め切りの11月末にやっぱり頑張ってきたから発表会に出る決心をした。そこから、腱鞘炎がぶり返さないように様子を見ながら、練習できる日も練習時間は1時間までと決めてやった。レッスンは12月と1月に1回ずつお願いし、自分なりに発表会に向け頑張った。なにより間違ってもどこからでも弾ける練習が大事だ。先日、本番を迎えた。人生5回目のピアノ発表会だ。やはり緊張した。順番を待ってる間、体操をしたり深呼吸したりしたが、今回は手が震えた。1曲目はコール・ポーターの「So in love」。日曜洋画劇場のエンディングテーマで知られるスタンダードの名曲でとても好きな曲でいつかピアノで弾いてみたいと思っていた。3か所位間違ったが止まらず最後までいけた。2曲目はクレイグ・アームストロングの「Glasgow love theme」。短い中にロマンチックなストーリーが凝縮されたとっても好きな曲。1か所間違ったけど、全体をまとめられたと思う。旦那は、ちゃんと曲の良さと想いは伝わったと言ってくれた。腱鞘炎を言い訳にせず、発表会に出て良かったと思う。それに、乳がんの治療で9カ月レッスンを休んでいる間に肉体と精神の辛さの支えになってこつこつ頑張っていたピアノである。病気を乗り越えて発表会に元気に出られたことは嬉しかった。また、頑張るモチベーションがアップした。次はどんな曲を弾こうかな~と考えると楽しくなる。