中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-
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中之島タキシード
大阪・中之島公園から我が家にやって来た元野良猫タキシード。 彼女が工事で閉鎖中の公園に取り残された仲間を救うために、ブログを立ち上げました。 すべての猫たちが救われますように!
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先日、捕獲器に入っていたシャム系の新猫さん 性別確認する前から、「オスのニオイがする」 やけに猫のことに詳しくなった公園事務所のおじさんが、そう言っていました 見た感じでは「去勢済みの男の子」のようにも見えていたのですが… 獣医さんに行ったところ、未去勢の男の子だということが発覚しました 先日、無事に手術を終えて「猫の部屋」に戻って来ました 新猫さんは恋の季節がやって来て、工事エリア外から遠征してきたのかもしれません もう春ですからね 「オスのニオイがする」というのも、サカリがきた男の子のニオイがしたからなのかもしれませんね… 人間に飼われるようになって、猫たちは1年中、繁殖できるようになりました。 年に3回発情期が来るとの説もあります。 例えば1匹の猫から1度に子供が4匹生まれれば、1年で12匹 猫は1歳にもなれば子供が産めるのですから… 産まれた子猫のうち、半分が女の子として、またその子が1年に3回発情期を迎え、4匹ずつ子供を産めば… 単純計算でも、2年後には親猫も含めて37匹となってしまいます 実際は死産だったり、育たなかったりで、もう少し少ないかもしれませんが それにしても、すごい勢いで増えることだけは確かなのです
私たちを保護することになったとき、何から手をつけていいのか悩んだ秘書たちは、専門家の方たちに相談しました 動物愛護団体さんや動物愛護推進員さん、保護活動経験豊富な方たち、そして獣医さん… 手術のことを相談した専門家の方たちは、どなたも口を揃えておっしゃいました。 「手術は絶対にメスからですよ」 中之島公園の猫たちは、ほとんどが女の子だったので、秘書たちはまず数の少ない男の子から手術したほうがいいのかなと思っていたらしく、それを聞いて少し驚いたそうです
でも確かに… 年中繁殖できるようになった今、女の子はいつでも妊娠している可能性があります いくら同じテリトリーに暮らす男の子たちの手術を急いだとしても、今回の新猫さんのように、恋の季節を迎えて遠征してくる男の子たちがいます… 気付かない間に女の子が妊娠していて、手術する前に産まれてしまえば、大変なことになってしまいますよね 「手術はメスから」 その言葉の持つ意味をきちんと理解したとき… これから自分たちがやろうとしていることが、どれだけ大きくて重いことなのかを、秘書たちは改めて思い知ったそうです また大きくて重いことだとしても、これ以上、仲間たちを不幸にしたくないからこそ絶対にしなければならないと強く感じたそうです この前、手術に行ったビビちゃんと新猫ももちゃん。 この子たちも実は妊娠していました… もうすでに何匹か妊娠している猫たちの手術がありましたが、こればかりは毎回、複雑な気持ちになります でも… 残酷なようですが、仕方がありません。 この世に生まれ出てしまってから、結果として死に至ることになるほうが、よほど残酷なことなのです。 私はそう思うのですが… 最近では、観光用に利用してきた「たぬき」や「アザラシ」の数が増えたと言って大騒ぎする人間がたくさんいるそうです。 そんなことは初めからわかっていることなのに どうしようもないくらいに増えてしまってから、対処に困って駆除するとか処分するとか… 本当に悲しすぎる話です 「手術はメスから」 どうか、この言葉の持つ重要性を理解してください 増えてしまう前に、どうかもっと真剣に私たちの命のことを考えてください どうか…どうかよろしくお願いします 冷たい雪ばかりだった季節も完全に終わり、暖かく穏やかな春がやって来ました 先週、ビビ、さくら、もも、新猫さんの手術が終わりました これで今、「猫の部屋」にいる仲間たちは全員、無事に手術が完了です
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